この記事では『悪女は2度生きる』の37話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
ネタバレはしてほしくない!という方はご覧にならないでくださいね。
アルセディアの実の母 ミライラ
まさか皇后がアルセディアの母として結婚式に参列するなど思いもしない母ミライラ。
花嫁の母としていつものような胸元の開いたドレスは封印し、落ち着いたドレスを身に着けます。それでも美しいミライラ。
”今まで連絡がつかなかったのはセドリックのせいかもしれない。見た目がよくともそういう男は山ほどいるわ”
”それに私がいなくて不安なはずよ。こんなに自分を気にかけているって知ったら喜ぶに決まっている”
家を出ていったにもかかわらずどこまでも信じているミライラですね!!
なぜなのか考えないのもミライラらしいです。。
「あの鈍臭いこが私の助けもなしに結婚して暮らすなんてできっこないし」
”私の顔を見たら泣きながら謝ってくるはずよ。いつもそうだったから”
ミライラはアルセディアが帰ってくることを想像しながら結婚式会場へと向かいます。
結婚式会場
侍女2人に抑えられながらミライラは叫びます。
「ティアの母親はこの私よ!!」
母親に冷めた様子でローレンスは言います。
「式をぶち壊す気ですか」
「どうしてこんなこと...!!」
ローレンスの背後には祝福され、照れた様子で腕を組むアルセディアとセドリックが見えます。
「ティア!!」
ミライラはたまらず叫びました。
「ティアの兄はあなたで母親は私でしょう。結婚式に親が来ないなんてありえない!!」
そんな母親にローレンスは冷たく言い放ちます。
「そうさせたのはほかでもなく母上です。」
「え…?」 ミライラはローレンスの言葉に動揺します。
ミライラにこんなにはっきり言えるのもさすがローレンスですね。
さらにローレンスは続けます。
「見せつけるように人前で叩いて引きずり回したじゃないですか。家を出たのも母上と縁を切ると言ったのも原因はそれです。」
「ティアの気持ちはわかります。俺から見ても酷かった。その手を取って式場に入りたいわけがありません。」
ローレンスの話を聞き焦った様子のミライラ。
「どういう意味よ!私は伯爵夫人よ。ティアの母親なの、堂々としてていいはずでしょう。」
追い打ちをかけるようにローレンスは言います。
「存在自体が後ろめたいのに 爵位や名前なんて関係ありません。」
ローレンスに否定されミライラはうろたえます。「ちょ...ちょっと今なんて...」
「だから来るなって言ったんです。来ても互いにいいことはないいと。ティアは母上より何倍も切れ者です。本当に必要なものも何をすべきかもわかっています。」
ミライラに話をしながらローレンスは思います。
”母上なしでも平気だと言っていたがまさか皇后を説得して侍女になるとはな。皇后と手を取り祭壇に上がったんだ、身分や血筋を口実にティアを非難できるものはいない。この結婚式はエブロン夫婦にとって完璧なものとなる。”
ローレンスはアルセディアの思惑に気づきましたね。さすが切れ者ですね。
あのミライラから2人もきれ切れ者が生まれるとは不思議なものです。
ローレンスはミライラに言います。
「ティアが言ってました。俺が皇太子になる合法的な方法は皇后の養子になることだけだと。」
その言葉にミライラは驚きます。
「そんなことができると思っているの!?私と皇后の関係知ってるでしょう?」
落ち着いた様子でローレンスは告げます。
「不可能ではありません。ティアが侍女になったんですから、少なくとも母上の子どもだからと敵視する方ではないってことです」
逆鱗に触れたのかミライラは叫びます。
「それでティアと手を組んで私を捨てる算段でもしてるわけ!?だからこの前も私にあんなこと言ったの?」
「あなたまで私を..恥で邪魔な人間だと思ってるのね?!」
どこまでも自分中心なミライラですね~。
ちょっとムカついてきちゃいますね(笑)
勘違いするミライラにローレンスは低く冷めた様子で言います。
「捨てるなんて言ってません。ただ大人しくしてくれとお願いしてるんです。父上の隣で機嫌を取りつつゆっくり過ごしてください。俺もティアも母上のことを蔑ろにはしません」
さらに耳元で囁きます
「母上の自尊心を満たすのはその後でも遅くはないでしょう?俺が皇帝になれば母上は皇帝の母になるんです」
ミライラは酷く傷ついた様子でローレンスに訴えます。
「まるで私が..くだらないプライドのせいで騒ぎ立ててるみたいに...!」
「今もそうじゃありませんか。皇后相手に何ができるんですか?飛び入って髪の毛でも引っ張りますか?」
呆れたような馬鹿にするような様子でローレンスは告げます。
自尊心を傷つけられたミライラは怒りを抑えながら
「こんなことしていいとおもっているの?この世で信じられるのは血筋だけよ」
「はい俺も信じています。皇帝の血筋をね」
「まずは帰ってゆっくり休んでください。寝れば落ち着くはずです」
ローレンスはなだめるようにミライラの手を取ります。
「離して」「見張られなくても帰るから」
怒りを抑え悔しそうにローレンスに告げ、式場を後にします。
披露宴会場
音楽に合わせて踊る貴族たち
その中でセドリックの叔母とその姉が話します
「ローサン小候癪が羨ましいわ。旦那に不満はないけれど一度くらいは顔のいい殿方と暮らしたかったものよ」
「そういう滅多なことを言ってはなりません」
「ふふ、お姉様はそうは思わない? セドリックみたいな殿方とキスしたらどんな気持ちか...」
妃殿下は妄想しながらときめきます。それを呆れながらみる姉。
「ローレンスも素敵だけど母親に似すぎててちょっと違うわ。それに私は中世的な顔より男らしい顔つきが好きだわ」
「妃殿下、誤解を生む言葉はおやめください。大公は甥ですよ」
「もう~、ただの想像なのに大げさなんだから」
私もセドリック派です(笑)
確かに一度でもお金持ちでイケメンと。。なんて想像しますよね。
2人が会話する一方でセドリックは会場内をキョロキョロして外へ出ようとするアルセディアを見つけます。
ベンチに腰掛け息を吐くアルセディア。そんな彼女にセドリックが話しかけます。
「ティア大丈夫ですか?だいぶ疲れているようですが...」
「はい。。披露宴が始まってから休む間もなく踊っていたので」
2人は会話を続けます
「そういえば。。あの日以来初めてですね。あなたにダンスを申し入れた時です」
あの日を振り返りながらアルセディアはいいます。
「お互いに足を踏んでも大目に見る約束をしましたよね。社交界の集まりにもあまり出席しないのにいつ練習をされたんですか?」
「リズム感がいいようで幼い頃からすんなりと覚えられました。ダンスの教育係に褒められたことも何度か。。」
セドリックの言葉にアルセディアは突っ込みます。
「上手いという自覚はおありなんですね」 「あっ、それは。。」
うろたえながらセドリックはいいます。
「からかおうとしたわけではありません。本心でした」
アルセディアは微笑みます。
「からかわれていたとは思っていません。嬉しかったです。舞踏会であんな風に踊ったのは初めてだったから」
執事が二人に伝えます。
「大公殿下、大公妃殿下。そろそろ御仕度の時間でございます」
セドリックはアルセディアにいいます。
「披露宴も盛り上がっていますしそろそろ行きますか」
『悪女は2度生きる』37話の感想・考察
やはりミライラは激情してましたね!そこをうまく抑えたローレンス。
式を台無しにすることなくさらに今後も変な動きをしないよう上手く牽制しました。これでしばらくミライラは大人しくしているだろうと思いますね。
37話ではアルセディアとセドリックが幸せそうな表情が印象的でした。いつかは2人で本当に幸せになってほしいなと表情をみて改めて思いました。
色んな思惑があるアルセディアとセドリックの結婚。一つの山を越え新たに物語が動きそうですね。
次回披露宴会場で何が起こるのか、皇帝や皇后はどう絡んでいくのか?次回も楽しみですね!