ダイヤのAact2【276話】最新話のネタバレと感想！

既に甲子園のキップを手に入れた巨摩大学附属苫小牧高校。

やはり西東京大会の決勝戦は注目のカードです。

相変わらずムスッとした表情の本郷。

しかし本音としては、降谷、成宮とも戦いたいところです。

一方、神宮球場では白河と対峙する降谷。

ランナーにはカルロスもいます。

二遊間の守備位置をはじめ、チェックに余念がない御幸。

マウンドに成宮が立つ限り、仮に3点差になれば試合は終わってしまうからです。

ホームへのスチールもあるかもしれません。

ゴロを転がしたり、スクイズもありでしょう。

バッターは技巧派の白河だけに、様々なパターンが予想されます。　

バッターへの専念を指示された降谷。

ここは腹を括るしかありません。

初球はボールです。

荒れたグラウンドでも低目の変化球を要求する御幸。

やはり普通の捕手とは違うと白河は実感します。

続いての2球目はストレートです。

これには白河も振り遅れとなりました。

バットには当てますが、打球は一塁のスタンドへ。

どうやら稲実は真っ向勝負を選んだようです。

白河にかかる大声援。

観客席からは盛大なブラスバンドです。

強くて当たり前の稲実。

勝利が当たり前の稲実。

そんなプレッシャーのかかる環境でプレーをしてきた白河。

野球を楽しむという気持ちは、全くありませんでした。

その一方、白河は勝利の味を誰よりも知っています。

三塁ランナーのスタートに呼応するように、スクイズの構えです。

しかし、この作戦は御幸の読み勝ちでした。

ボールを外すように外に立ち上がります。

それでも食らいつく白河。

ギリギリでバットを片手で伸ばしてきたのです。

何とかボールを当てた白河。

スクイズが成功しました！

ホームを諦めて一塁への送球を指示する御幸。

待望の先制点は稲実が取りました。

ベンチで呆然とする沢村。

しかもツーアウトながらセカンドにはカルロスが残ります。

青道のピンチはまだまだ続きます。

センバツで青道と対戦した苫小牧。

やはり甲子園出場を決めていました。　

本郷の本音はさておき、西東京大会の決勝は中盤でついに均衡が破れました。

互いにチャンスを掴みながらも、先制したのは昨年の覇者である稲実でした。

御幸がスクイズを読んだまでは良かったのですが、最後はもっと勝利を味わいたい白河の執念が上回った格好です。

稲実はクリーンナップで追加点が欲しいところです。

降谷の球数は増えています。

果たして続投か交代か。

ベンチの采配にも注目です。