テムパル~アイテムの力~【101話】ネタバレと感想!

この記事では『テムパル~アイテムの力~』の101ネタバレ感想をお伝えしていきます。

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ネタバレはしてほしくない!という方はご覧にならないでくださいね。

雄弁家

サティスファイにも最弱職と呼ばれる職業があります。
例えば鍛冶職人もその一つでした。
ですが、非戦闘職の中でも特に弱いとされるのが【雄弁家】

武器はなんと書籍。攻撃力はもちろん期待できません。
唯一の攻撃スキルはクールタイムが長すぎる【毒舌】だけ
非戦闘職の多くが持つ防御スキルも逃走スキルもありません。
生命力は魔法使い以下

ただ【話術】だけを武器にクエストと戦闘をこなす雄弁家の難易度はまさに極悪

誰もが避けて通る厳しすぎる職業なのです。
ですが、ラウエルはその可能性をよく知っていました。

どこに行っても雑用係をさせられる雄弁家。
もちろんグリードも雄弁家であるフロイをそのように使っています。
しかし、雄弁家はその言葉によって人々の心を動かすことが出来ます。

人の上に立つ上でその代弁をさせる雄弁家は欠かせません。
つまり、これから領主、そして皇帝を目論むグリードにとってフロイは欠かせない人材です。

ですが、その能力を生かすにはフロイは目の前の壁を乗り越える必要があります。

ユーフォミアの対応のためにカンの鍛冶場へ向かう途中に遭遇したアサシン軍団。
彼らからの襲撃にフロイは足を止めていました。
もしもこの場面を乗り越えれば、利用価値があるとラウエルが画策をしているのも知らず、
フロイは善戦していました。

アサシンの攻撃を普通の雄弁家が防ぐことなどできません。
そう、普通の雄弁家なら、です。

フロイはただの雄弁家などではありません。
グリードにより強力な武器【量産型 片手剣(プロトタイプ)】を与えられた雄弁家です。

ダーインスレイブの模造品を参考に作られたそれは、強い威力を持ちます。
まさ、その代わりに付加機能はろくにありませんが、非力な雄弁家にとっては強力すぎる武器です。

グリードに出会うまでなんとか話術だけで日々を乗り越えていたフロイ。
そんな彼はグリードに出会い、S級クエストに初めて出会いました。

150時間を想像するのも恐ろしい牢獄で耐え抜くクエスト
もう嫌だ、逃げ出したい。
心が折れかけたその時、グリードがフロイの前に現れたのです。

ただ、グリードは声を掛けただけなのですが、フロイにとっては忠誠を誓うに値する出会いでした。

高らかに語るフロイの言葉は聞いているアサシンたちの胸を貫きます。
【雄弁家】によって語られた話に感動したアサシンたちは動くことが出来ません。

その隙にアサシンたちが口汚くグリードのことを嘲笑っていたのを思い出したフロイ。
怒りのままに吐き出した【雄弁家】の言葉は自身の心までを奮い立たせ、パッシブ効果を発揮します。
さらにその言葉は【毒舌】となり、アサシンたちの防御力と攻撃力を低下させました。

これは相手に多くのデバフを掛ける【混乱連携】と言われるスキル。
通常であれば雄弁家が使うことは出来ません。
しかし、フロイはセカンド職業である【正義の使徒のパートナー】という職業を持っています。

グリードと出会ったことをきっかけに得たセカンド職業によりフロイはたった一人でアサシン軍団を相手に
対等に戦うことが出来ていたのです。

【混乱連携】により動くことの出来ないアサシン軍団。
彼らにパッシブスキルを使ったフロイがとどめを刺さんばかりに襲い掛かってきます。

カシム

グリードを倒しに来たにも関わらず、こんなところで手こずっているアサシン軍団は奥の手を繰り出しました。
今回の襲撃のために暗殺教会でS級クエストをクリアし、高い賃金を出して雇った3次転職アサシンNPCです。

カシムの登場により、フロイの攻撃は不発。
アサシン軍団の拘束も解けてしまいました。

雄弁家にしては善戦をしてきたフロイにとってはあまりにも相手が悪すぎます。
ですが、もちろん逃げるという選択肢はありません。

そこでフロイは自身の飛龍を呼び出しました。

にゃあ
フロイ、すっごく強くなってます!
彼ならやってくれそうですね!

移り変わる戦況

強力な武器に飛竜まで従えたフロイの姿はまるでグリードの下位互換です。

突然の飛龍の登場に驚くアサシン軍団ですが、フロイの言葉によりバフを掛けられた飛龍は攻撃を始めます。
猛烈な炎による攻撃。
その攻撃は城内やカンの鍛冶場からも良く見えました。

混乱に包まれる城内。
火を消すためにうちわを用意しろというジュード
激しい戦いに珍しい職業の存在を感じほくそ笑むユーフォミア

そして、その混乱はすぐに城内にいたグリードにもラウエルにより報告されました。
カンの鍛冶場近くでの戦闘と聞き、驚いたグリードはすぐに駆け出しました。

しかし、その頃フロイはカシムからの攻撃に苦しんでいます。

旅の途中に聞いた噂。
3次転職を成功させたアサシンは影を活用した特別な技を持つ。

その話を思い出したフロイは影の攻撃に翻弄されていました。

影で作られた兵士は何度倒しても復活してきます。
こんな強力な敵をグリードに近付かせるわけにはいかない。
使命に狩られたフロイはその決心を元に自身にバフを掛けますが、それもカシムの前では無力。

先ほどの飛龍の攻撃を見た人たちが次第に周囲に集まってきました。

人目に付くことを嫌ったアサシン軍団は瀕死のフロイにとどめを刺して、この場を離れようとします。
彼らからの命令を受け、カシムは剣を振りかざしました。

もうダメだ。

フロイが覚悟を決めたその時、目の前に新たな影の軍勢が現れます。
まるでフロイを守るように立ちはだかる彼ら。
もちろん、カシムの影ではありません。

通常、アサシンは皆闇に紛れるために浅黒い肌をしています。
しかし、突然現れ、フロイの前に立ちはだかり影を召喚した人物の肌は透き通るような白。
突然の影の出現に大きく後ろに飛んだカシムは首を傾げました。

なぜアサシンではない肌の白いユーフォミアが影を使うことが出来るのか

首を傾げるカシムにユーフォミアは簡単だと挑発するように笑います。
苦労して得たスキルをバカにされ、カシムは一気にユーフォミアへと襲い掛かりました。

しかし、その攻撃もまた突然現れたパブラニウムにより、防がれてしまいます。

真っ赤な防具を身に着けたグリードが現れました。
しかも、グリードのフライによって共に連れて来られたラウエルがすぐにフロイのフォローに入ります。

フロイ、ラウエル、ユーフォミア、そしてグリード

これだけの相手をする想定はしていません。
フロイとの戦いに夢中になったあまり、人が増えてしまった事態にアサシン軍団は焦りを見せます。
彼らと反対にカシムは冷静でした。

自動的に攻撃や防御をするパブラニウム。
指に光るドランの指輪。
それらを確認したカシムは静かに姿を消しました。

カシムをグリードに当て、他の人間は自分たちでどうにかしようと企んでいたアサシン軍団はあっけに取られます。

もうカシムのいないアサシン軍団など、敵ではありません。
領主は投獄された者のアイテムはすべて確認が出来るとラウエルから進言を受けたグリードは彼らを投獄することに決めました。

わん
形成逆転!って感じですね。
領主への第一歩です!

『テムパル~アイテムの力~』101話の感想・考察

色々な可能性が見えてきた101話となりました。
アサシン軍団の登場に一瞬驚きましたが、やっぱりグリードがやってくれました!
ユーフォミアやラウエルの存在があったのは心強かったですね!
それにしても雄弁家って強力なデバフとバフの能力を持っていました。
攻撃や防御などは心許ないですが、チームには絶対に1人欲しい存在です。
しかも、サティスファイの中では人々の心を動かすことも出来るなんてこれから領主を目指すグリードにとって
必要不可欠な存在に違いありません。
一体グリードはどんな風にフロイの力を借りるのでしょうか?
102話も楽しみですね!

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