この記事では『テムパル~アイテムの力~』の100話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
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『テムパル~アイテムの力~』100話のネタバレ
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結果
1位 アメリカ
2位 日本
3位 フランス
最終的な結果は国家対抗戦当初の予想とは大きく違っていました。
圧勝するかと思われたアメリカはなんとか1位のポジションを得ました。
そして、かつてゲーム大国と呼ばれた過去の栄光に縋りつく日本はなんと2位。
もう過去を忘れていないと笑われることはありません。
この結果はゲーム内勢力の攻勢にも大きな影響を与えることとなります。
そう、サティスファイのプレイヤーは新たな脅威の存在に気付いたのです。
強力な装備を持ち、圧倒的なパワーを持つペットを従え、まだ隠し玉を持つ恐ろしい存在。
【ファグマの末裔 グリード】
今回の戦いでその頭角を示したグリードは早速手に入れた賞金と手持ちの金を総動員して、
ユラに相談して決めた場所に7階建てのビルを建築しました。
その建設現場にグリードが姿を現せば、毎日張り込んでいるマスコミたちが騒ぎ立てます。
一気に立場が変わったグリード。
ここからゲーム内の様相も大きく変わります。
一体この後どうなってしまうのでしょう?
新しい時代の幕開け
グリードの存在により、サティスファイにいる誰もが新たな道を考えなければいけなくなりました。
それはスネークギルドのリーダーであるジバルも同じです。
国家対抗戦の圧倒的な勝利を踏み台にギルドによる大陸支配を目論んでいたジバル。
しかし、その計画は今回の結果によって頓挫することになりました。
名声の復興のためにはジバルが三次転職を成功させるか、勢いのあるユーザーを勧誘する必要があります。
そこでジバルが目をつけたのは【鍛冶職人】の存在。
グリードにより、これまで手に入れられなかった異次元の装備が衆目に晒され、
アイテムの重要度が一気に上がったからです。
もちろんジバルが勧誘しようとしているのは鍛冶職人1位であるファンミル。
彼はいま、ドワーフの都市で隠しクラスへの転職準備を進めています。
そんな彼をジバルは勧誘することに決めました。
誰もが新たな道を切り開こうともがく中、身を潜めている存在もまたもがいていました。
ヤタン教です。
一度は手ひどくやられた彼らですが、新たな祭司長を迎え入れました。
マラクサスの後釜に収まったのは4次転職をした420レベルのNPC。
かつて【一番目のしもべ】と呼ばれたNPCです。
マラクサスでされ、怪物に見えたユラは跪きながらちらりと祭司長のほうを伺います。
一体どんな化物が現れたのか
興味津々で新たな祭司長を見ていると【二番目のしもべ】であるリカオスにより、
ユラにクエストが課せられました。
真のヤタン教徒になるためのクエスト。
【苦行の道(SS)】
その内容は【一番目のしもべに会うこと】
ただそれだけでした。
SSランクのクエストにしては簡素すぎる説明にユラは納得していません。
しかし、これで一番目のしもべに会うことが出来ます。
これでグリードが欲しがるヤタン教の祝福に近付くことが出来る。
ユラは今の状況を喜びながらもあまりにも簡素なクエスト内容に首を傾げました。
どんな内容なのでしょうか?
多忙すぎる毎日
国家対抗戦により、一気に注目を浴びることになった巧は連日取材の嵐です。
そのせいで睡眠時間は2日でわずか2時間。
ろくにゲームをする時間もなく、最近のニュースでさえ、わかりません。
たしかに取材は金になりますが、それよりもサティスファイのほうが実入りが良い。
そう気づいた巧は取材からの帰り道、収入を安定させるためのプランを立てます。
ユニーク等級の装備を安定的に製作できるようにする必要がありますが、
最近はプレイもろくにできていないせいか、ここ一ヶ月エピック等級すら出来ていません。
帰ったらサティスファイで政策に集中しよう。
多忙すぎて円形脱毛症が始まった頭を心配しながら自宅に帰りました。
するとなんと食卓の上にはずらっとご馳走が並んでいます。
最近忙しすぎる巧を心配した家族が少しでも休息をと用意したのです。
初めは家族のためにと金儲け目的で始めたサティスファイ。
そのおかげで今ではすっかり前と同じ、いえそれ以上の生活をすることが出来るようになっています。
必死で走り続けていた巧は家族からの暖かい言葉に思わず顔を綻ばせました。
すっかり巧は一家の大黒柱です!
未来への道
家族との団らんを楽しんだその日の夜、家族も寝静まった家で巧は1人ネットを見ていました。
なんとドレのファンサイトが出来、グリードのそれより登録者数が50万人も多いことに
腹を立てていました。
というのは冗談で、巧はネットを見ながらあることを考えていました。
これまで家や家族のために金を稼ぐためにがむしゃらにやってきました。
しかし、もうその心配もありません。
家族もすっかり元通りです。
しかも夢だったビルまで手に入れました。
そうなるともう夢はすべて叶いました。
なら、これからどうするのか?
巧はあることを腹に決め、その日は眠りにつくことにしました。
ゲーム内をちょっと見てみましょう
その頃、グリードの不在のサティスファイの中でもその存在感は圧倒的。
グリードが通っているとどこからか噂を聞きつけたユーザーたちがカンの鍛冶場に殺到していたのです。
カンも新たな人員を4人雇って対応しましたが、それでも追い付かないほどの繁盛っぷり。
大勢の客に頭を抱えながら少しばかり店の奥で休憩をしていたカンにある人物が声を掛けました。
ユーフォミアです。
アイテム製作対決以来、姿を消していた彼女が突然現れ、カンは驚きながらも歓迎します。
あの戦いの後、ユーフォミアはある製作方法を探す旅に出ると言い残して姿を消しました。
そんな彼女が死に物狂いで大陸を渡ってまでここに来た理由。
それはあの時求めた製作方法を手に入れたのです。
【最高のオーブ】の製作方法です。
その製作をグリードに依頼するために彼女はここにやってきたのです。
長年求め続けた製作方法をようやく見つけ、戻ってきたユーフォミアが待つ鍛冶場を見つめる不穏な影がありました。
大分前にグリードにコテンパンにやられたアサシン軍団です。
あの時はあっさりとやられてしまいましたが、今回の彼らは違います。
【影】まで引き連れ、隠密のレベルは6まで上がりました。
もう、あの時とは違う。
グリード不在の鍛冶場を急襲するべく、アサシン軍団はひっそりと動き出しました。
グリード、早く戻ってきて!
新たなる野望
ウィンストーン城へと昨晩戻ったグリードはゲーム内の妻、アイリーンと楽しい一晩を過ごしました。
久しぶりの再会の喜びは翌朝になっても消えません。
愛しい妻と見つめ合いながらグリードはある目的のために【騎士召喚】を使用しました。
すると自身の騎士、ラウエルがすぐに姿を現しました。
突然の召喚に驚きながらも目の前で見つめ合っている夫婦に頭を抱えるラウエル。
クールタイムの長い【騎士召喚】は非常時にと忠言しても、非常時など来ないと笑うグリードに
もう一度ラウエルは頭を抱えました。
しかし、いつまでも呆れているわけにはいきません。
なぜ呼び出されたのか
その真意を探るべく、別室で伺いを立てるとグリードはあることを口にしました。
領主になるための準備を進めてくれ
グリードの言葉にラウエルはついに来るときが来たと息を呑みました。
実は国家対抗戦の後、グリードの存在をさらに高いものにするためにずっと領主になるように
ラウエルは説得し続けていたのです。
領主になっているユーザーは少ないものの、いないわけではありません。
では、なぜグリードが領主になることをラウエルが望んでいるのか
【皇帝】
いまだこの称号を持つユーザーはいません。
ラウエルはグリードをその座に座らせるつもりなのです。
そして、自身はその導き手である【設計者】になる野望を孕んでいました。
その第一歩としてグリードを領主にする必要があります。
では、そのためにしなければいけないことはなにか。
グリードにその真意を伝えないままに、ラウエルはこの後すべきことを伝えます。
領地の拡大のために、勢力を安定させる必要があります。
そのためにツェダカギルドを解体させ、グリードが新たに立てるギルドに所属させるのです。
一瞬、さすがのグリードも悩みましたが、すぐに頷きました。
これまでツェダカギルドには恩恵こそ与えてきましたが、危害を加えたことはありません。
それにいままでよりも強力な組織になれると知れば、反対意見も出ない。
グリードはそう考えたのです。
そこにユーフォミアから連絡が来たのです。
そう、あのエピック職業に転職したやっかいなユーフォミアです。
とはいえ、強力なエピック職業の持ち主。
ラウエルはその話を聞き、すぐに彼女のギルド勧誘を提案しました。
そこでグリードはある人物を彼女の元に行くよう、ある人物に連絡を取ります。
【雄弁家】フロイです。
波瀾の予感・・・
『テムパル~アイテムの力~』100話の感想・考察
まさに100話!という感じの100話になりました。
大きな節目となった今回ですが、登場人物の誰もが新たな道へと踏み出しました。
レベルや職業優位で人員構成を行なってきたジバルを始めとしたユーザーたちはアイテムへと目を向け
ヤタン教も新たな祭司長を座らせました。
そして、グリードもまた【領主】そして【皇帝】へと新たな道を進み始めた今回。
101話からはその覇道を見守ることになりそうですが、早くも不安が募ります。
一体次はどうなるのでしょうか?
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