この記事では『骸骨兵士はダンジョンを守れなかった』の104話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
『骸骨兵士はダンジョンを守れなかった』104話のネタバレ
検問突破と結界の理由
ついにダリアークの都市、アマンにやってきた3人。入るには検問がやはり設置されています。
「仮面舞踏会」を使うべきか、骸骨兵士は悩みますが、情報が行き来しているこの場所ではレアンドロの顔など知られているはずです。
兜を脱がされないことを祈るのみ。
意を決して衛兵の前に進み出ますが、なんと衛兵は3人を素通りさせるではありませんか!
「この私が軽い幻惑呪術を使ったおかげだ」
いつの間にか呪術を覚えていたアイザックはぼーっと歩くなと骸骨兵士の頭を突っつきます。
「そんなんじゃやられるぞ」
どうやらアイザックが言うにはこの町には結界が張られており、通る人々を惑わしているというのです。
命に係わるほどのものではなく、ただ高ぶっている感情を「大人しく」させるだけだという結界。ですが、それには抜け道があるらしく、アイザックはその影響を受けないための道筋を2人に教えます。
不思議なものです。
本来なら紛争を防ぐために張られた結界なのに、結界についての知識があるアイザックのような者や結界の影響を受けない者、つまり強者には何の意味もないのです。
そういう人間こそ、ここを脅かす危険人物だというのに。そう考え込むルビアに骸骨兵士はこんな世界だから強く生き残らなければいけない。
そう覚悟を新たに目的地へと進みます。
情報の競売
目的地に向かうまでの道すがらじろじろとこちらを見てくる住民たちの目が気になります。その視線の先には骸骨兵士。
初めて来た都市だというのに、一体なにが起きているのでしょうか?それについての情報も手に入れなければいけません。
「入場は一度につき、一人となります」
ルビアとアイザックを置いて、テントの中に入った骸骨兵士を迎え入れたのは御簾の向こうに座る顔さえ見えない人物。
どうやらこの人が情報屋のようです。
「ル・リウムがある場所を知りたい」
そんな骸骨兵士の要望に情報屋はその情報は競売でのみの販売となりますと伝えます。
どうやらここはただの情報屋ではなく、情報の競売場。一定期間競売にかけ、一番高い値を呼んだ者に情報を売る場所だというのです。
とにかくまずは競売を申し込んだ骸骨兵士、追加でケビン・アシュトンに関する情報を口にすると
「取り扱っておりません」
少し食い気味に大きな声で返した情報屋はおもむろに立ち上がると帰れと言います。
「あなたは指名手配されています」
その言葉だけ残して、情報屋は御簾の向こうに消えてしまいました。
拉致
どうして。
消えてしまった情報屋の言葉が骸骨兵士の頭をめぐります。
まだプルソンの崇拝者に出くわしていないどころか、皇室とも一切絡んでいません。
どうしてこんな事態になっているのか。とにかくアイザックに話しを聞いてみなくては。
そうテントから一歩踏み出した途端、体がぴくりとも動かなくなります。
罠だ。一体誰がこんなことを。そう焦っているうちに視界が真っ暗になり、次に目の前が見えるようになったときにはどこだかわからない場所で手足を拘束された状態で椅子に座らされていました。
「お前らは誰だ?」
その質問に質問が返ってきます。
「幻夢系の呪術を使うリッチか?」
周りにいる仮面たちにそう聞かれても、なにを言っているかわかりません。
ただ一つわかることは目の前にいる2人の仮面をなぜか懐かしく感じることだけ
とぼけても無駄。そう仮面の1人が振り向いた先にある扉が静かに開くと思わず骸骨兵士は驚きの声を上げてしまいました。
「お、お前は、レナ⁉」
『骸骨兵士はダンジョンを守れなかった』104話の感想・考察
物語がまた動き始めた104話となりました。
情報屋を出た途端、拉致された骸骨兵士の前に現れたレナ。一体彼女は骸骨兵士に何を伝えるのでしょうか?
アイザックが呪術を覚えていたのも驚きですが、これが一体この後の物語でどう作用してくるのも気になりますよね。
そして気になるのは結界の存在。
いろいろと今後の物語にかかわってきそうな鍵が集まってきましたね。105話からも目が離せません!