この記事では『廃妃に転生した私は小説を書く』の45話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
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『廃妃に転生した私は小説を書く』44話のネタバレ
2人で過ごした時間
風将軍事件が起きたことで昭妃と皇帝の間には決定的な亀裂が入りました。
失望しました。
それは昭妃に放られた自分に、そして昭妃を放った自分にです。
しかし再会した時、昭妃は変わっていました。
傲慢な姿でも、幼少期のあどけない姿とも違う姿を見せた昭妃に、皇帝は昔の面影を重ね合わせることが出来ませんでした。
まるで人が変わったという言葉の通りだったからです。
「私の理想となって現れたのだ」
他の皇帝たちはこれまで後宮に多くの寵愛を与えた妃を幾人も置いて、心のよりどころを無数に作りました。
ですが、現皇帝は違います。後宮の存在は義務であって、心のよりどころになるような場所ではありません。
「われの心はただ一人」
そっと昭妃の手を取り、この手の持ち主だけが自分の心のよりどころだと微笑みました。
それから2人でゆっくりと過ごした後、朝日に目を覚ました昭妃は声を上げました。
「えぇ⁉陛下!なぜまだこちらに⁉」
いつもなら夜の内に帰ってしまう皇帝が寝台の隣ですやすやと眠っているのです。
しかもいつも起こしに来る蕊心たちにも朝起こしに来るなと手を回しているといいます。
「衛ちゃんは我を追い出そうとしているのか?」
体を起こそうとする昭妃を寝台に戻し、昨晩を思い出させるようにその体を抱き寄せる皇帝。
外で聞いている蕊心たちは顔を赤くして、もう仕方がないといつものようにすることに決めました。
昭妃が入れ替わってよかったですね!ですか、こうなると本当の昭妃の気持ちも気になりますよね
風の流れ
人払いをされた寝室のせいでようやく朝食にありついた昭妃は勢いよく食事を掻き込みます。
「ふぅ、餓死寸前だったわ」
夜だけではなく、朝まで皇帝に付き合わされた昭妃に顔を赤くする蕊沁は顔を赤くしながら気になっていたことを口にしました。
「月妃に裏があるとわかっていて、なぜあのようなことを?」
しかも昭妃が宮中に跋扈しているという噂まで流れているのです。
それは賢いわねと昭妃は笑いながらあることを蕊沁に聞きました。
「宮中のこの風向きがどこから来てると思う?」
昭妃の元に仕え、きちんと学んできましたと蕊心は少し戸惑いながらもしっかりと答えます。
「今の風は妃が帰郷の決定を下した時から次第に流れ始めました」
通常ならこのような話は長くは続かない。
にもかかわらず、今回は時間が経つごとに威力が増し、月妃を大妖怪に仕立て上げるようにしているようにさえ見えます。
寿宴の時もそうです。
どうして花顔宮と麗妃が昭妃に突っかかってきたのでしょうか?
お互いの贈り物になんの影響もないというのに、干渉し、あそこまで騒ぎを大げさに大きくしました。
「確認したかったのでは?陛下が助けるかどうかを」
あの騒ぎの真意は昭妃を追い詰めること、それから皇帝の寵愛の度合いを測る意味があったのではないかというのです。
「ふふ、正解よ」
それは昭妃にもお見通しでした。
皇帝が手伝えば麗妃は昭妃にいじめられたように演技をし、昭妃が跋扈している姿をみんなに見せつけることができます。
「相手が思うように動いて噂を広めさせるのは不都合が多いのでは?」
蕊心の心配はもっともです。
ですが、それももちろん昭妃は想定済みです。
「まだ彼女らが何を目的としているのかがわからないからよ」
月妃がなにを企んでいるか、それはまだ昭妃にもわかりません。
まずは昭妃が盤上に上がる必要があります。そうして初めてようやく出てきた月妃の企みを掴むことが出来るのです。
せっかくここまでやってきたのなら、鉄は熱いうちに打ち、早く決着をつける。
「追い込んで先に進めてやるわ」
噂
最近町中を駆け巡っている話があります。
それは皇帝が人が良すぎて女に騙され、妖怪女が出たという噂。
「どうやら冷宮を出て、また寵愛を得たらしい!」
妖怪女というのは昭妃のことを指しているようです。
男の言葉に店にいた人たちはそんなことあるわけない、処刑されていないだけで奇跡なんだと騒ぎ立てます。
「彼は間違ってない!」
騙すつもりなら許さないぞと騒ぐ周囲の人々を黙らせたのは蔡猟師です。
「賭ける金もあの妖怪女のせいで全部無い!」
無類の賭け事好きの蔡猟師は勢いそのままに、昭妃が冷宮から出て後宮を牛耳っていると騒ぎ立てます。
「俺の娘は、入宮したばかりなのに、数日も経たずあの妖怪女に追い出された!」
どうやらこの蔡猟師の娘もあの追放令に巻き込まれているようです。
「娘曰く、賢く淑徳な月妃はあまりの怒りで病気になってしまい、温厚な性格の麗妃は大勢の前で恥をかかされたとか!」
それ以外にも俺の娘は出来た子だとか、その稼ぎで賭け事もできたとか、騒ぎ立てます。
そうすると周囲でその話を聞いていた人の中から西の方でも寵愛も受けずに帰された娘が毎日泣いているという話をします。
「廃妃の品行は悪化しているようだな」
もうここまできたら止まりません。
どんどんと昭妃の評判が下がっていきます。
それをこっそり笑む蔡猟師はほくそ笑みながら聞いていました。
『廃妃に転生した私は小説を書く』45話の感想・考察
また一波乱起きそうな45話となりました。
昭妃が入れ替わったことで大きく変わった皇帝と昭妃の関係ですが、本当の昭妃は一体なぜ性格が変わってしまったのでしょうか?
もしかしたら昭妃なりに皇帝のことを想っての行動だったかもしれませんね。
いつか本当の昭妃の気持ちが明らかになるのを祈るばかりですが、いまはそれどころではありません!
ついに動き出した月妃陣営。
町に昭妃の悪い噂を流して、何を企んでいるというのでしょうか?
月妃たちの企みの本性が気になりますね。そして、昭妃はどうやってそれに対抗していくというのでしょうか?
46話からも目が離せませんね!
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