この記事では『アイリス~スマホを持った貴族令嬢~』の81話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
『アイリス~スマホを持った貴族令嬢~』81話のネタバレ
まさかの朝チュン⁉
小鳥が騒ぐ声に目を覚ましたアイリスは起こしに来た侍女に溜息を吐かれてしまいます。
それもそのはず、昨日の夜どうにかリザ皇妃の秘密を聞き出そうとしてたっぷり酒を飲ませたのは良いのですが、
それに合わせて自らもたくさんお酒を飲んでしまったアイリスは酔っぱらって帰ってきたのです。
そんなことを侍女から聞かされたアイリスはぽっかりと抜けた昨日帰ってきた道のりを思い出そうと
朝の水を受け取りながら侍女に聞くと、彼女から「庭園で一休みしたのは覚えていますか?」と聞かれてじわじわと昨夜の記憶が戻ってきます。
雪解けのにおい、肌に触れる冷たい空気、それから思い出したのは悪戯っぽく笑うイアンの顔と
それから徐々に近づいてくるその綺麗な顔。
まさかと顔を赤くして口元を抑えると呆れた様子の侍女から
「殿下に口付けたのを覚えていますか?」と聞かれて、
回想が事実だったことを自覚してアイリスは後悔の淵に沈みます。
ついに蒸留器の完成!
二日酔いで痛む頭とそれよりも昨夜の記憶が蘇って恥ずかしくてしかたがないアイリスは
思わず溜息を吐いてしまいますが、目の前にいるテリアに意識を戻すと前から話していた蒸留器の設計図の修正を頼みます。
「ケーキをくれたらやってあげる」というテリアに数種類のケーキを用意すると約束します。
蒸留器の設計図が来るまでの数日、アイリスは相変わらず皇妃の秘密を集めながら昭嬉姫の口に合う酒はやっぱり蒸留式の焼酎が良いだろうと考えます。
そのためにはテリアに頼んだ設計図の完成が非常に重要なのですが、
なんとほんの数日のうちにテリアは設計図の完成どころか、蒸留器そのものをアイリスの元に届けました。
知らせを持ってきた侍女とともに部屋に戻ったアイリスは思ったよりも大きな蒸留器の前に立ち、
仕組みを説明しながらさっそく蒸留酒の製造に取り掛かるのですが、なんと周りで試飲をしていた侍女たちは撃沈。
どうやら匂いや味、度数もおかしいようです。
すっかり酔っ払った侍女たちを横目に温度の間違いに気付いたアイリスは再度蒸留器の前に立ちます。
ついに完成!
そうしてようやく完成した蒸留酒のお披露目の日がやってきます。
イリアとともに回廊を歩いていた陛下はにわかに周囲が騒がしいことに気が付きます。
そして手すりの向こうに見える庭園を覗き込むと
隣にいたイリアが「ソリアが面白いことをやっているようで」と昭嬉妃のためにアイリスが酒と料理を用意していること、
そしてその料理の肉をあとで届けてくれると話して聞かせますが、そんなことより陛下が気になったのは酒。
貴族令嬢であるソリアが用意した酒ともなれば特別なものに違いないとイリアに
「体調が心配だから」なんてもっともらしいことを言っておすそ分けの酒はもらってやると言いますが、
おすそ分けは肉だけの予定。
こんな珍しい機会を逃す手はありません。
酒がおすそ分けに入っていないと気が付いた陛下とイリアが覗き込んだ庭園には騒ぎを聞きつけてきた他の貴族たちの姿もあります。
「なにかおこぼれがもらえるかも」そんなイリアの言葉にいまにもよだれが垂れそうな陛下は
「我々も行くぞ」と呆れた目で見てくる侍女たちを置き去りにイリアと共にアイリスの元へ向かいます。
『アイリス~スマホを持った貴族令嬢~』81話の感想・考察
これは楽しみな展開になってきました!
ソリア試験で大幅なリードをしているアイリスが次なる手を打ってきました。
それはこの世界にないはずの蒸留酒。
実際に蒸留酒の登場は世界中のアルコールの概念を変えたとも言われているそうなので、きっとすごいインパクトがありそうですよね。
そこに陛下まで登場するわけですから、これはソリアに向けてアイリスはまた一歩大きくリードしそうです。
これまで嗜まれていたお酒に比べて香りも味も度数も違う蒸留酒に陛下や周囲の貴族、
そして昭嬉妃がどんな反応をするのかも楽しみですが、やっぱり気になるのはイアンですよね。
前回でぐっと近づいたアイリスとイアンの距離。その距離が気になる81話でした!
82話も楽しみですね!