この記事では『実は彼らは彼女だけを覚えていました』の35話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
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『実は彼らは彼女だけを覚えていました』35話のネタバレ
マカロンを買いに来たクリーヴ
セシリーの勤めるパン屋にやって来たクリーヴ。
いくつかマカロンを注文した彼に対し店主は、最近よく来てくれるけど、今日はセシリーはもう勤務を終えて帰った、と伝えます。
さらに彼女はいたずらっぽい表情で、彼がセシリーの彼氏なのかと尋ねます。
しかし、彼が兄だと答えたことで店主は気まずそうにするのでした。
マカロンを買い、機嫌よく本屋に帰って来たクリーヴは、扉を開けるなり、
クラレンスとセシリー、ボス、そして見知らぬ男が揉めているのを発見しました。
女性陣を前にソファに座らされたデイルは、ひったくりにあったのか、とクラレンスに責め立てられていました。
しかしデイルは、ひったくりではなく、お金が欲しいと言ってきた助けを求める人を見過ごせなかっただけだ、と言います。
クリーヴは困惑し、この状況を誰か説明してくれないものか、と尋ねました。
一文無し扱いのデイル
クリーヴがクラレンスの弟だと知ったデイルは、身なりを整え、彼の前で丁寧に挨拶をしました。
クリーヴも彼に挨拶をし、訪問の理由を訪ねましたが、
ボスは、クラレンスに会いに来る途中で全財産をひったくられたようだ、と説明しました。
さらにセシリーが彼を助けたことも伝えます。
ボスはこの状況が気に入らない様子で、最初に来た男は仕入れにセンスがあり、次に来た男はパトロールを手伝ってくれたが、
この男はただの一文無しだ、と文句を言います。
そして彼女はデイルに、何かしらの能力を証明して見ろ、と迫りました。
するとデイルは両手を広げ、私はこの本屋を祝福します、と言ったのでした。
しかし彼が司祭デイルとは知らない彼らにそれが通じるわけがなく、呆然としたボスにあっさりと不合格を言い渡されてしまいます。
一方、落ち着いた様子のクリーヴは、また居候が交代しただけか、と平然と言ってのけました。
クラレンスの意思なら、と反対するつもりのない彼は、そのまま暗くなる前にセシリーを家に送るため、そのまま本屋を出て行こうとしました。
すると、デイルがセシリーを追いかけ、世話になったお礼を丁寧に述べ、彼女の手を取ると司祭の祝福を与えるのでした。
セシリーはよくわからないまま本屋を後にしますが、心なしか体が軽くなったような気がしていました。
名前で呼んで欲しいデイル
デイルに風呂を貸したクラレンスは、彼のためにクリーヴの服を用意し、夕食前にとお茶を準備しました。
穏やかな笑顔を浮かべお茶を淹れるクラレンスを目にし、デイルはこんな彼女を見るのは初めてだと明かします。
彼はこれまで、戦場や公の場でのクラレンスしか見たことが無かったからです。
しかし、ケニスとはもっと頻繁に会っていたことを知っているデイルは、ケニスにとても嫉妬しているようでした。
そんなデイルは、自分たちが同い年だから、という理由で、自分の事をデイルと呼んでくれないか、と彼女に願い出ました。
躊躇うことなくそれを受け入れたクラレンスに、デイルは拍子抜けします。
クラレンスは彼が、ここでは神殿の司祭のデイルであると知られない方がいい、と考えて言っているようでした。
しかし、先程デイル司祭様と呼んでしまったことに気づくクラレンス。
デイルは、エイドリアン伝記のファンだと言えばいい、と彼女に提案します。
そうして彼女にデイルと呼んでもらえた彼は、頬を赤らめてひどくうれしそうな顔をしました。
そんなデイルを見たクラレンスは、彼にも友達がいなかったからこんなに喜んでいるのか、と大きな誤解をするのでした。
『実は彼らは彼女だけを覚えていました』35話の感想・考察
セシリーのパン屋を頻繁に訪れている様子のセシリー。
マカロンが美味しいから、という理由もあるようですが、彼女のことをとても心配しているのが伝わってきます。
また、運よくセシリーに拾われてクラレンスのもとに辿り着いたデイルですが、一文無しでやって来た彼をボスは良く思いません。
クラレンス達姉弟を住まわせたことで知らない間にいろんな事件に巻き込まれている彼女。
それでもクラレンスとクリーヴを追い出さないだけ、彼女は親切なのでしょうね。
しかしいくら何でも、見知らぬ一文無しの男がやって来るのは少し抵抗があります。
せめてボスにぐらいはデイルの正体を明かしてもいいのに…と思います。
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