この記事では『お兄様を誘惑するつもりだったのに!』の30話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
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『お兄様を誘惑するつもりだったのに!』30話のネタバレ
高熱を出すダニエル皇子
ダニエル皇子が風邪を引いたと知ったクララは、急いで彼の元にやって来ました。
激しく咳き込み、熱で寝込んでいる皇子でしたが、彼女にうつすことを心配し、自分から離れるように彼女に頼みます。
一方、皇子が自分を探しに雨の中森をさまよったために風邪を引いたのだ、
と知っている彼女は、皇子に対して申し訳なく思っていました。
とりあえずクララはグラスに水を注ぎ、彼に飲ませます。
ただの風邪だから、と言って医者を呼ぶ気のない皇子でしたが、
彼女は熱を測るためにそっと皇子の額に触れました。
クララに触れられ、皇子は赤面します。
また、彼が高熱だと知ったクララは医者を呼びに急いで部屋を出ますが、
残された皇子はそっと自分の額に手を触れ、彼女の名を呟くのでした。
皇子にご飯を食べさせるクララ!
やって来た医者もやはり風邪だと言い、彼に薬を処方しました。
またクララは皇子のために消化に良い食事を用意し、皇子は恐縮します。
クララが見守る中、無理にでも食べるよう促された皇子は仕方なくスプーンを口に運びました。
しかし皇子は一口食べただけで、もう無理だ、と言い出してしまいました。
そんな彼にクララは自分が食べさせてあげると言って、彼の口元にスプーンを近づけます。
皇子は戸惑いを隠せない様子でしたが、やがて彼女の差し出したスプーンを口に入れるのでした。
恥ずかしそうに頬を赤らめた皇子は、子供になった気分だ、とクララに言います。
恥ずかしいのなら早く治すように、と強気なクララを見て、
皇子は彼女がどこか楽しんでいることに気が付くのでした。
実際、クララが彼の反応を楽しんでいるのは事実で、ダニエルの一挙一動を彼女は可愛らしく感じていました。
また、出された薬を飲んだ皇子はその苦さに驚きますが、
クララは「良薬口に苦し」だからちゃんと飲むように、と諭します。
クララにときめく皇子!
苦しむ皇子に対し申し訳なさを感じた彼女は、自分のせいで風邪を引かせてしまったことを謝罪しました。
それに対し皇子は、彼女と一緒に出掛けられてよかった、と嬉しそうに言います。
彼の優しさに感動したクララは、ふと彼の手を握ります。
驚く皇子に対し彼女は、自分が責任をもって看病する、と彼に伝えました。
さらに、次回一緒に出掛ける時は、バスティアンに頼んでお小遣いをもらってくるつもりであることも話します。
まるで貧乏暮らしを経験したことがあるかのようにお金がない辛さを語る彼女ですが、
皇子に指摘されて、つい前世の自分が出てしまったことに気が付くのでした。
彼はクララの優しさを受け、こんなに親切にしてもらったのは初めてだ、と打ち明けます。
さらに、見知らぬ土地であるベローナで耐えられたのも、ひとえにクララがそばにいてくれたおかげだ、と言うのです。
クララの心臓は早鐘を打ち、2人は見つめ合います。
皇子は薬を飲んだため眠ろうとし、彼女は気まずそうに皇子に背を向けました。
彼は、自分と同じように雨の中でクララを探していたバスティアンの様子を彼女に尋ねます。
皇子の言葉でバスティアンに会いに行くことを決めたクララは、そのまま部屋を去るのでした。
一方バスティアンは、昨日クララを森の奥へと誘ったリスに対し、怒りを隠せない様子でした。
『お兄様を誘惑するつもりだったのに!』30話の感想・考察
雨に濡れたせいで風邪を引いてしまったダニエル皇子。
クララに看病され、そんな彼女にときめいている様子です。
一方の彼女も、原作の流れ通り優しい皇子に好感を持ち始めています。
皇子をこんなにも熱心に看病するのは、きっとただの親切心からではないのでしょうね。
果たして、さらに距離を縮めた2人にバスティアンが嫉妬しないか心配です。
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