この記事では『昭和天皇物語』の72話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
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『昭和天皇物語』72話のネタバレ
胸襟を開く
昭和7年の早春。
緊張の面持ちで皇居に呼ばれた秩父宮雍人親王。
その理由を鈴木貫太郎に質問するも真意は不明です。
昭和天皇は弟に心の中を話すつもりだったのです。
天皇による親政は望まない昭和天皇。
明治大帝が定めた憲法を無視して親政を行えば、皇租皇宗がどれだけ悲しむだろうか。
しかし、秩父宮殿下は本当に悲しんでいるのは農民だと真っ向から対立。
時代は昭和恐慌下での大凶作。
東北地方では娘の身売りが横行した時代です。
それでも天皇は憲法の下で大政を治めていると主張すると、朕にこれ以上何を求めるのかと言うのでした。
鈴木の助言で昭和天皇と会話する良宮妃。
内親王の呼び戻しには反対する昭和天皇でしたが、思わず天皇は大変だと愚痴が出るのでした。
話せばわかる
そのころ帝国議会では総理大臣の犬養毅が熱弁を奮っていました。
民主主義とは話し合いにより、国家の重大を解決することです。
しかし満州国の建国など陸軍から何の相談は一切なかった。
したがって満州国は断固反対。
犬飼内閣では承認しないことを明確にします。
送迎の最中、警察当局からの情報を耳にする犬飼。
どうやら青年将校が犬飼の暗殺を計画しているようです。
それでも犬飼は話し合いが肝要だと、そのスタンスを変えることはありませんでした。
元老の西園寺公望は軍部の言いなりにならない犬飼を評価する一方で、君側の奸呼ばわりされて疲れたと政治からの引退を決断。
その後継は近衛文麿です。
西園寺は近衛が近い将来に総理大臣になると確信をするのでした。
いわゆる「護憲三派」として最後の砦でもある犬養の毅然とした主張。
その一方で陸軍からの反発も招きます。
束の間の平和
首相官邸には強面の私服警察官が警護についています。
それでも官邸に暴漢が襲ってきたならば、慌てずにお茶を出すように指示をする犬飼。
上手いお茶でも飲めば落ち着いて、話し合えば誰しも分かるとやはり同じ考えです。
何度も話し合いの大切さを訴える犬養首相。
5・15事件で人生最後に発した言葉への伏線です。
研究室では無心でレンズを覗く昭和天皇。
どうやら新種の植物を見つけたのかご機嫌の様子です。
不穏な情勢の最中ですが、今この時ばかりはささやかながらも確かな平和がありました。
『昭和天皇物語』72話の感想・考察
平民宰相こと原敬が東京駅で暗殺されて以降、短命政権が続くなど混迷を極める日本政府。
その隙をつくが如く中国で権力を拡大する関東軍。
陸軍に所属する秩父宮殿は天皇による直接政治の親政を希望しますが、あくまでも憲政を重んじる昭和天皇でした。
これ以上何を望むのかと言い、天皇を背負う重さを嘆くなど妙な人間臭さを感じますが、年齢に比して事の重大さを背負うには、精神的に余裕があまりなかった気もします。
それを心配しての鈴木の助言ですが、子供たちの引き戻しは今までの慣例を引く次ぐ昭和天皇の真面目さが伺わせます。
ちなみに“内親王”というセリフがありように、この時点では男子、つまり平成時代の天皇陛下はまだ誕生していません。
ラストは趣味に没頭する陛下の様子で終わりましたが、これが嵐の前の静けさとなりそうです。
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