この記事では『その悪女に気をつけてください』の32話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
『その悪女に気をつけてください』32話のネタバレ
メリッサのターン
メリッサを出し抜けたと思っていたメロディも、まさか裏工作し返してくるとは思っておらず真っ青!
そんなメロディを見て、メリッサは得意げな様子を惜しげも無くさらけ出します。
質問の番が来たメリッサは、畳み掛けるように「宝石は青色か?」と問いかけました。
メロディは絞り出すように「いいえ…」と返します。
しかし、ユーリにとても良い笑顔で「嘘はダメ」とバッサリ切られることになりました。
小説で見る顔、現実で見る顔
これには、メリッサも呆れ顔。
「審判もいて、すぐに分かる嘘をつくなんて…」と頭脳派の設定が泣くほどの有様に、首を傾けます。
そこで、メリッサは「設定」だけで実際のメロディは大して賢くもないということに気づくことに!
しかし、これはメロディだけに限った話ではありません。
例えば、読者目線から見れば一途な皇太子だったイアン。
しかし、メリッサから見た彼はもはや婚約破棄に駄々を捏ねる情けない子供にしか見えません。
要するに、メリッサは設定に目をくらまされて、キャラを良いように見すぎていたということでした。
これにはメリッサも、お粗末な設定を掴まされたメロディに呆れを通り越して同情することになりました…
華麗に勝利するメリッサ
さて、メロディの質問の番が来ました。
「宝石ですか?」や「本ですか?」と片っ端から質問していくメロディですが、メリッサの答えは全て「いいえ」
見当もつかずに万事休すといった様子のメロディを他所に、メリッサの方は着々と推理を進めていきます。
小説を読んでいた時の知識を存分に活かすメリッサ。
そして、なんと正解がブルーダイヤモンドであると見事に言い当ててみせました!
実は、小説の中でこの宝石はユーリにプロポーズする時に渡す宝石だったのです。
しかし、このメロディという男、こんな事では引き下がりません。
「本当は希少なものなんて入ってないんじゃないか!?」とカッコ悪すぎる言いがかりをつけてきました。
嘲りながらも、お望み通りに箱の中身の正解を見せてあげることに。
箱を開けてみると、そこには紙切れが入っており、「メリッサ・ポジェプラト」と記されていました。
人の価値が宝石に劣るとも言えず、メロディは悔しがりながらも負けを認めるしかないことになってしまいました!
メリッサのお願い
リプトンから出ていく準備をするメロディの一行を眺めるメリッサ。
そこへ、ユーリがお礼を言いに来ました。
「いいんです」と言いながら、メロディの醜態を見て大笑いをするユーリを思い出します。
その笑顔を見れただけで満たされた気分だと考えていると、ユーリから「これからどうするつもりなんですか?」と尋ねられました。
素直に「そろそろ帰ろうかと思ってます」と返すと、ユーリは複雑そうな顔をします。
すると、メリッサが「お願いを聞いてほしいんです」と言い出して…
『その悪女に気をつけてください』32話の感想・考察
今回はメリッサの怒涛の返しが見れました。
しかし、それよりも、メロディの醜態の晒しっぷりに全て持っていかれましたね。
好きな人の手前、もっとカッコつけたくならない?とも思っちゃいました!
しかし、プライドを傷つけられた方が嫌だったんでしょう…
そして、そんな嫌味な部分が多かったので、最後のメロディが悔しがる姿はかなりスカッとしましたね。
それに、所々入る顔面崩壊した顔芸もイケメンキャラならではの面白さがあり思わず笑ってしまいました!
そして、一段落したかと思いきや、まだまだ何か考えがあるメリッサ。
ユーリを仲間にした今、今後のメリッサの行動が気になりますね!