この記事では『末っ子皇女殿下』の41話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
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『末っ子皇女殿下』41話のネタバレ
あれ、予想外?この子かわいい!
招待したエニシャがやってくるのを父と待っていたバーネットは現れたエニシャの姿に目を輝かせます。
デルとやってきたエニシャは堂々としていて、ピンク色のドレスが良く似合うブロンドの髪が輝く愛らしい姿です。
思わず見惚れてしまっていると父に先に挨拶をされてしまい、
急いで頭を下げたバーネットの前にエニシャが手に持っていたバスケットが差し出されます。
「え、なに?これを持てっていうの?」なんて口には出さないまでも青くなるバーネット。
ですが、そんなバーネットの様子なんて知らずにエニシャはプレゼントだよとバスケットをバーネットに持たせます。
そして「ケーキだよ。オレンジピールは好き?」と聞かれてバスケットを受け取ったバーネットは思わず
「す、好きですわ」なんて答えてしまいます。
紅茶と一緒に食べましょうと言って父に案内されて奥へと進んでいくエニシャを見ながらバーネットは
「ちょっと、いいえ、結構可愛いじゃない」なんてその背中を見つめてしまいます。
あれ、やっぱりこっちの子もいい子なの?
自分以外に招待客のいない会場を見回してエニシャは首を傾げますが、バーネットからことごとく断られてしまったと聞いて
「へラードが大暴れしたせいだろうな」と勝手に納得しながら目の前のケーキに手を着けながらバーネットを見ます。
これまで何度も招待状を送ってきたバーネット。
こういう令嬢は大体エニシャを陥れる目的で招待してくるので、今回も警戒していましたが、
大きな机いっぱいに並べられたスイーツの数々に意外にいい子なのかなとバーネットを見直します。
そんなことを考えながら少し先にあるクッキーの乗った皿に手を伸ばしますが、エニシャの手は届きません。
もう少しとぐっと腕を伸ばしたところにバーネットがそっと皿を押して、エニシャのそばまで寄せてくれました。
「べ、別に殿下のために動かしたわけじゃありませんから」とそっぽを向くバーネットですが、
どう見てもエニシャのために皿を動かしたとしか思えません。
しかも、皿の上に載せられた2種類のクッキーのどちらを食べようか迷っているとリンゴジャムのほうが美味しいと教えてくれるではありませんか。
実際に食べてみて目を輝かせるエニシャにお土産にそのクッキーを用意するというバーネット。
こっそりとドアの隙間から様子を見守っていたバーネットの父とデルはほっと胸を撫でおろし、
自身たちも友好を深めるためという口実に酒を飲むことにして、廊下の奥へと消えて行きました。
好奇心旺盛皇女様、いざ出陣!
そうしてバーネットとのお茶会を楽しんだエニシャはデルと街へと繰り出します。
もちろん目的は情報屋探し。デルはなぜ自分に情報屋探しを命じなかったのかとエニシャに聞きます。
いくら第二皇子そっくりに変装したとはいえ、エニシャは皇女。
この国の第3の星です。その身に何かあればデルはただでは済みません。
正直老体には辛いストレスだと首を傾げると目を輝かせたエニシャからこう返ってきました。
「だって、面白いから!」
好奇心旺盛なエニシャは魔法も使えますし、何かあれば自分の身くらい守れるでしょう。
それでもやっぱり心配だと言うデルにエニシャは大きな目を潤ませ
「これまで皇宮に閉じ込められてたんだよ?私をかわいそうだと思わない?」と食い下がります。
ですが、ろくに警護もいない状態でやっぱり皇女と歩くのは危険です。
自分とエニシャでは年が離れすぎてて疑われますと提言して見るのですが、
今度は「孫娘ってことにすればいいよ」とあっけらかんと言ったエニシャに手を掴まれ、
「おじいちゃん」なんて愛らしい笑顔で言われたらもう言い返せません。
仕方なくデルは変装したエニシャの手を引いて、情報屋探しに出発します。
『末っ子皇女殿下』41話の感想・考察
今回はツンデレのバーネットがとにかく可愛いというの感想に尽きます。
お互いに嫌な女だと思っていたエニシャとバーネットが徐々に歩み寄っていく姿が非常に愛らしく、
デルと情報屋探しに繰り出したエニシャがバーネットからもらったクッキーの入ったバスケットを落とさないようにねと注意する辺り、
これはエニシャにもようやくお友達が出来たんだなぁとほっこりするシーンも見られました。
お互いに立場のあるエニシャとバーネット。
これからもエニシャはいろいろと困難にぶち当たるでしょうが、
ぜひバーネットにはずっと友人としてエニシャの支えになってほしいです。
ようやくスタートした情報屋探し。お転婆なエニシャの姿が愛らしい41話でしたが、42話も楽しみですね!
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