テムパル~アイテムの力~【79話】ネタバレと感想!

この記事では『テムパル~アイテムの力~』の79ネタバレ感想をお伝えしていきます。

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ネタバレはしてほしくない!という方はご覧にならないでくださいね。

へたくその超越

サティスファイの運営会社はにわかに騒がしくなっていました。

その理由はグリードが”失敗作”を完成させたこと

初期はうだつの上がらない並の鍛冶職人だったのですから、驚きなのは当然です。

 

しかし、論点はそこではありません。

 

レジェンダリー職業へと転職をしたグリードが最強の武器を手に入れたこと

そう、このままではゲームバランスを崩すことになってしまいます。

 

しかし、そこはサティスファイシステム

新たなエピソードやクエストの追加以外で調整を行うことはしません。

つまり、システムは事前にグリードのような存在の誕生を予感し、すべてを仕組んでいたのです。

 

そもそも非戦闘系統には限界がどうしても存在します。

いくらステータスをアイテムによって上昇させたところで成長し続けるわけではありません。

 

レジェンダリー職業にも関わらず低いレベルのアイテム製作

レジェンダリーアイテムを作るのが予測より遅れたこと

 

システムが予測するよりも遅い歩みで進んでいたことで

グリードは本来であれば手に入れることの出来ないアイテム上昇効果を手に入れてしまったのです。

 

そう、グリードはモルフェウスの予想を超えたのです。

わん
相変わらずグリードってすごいですよね。
いろんな意味で、ですが!

喜怒ぐちゃぐちゃ

そんなシステム管理者たちの憂いも知らず、グリードは出来上がった”失敗作”に目を輝かせます。

 

剣先は攻撃を、そして剣の背についた鋭い刃は防御を司る攻防両立を可能であること

これまで作ってきたレジェンダリーアイテムを超える至尊武器であること

 

つまりこの”失敗作”を手にしたことで正真正銘グリードはゲーム内最強装備を手に入れたのです。

しかも、嬉しいことはそれだけではありません。

 

剣に刻まれたグリードの名前

グリードが作り出す武器にはすべて名前が刻まれ、特有のスキルが発生するようになりました。

 

それ以外にもペナルティの15%減少やアイテム理解度の上昇スピードアップなど

嬉しい特典ばかりがアナウンスで上がります。

 

ですが、グリードは次に上がってきたアナウンスに目を見開きました。

潜在能力が開花したことで成長力が低下し、

これまでアイテムを作る度に得ていたステータス数値が下落することになったのです。

それ以外にもレアとエピック等級では追加ステータスがないこと、

ユニーク等級とレジェンダリーアイテムのステータス上昇値も少なくなりました。

 

しかし、神話級武器の作成や特殊商店の名声商店の利用が可能になるなど

嬉しいこともあります。

 

なぜ獲得する名声数値が下がったんだ!

でも名声商店が使える!

製作ステータスの獲得値が下がった!

でも神話級装備が作れるぞ!

 

あまりの出来事にグリードの喜怒哀楽はしっちゃかめっちゃかになってしまいました・・・

にゃあ

システムに見事振り回されてますね・・・

グリードらしいですが・・・

国家対抗戦クエスト

グリードがレジェンダリー武器を作り出したことで”ファグマの末裔”の存在が公表されました。

それに対して鍛冶職人1位のファンミルが自分ではないと言ったり、

エピック職業に転職したロイがそんな奴雇っちまえば俺のもんだと言ってみたり

 

ゲーム内は”ファグマの末裔”でもちきりになりました。

 

そんな話題の人物、グリードの周囲は別の意味で騒がしくなっていました。

なんとヤタン教とジシェカたちギルドの戦争が間近に迫っていたのです。

 

もちろんジシェカはこれまで通りグリードに装備作成を依頼しますが、

グリードは”ファグマの末裔”の登場に焦った運営によりは止められた国家対抗戦に参加するからと

装備作成を渋ります。

 

しかし、ここで引き下がるジシェカ、そしてギルドメンバーではありません。

これまで先延ばしにされ続けた装備作成です。

それに国家対抗戦の前に派手に動けば”ファグマの末裔”であることがバレるぞと脅しにかかりました。

 

もうすでに至尊になったグリード。

焦って動く必要はありません。

 

そうして装備作成に取り掛かったグリード

そんなグリードの元を訪ねる人が1人・・・

わん

ん?最後に現れたのは、ユラ?

あれ、どうしたのでしょう?

『テムパル~アイテムの力~』79話の感想・考察

ついにグリードが至尊になった79話でした。

さすがモルフェウスっていう感じでしたね。

なにもせずに失敗作の恩恵をグリードが得ていたら本当に

手の付けられないモンスターになっていたのは間違いないでしょう。

さらには至尊になったグリードがこのまま高等級の装備を作り続けていられば

それもまた暴走の原因になっていましたよね。

様々な制限がついたことになりましたが、相変わらずグリードの手に失敗作があるのは事実です。

一体この武器がどう物語を動かすのでしょうか?

80話からも目が離せません!

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