この記事では『悪党のお父様、私と結婚してください♡』の50話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
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『悪党のお父様、私と結婚してください♡』50話のネタバレ
神経戦も終盤へ
夕日の差し込む執務室で、エウレディアンは手にした書類に目を向けながらグルカマン三国協定について考えていました。
ルボブニへの奇襲以来、物事は良くないほうへと進んでいます。
少なくともエレニカを拉致するべきではなかった、と今のエウレディアンは考えていました。
あの時踏みとどまっていればアゼキエヌの条件変更もなかったし、エレニカが危険な目に遭うこともなかった。
そして、ソルレアに悩まされることもなかった。
エウレディアンは考えながらも、エレニカと出会えたことには感謝していました。
しかしこれ以上、目の前の問題に悩んでいる時間はありません。
エウレディアンは書類を机に置くと、そこに押印をするために手を伸ばします。
“大陸征服を試してみるのも悪くない”
エウレディアンは決意していました。
なにやら、物事がまた大きく変わりそうですね…!
国が危険な状態になるのに、これ以上エレニカを近くに置いておくでしょうか…。
「…そろそろあの女が来る頃だな」
エウレディアンとソルレア
タイミングを見計らったように姿を現したのはソルレアでした。
エウレディアンの姿を見るなりソルレアは笑顔で駆け寄ります。
忙しさにより来訪が遅れたことを詫びるソルレアに「許しを請うべき問題は他にあると思うが」とエウレディアンは冷たい態度を取ります。
しかしソルレアは意に介していない様子。
エウレディアンの方から、問題の行為について指摘をしました。
数週間前、ソルレアがベルック宮殿でした行為について。
厳しい視線を向けたエウレディアン。
「この私の宮殿で、私が禁じた魔法を、私が守っている人に…」
ソルレアは顔色ひとつ変えませんでした。
「陛下はいつも私を疑っていらしたではありませんか」
ソルレアは、エウレディアンには確信がないことを指摘します。
逮捕令が出ていないことがその証拠。
「私が陛下の国にプラスになるかマイナスになるか迷っていらっしゃる」
魔塔の権力者であるソルレアはエウレディアンの脅しにも怯みません。
それどころか、エウレディアンの態度についてソルレアは疑問を口にします。
さすがソルレアは狡猾で抜け目ないですね…!
こんな人が近くにいたらエウレディアンは確かに疲れそうです。
エレニカがいかに癒しであったかが見て取れるやり取りです。
貴方に残ったのは弱点だけ
「私があの姫に害を与えていなかったら、陛下はこんなにも敏感に反応していたでしょうか?」
ソルレアは話を続けます。
つまり、エウレディアンはソルレアがこれ以上エレニカに危害を加えることを恐れているのです。
ソルレアの死刑を命じれば、ソルレアはなりふり構わずエレニカを殺したかもしれない。
エウレディアンの不安を見抜いたソルレアは怪しく微笑みます。
「陛下には切り札が残っていない。あるのは弱点だけ」
「それで…何が望みだ」
鋭い視線を向けたエウレディアン。
「陛下、私に首輪をつけてくれませんか」
ソルレアが提示したのは、予定通りの結婚です。
「そうしたら、陛下の国と姫に何の害も及ばないはずです」
そのソルレアの言葉を部屋の外で聞いていた者がいました。
「…一体どういうこと?」
エレニカは口を押え、漏れ聞こえた言葉に驚きを隠せません。
ソルレアすごいですね!
エウレディアンが取りそうな行動を見抜いて、
自分の都合がよい方向へと導いている感じがします。
『悪党のお父様、私と結婚してください♡』50話の感想・考察
エウレディアンとソルレアの駆け引きが見られた回でした!
ソルレアの狡猾さはスゴイですね!
エウレディアンさえ我慢すれば、物事がスムーズに運ぶという雰囲気を作り出すのがとても上手です。
魔塔の権力者なだけありますね!
エウレディアンのほうもソルレアを意のままにできるならそれ以上に便利なことはないですし、
皇帝という立場から考えると悪い話ではないところが良く出来ています。
しかしその発言をエレニカが聞いていました。
原作の知識があるエレニカからすれば、ソルレアとエウレディアンの結婚はイコール、エウレディアンの死に直結します。
さてエレニカはどう行動するのでしょうか?
ソルレアにはまだまだ切り札が残されていますし、かなりピンチですよね。
次回が楽しみでわくわくします!
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