悪党のお父様、私と結婚してください【61話】最新話のネタバレと感想！

2人の仲は？

テラスでお茶会をするルボブニ使節団のメンバーとエレニカ。

セルゲイはエウレディアンとエレニカの仲を怪しみ何度も具体的な説明を求めます。

その度にエレニカはただの拉致犯と人質兼主人と客であると答えました。

しかしエレニカの心中には、自分とエウレディアンはもっと特別で親密な仲である自信がありました。

セルゲイもニヤつくエレニカの顔をみて、絶対になにかあるはずだと2人の関係をさらに怪しみます。

ルボブニの人たちの近況

フェルナンデスが話を変えるように、なぜ皇城ではなく庭で我々の茶会が開かれているのかと問いかけます。

エレニカは、自分が皇城のなかを自由に歩き回れないことを隠して天気が良いからだと答えました。

次にエレニカが自分の父と母の様子を気にかけます。

王はすっかり痩せて、王妃はストレスから消化不良を起こしているものの元気にやっているとフェルナンデスが答えました。

エレニカは故郷の人たちが自分を心配していることをすっかり忘れていたことに気付いて反省をしました。

姉のテゼビアも、娘のブリズニーも元気にやっているようです。

ブリズニーが元気にしていること、フェルナンデスの子供アレクシオスが無事産まれてきそうなことを知ったエレニカは原作カップルの誕生を心中で喜びました。

エレニカの帰還予定

セルゲイは、エレニカはいつごろルボブニに帰れるのかと疑問を口にします。

エレニカは一瞬言葉に詰まりつつも、セルゲイたち使節団とともに帰れるはずだと答えます。

セルゲイはそれを聞いてエウレディアンは案外暴君ではなかったと評価を改めますが、エレニカはその事実に改めて顔を暗くしました。

しかし、このままエレニカがベルゴットに居続けるのは危険です。

少なくともラウルスが降臨する4年間は安全なルボブニに帰ったほうが都合が良いのも事実です。

エレニカは1度ルボブニに帰ったあと、もう一度ベルゴットに戻ってくるにはなにかしらの理由が必要になると考えます。

いっそエウレディアンがプロボーズでもしてくれたら楽なのにと考えるエレニカの呟きを聞かれ、ルボブニ使節団のメンバーはエレニカのことを警戒するように見つめました。

とくにセルゲイはエレニカが考えていること全てを知る必要があると詰め寄ります。

エウレディアンの思案

公務室の開いた窓から外を眺めるエウレディアンは、こうもうるさくては仕事にならないと嘆きますが、窓を閉めてしまうと余計に様子が気になって仕事が手に付かないとため息をつきました。

エウレディアンはエレニカを一度ルボブニに帰すつもりでいました。

しかし、エレニカがルボブニに帰ってしまったらきっとセルゲイとの婚約話が進んでいくに違いありません。

エウレディアンはエレニカを帰すしか本当に道はないのかと考えこみますが、少なくともソルレアを牢獄に入れるまではエレニカの身が危険にさらされ続ける事実も変わりません。

グルカマン協定の解決に、発覚しつつある魔塔の不正に、ソルレアの存在。

それら全てを片付け終われば、ベルゴットの地もエレニカにとって安全な地になるかもしれません。

エウレディアンは、エレニカがわかってくれるといいのだが、と思案してため息をつきました。