この記事では『姉が男主人公を拾ってきた』の23話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
全話一覧まとめはこちら | ||
⇦前回 | 今回 | 次回⇨ |
22話 | 23話 | 24話 |
『姉が男主人公を拾ってきた』23話のネタバレ
チャコブの木へ
「火の手から逃げられる場所はあるのか?」
エイミーはノクスの問いに対して「チャコブの木は燃えないので、そこに行けば大丈夫だと…」と答えます。
チャコブの木の方向を教えると、ノクスはその方向へと進んでいきます。
エイミーの脳内では「姉さんは無事なのかしら」という心配の気持ちが溢れていました。
「これがチャコブの木か?」
ノクスの問いに、エイミーは答えません。
再度名前を呼ぶと、エイミーはやっと気づいたように「そうです」と答え、チャコブの穴の特性をノクスに伝えました。
ひとまず危険から脱したことでエイミーは放心状態にあるようです。
それからディアナが心配でたまらない様子が伝わってきます。
「お前の姉はきっと大丈夫だ」
ノクスはエイミーの様子を心配して声をかけます。
「俺を信じろ」
エイミーはノクスの言葉に瞳を潤ませると、ぐっとこらえて目元を拭いました。
姉とノクス、それぞれの安全を
(姉さんは本の中でどうやって死ぬんだっけ)
エイミーは原作で姉が死ぬシーンを思い出すと、歯を食いしばりました。
(どうすれば…)
そのとき、エイミーの頬にノクスの手が添えられました。
「俺が戻るまでここに隠れていろ」
エイミーはその言葉に怒りをあらわにします。
森の中を一人で歩き回るのはとても危険なこと。
エイミーはノクスの提案を必死で拒否しますが、ノクスはそれでも考えを変えませんでした。
「泣くな、エイミー」
「話をそらさないで」
ノクスは顔を歪めると、追っ手が来るまでの時間にも余裕がないことを指摘します。
それでもエイミーはノクス一人で戦いに行かせられないと声を荒げました。
エイミーはディアナのことを心配しつつも、ノクスの無茶だけは許せないといった雰囲気です。
大切な人が傷つく場面は見たくないですものね。
無事に戻れるようにと
「お前は…姉のことを大切に思っているだろう」
ノクスはエイミーの気持ちを指摘します。
エイミーは姉への気持ちを肯定しますが、それと同時にノクスのことも大事に思っていると告げました。
「エイミー、俺は四六時中お前のことを考えている」
ノクスはエイミーを安心させるように話を続けます。
「だからお前に泣かれるととても辛いんだ」
「俺はお前を守りたい」
ノクスはエイミーの頬に手を添えると、約束を取り付けました。
「俺が無事に戻ったら、今までの疑問すべてに答えてくれるか?」
ノクスのことをリノクと呼んだ理由。
昼間なのに、大人の姿に戻せた理由。
ノクスはエイミーの腰に手を回すと、その瞳を覗き込みます。
記憶も断片的なノクスからしたら知りたいことがいっぱいですよね。
「先」のことについて話すことで、エイミーを安心させようとしている気がします。
「…あなたが戻ってきたら」
エイミーは頬を染めながら、その疑問に答える約束をしました。
「だからどうかご無事に」
エイミーの顔に影がかかります。
ノクスはエイミーに迫ると、頬に手を添えて顔を寄せます。
「…キスをするにも許可が必要か?」
唇が触れる寸前、ノクスはエイミーに問いかけました。
「いいと言ったらするんですか?」
「当然だ、俺はお前となんだってしたい」
ノクスは身を離すと、エイミーに向かって微笑みました。
「無事に戻ったら、その時はお前が何を言っても離さないぞ」
『姉が男主人公を拾ってきた』23話の感想・考察
エイミーの身の安全は確保できたものの、今度はディアナの心配、それからノクスの心配と気が休まるところのない回でした!
しかし、ノクスの気持ちを前にエイミーも最後には覚悟を決めたように思います。
待つことしかできないというのも辛いものですよね。
とはいえ、エイミーが一緒に戦いに挑んだところでそれはノクスの弱点にしかなりません。
今はぐっとこらえて、戻ってきたノクスの疑問に答える用意をするより他はありませんね。
それにノクスならきっとやり遂げてくれるに違いありません。
「無事に戻ったら、その時はお前が何を言っても離さないぞ」
この言葉が現実となるように祈るばかりです。
全話一覧まとめはこちら | ||
⇦前回 | 今回 | 次回⇨ |
22話 | 23話 | 24話 |