この記事では『姉が男主人公を拾ってきた』の27話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
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『姉が男主人公を拾ってきた』27話のネタバレ
姉からの手紙と知らせ
ノクスと離れることになってから3年が経ちました。
「ちょっと、姉さんったら何通送ってくるのよ」
玄関先に置かれた手紙の量を見てエイミーは呟きます。
“愛するエイミー!元気にしてる?”
手紙の中には、変わらないディアナの言葉が並んでいました。
エイミーは読みながら思わず笑みを零します。
“見習い期間を終えて、正式に騎士として拝命されるのを待ってるところ”
これさえ終われば、まとまった休みがとれるとディアナは手紙に書いていました。
続く手紙の内容には、「親しくなった男騎士が“逃亡者の里”出身なので、里帰りのついで様子を見に行ってほしいと頼んだ」と記されていました。
「姉さんが若い男と親しくなるなんて珍しいな」
エイミーは呟いて、ノクスと離れたあと人間不信に拍車がかかっていたディアナの変化に気付きます。
「信用してもいい人なのかな」
人間不信になっているのはエイミーも同じでした。
療法士リンネと噂話
エイミーたちが住み着いた“逃亡者の里”は、魔法でも見つけられない南の端に位置する僻地です。
ここに住み着いて安全を確保してから、ディアナは騎士になると誓いました。
「ニオン王国は過去を問わず受け入れてくれるそうよ」
しかし見習い期間のあいだ、エイミーを一人でここに置いていくことになってしまいます。
ディアナはそのことがなにより心配でしたが、エイミーは「私は大丈夫」と笑顔を見せました。
あれから1年。
驚きのスピードで見習い期間を終えたと報告を寄越したディアナ。
エイミーが手紙を見つめながら物思いに耽っていると、後ろから女性に抱き着かれました。
遠慮のないその女性は、隣に住む療法士リンネです。
リンネの性格はディアナとよく似ていて、エイミーたちがこの里に住み始めてからというもの、なにかと世話を焼いてくれていました。
ディアナがエイミーを置いていけたのは、リンネの存在も大きそうです。
気にかけてくれる人がいるのは安心ですよね。
「あの噂は本当なのかな」
リンネが話し出した噂とは、「皇室が境域の山の討伐に向かう」というものでした。
「皇太子殿下は正義感もあるし農民を愛しているから」と理由を話すリンネに、実情を知っているエイミーは少し憤ります。
「今度ソルフィンで祭典があるんだって」
“英雄を称える祭典”と称されたその祭りは、大公リノク・イベルクのためのものだそうです。
その名前を聞いたエイミーは、飲み物を吹き出しました。
「こんな僻地でも知られているほど、セレナとの話は有名でしょ?」
恋愛話が好きなリンネは嬉しそうに語ります。
ソルフィンに遊びに行こう、と誘われたエイミーは素っ気なく断りました。
夢の中で
「急にノクスの話が出て動揺しちゃった」
原作の流れを思い出すと、物語はもう終わりに近づいているに違いありません。
今度の祭典も、リノクとセレナの結婚関連なのだろうとエイミーは思います。
「もう知らない!私には関係ないんだから」
目をつぶったエイミー。
その夢の中では子供の姿のノクスがエイミーの名前を呼びます。
「会いたかった」
寂しい、とこぼす子供ノクスに「ノクスとは暮らせないの」とエイミーは何度も教えます。
「待ち続けてもう疲れたよ」
ノクスの言葉にエイミーは驚きました。
久々の子供ノクス、かわいいですね。
そしてなにやら意味深なセリフが。
しかし、夢はそこで終わってしまいます。
家中に響いた大声がエイミーを起こしました。
「朝からどうしたの…」
欠伸をしながらエイミーが問うとリンネが答えます。
「すてきなお客さんを連れてきたわよ」
その時、エイミーの方へ一人の男が振り向きました。
『姉が男主人公を拾ってきた』27話の感想・考察
ノクスと離れて、あっという間に時が経ってしまいましたね!
それでもエイミーの中にはまだノクスへの想いがくすぶっている様子。
セレナとの話はあんまり聞きたくないですよね。
リンネの誘いを素っ気なく断ったのにも関係がありそうです。
そんなエイミー、夢の中で子供ノクスと出会います。
変わらず「一緒に住みたい」「僕のこと嫌い?」と問い続けるノクスにエイミーも変わらず「それはできない」「そういうわけじゃない」と返します。
そして意味深に残された言葉。
これはエイミーが望んだから夢となってみたのでしょうか?
それとも…?
謎の騎士も登場して、気になる部分が増えましたね!
次回も楽しみです!
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