この記事では『姉が男主人公を拾ってきた』の28話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
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『姉が男主人公を拾ってきた』28話のネタバレ
突然の来客
エイミーはその男を見ると不思議に思いました。
「姉の知り合いですか?」
男はエイミーの問いに戸惑います。
「どうかしましたか?」
エイミーが再度問うと、「どうかしてるのはあんたの服よ!」とリンネのお叱りの言葉が飛んできました。
寝起きのエイミーは大きめのシャツ一枚のあられもない姿で、けして褒められた格好ではありませんでした。
初めて会う男性を前に無防備すぎますね。
ディアナがこのことを知ったらかなりお叱りを受けそうです。
着替えたエイミーとその男は無言で気まずい空気を味わっていました。
男を連れてきたリンネもさっさと帰ってしまい、この家には二人きりです。
「えっとハバンさんですよね?姉と親しいという…」
エイミーがそう切り出すと、男は「私の名前はハバンではありません」と答えました。
どうやら、逃亡者の里入り口にこの男がいたところを、リンネがけが人なのかと勘違いしてエイミーの元へと連れてきたようです。
「でもどこもケガしてないようですが…」
それでもこの男が大人しくエイミーの元に来たのには理由があるはず。
エイミーはそう思って問いかけました。
男は、その言葉を聞いて手袋を外すとその手指が真っ黒に染まっているのをエイミーに見せました。
毒に侵された手
「あ…毒ですか」
にこにことした顔で手を見せる男にエイミーは驚きます。
あそこまで毒に侵されていれば、普通とてつもない痛みがあるはず。
「とにかく治療しましょう」
エイミーは自分の髪を結んでいたリボンを解きました。
男はエイミーのその姿に見惚れると、言いかけていた言葉を止めてしまいました。
ここでなにかを言いかけた男がその言葉をやめたのが気になりました!
エイミーの姿をぼんやりと眺めていたように感じます。
「血を採るので目隠しをしますね」
エイミーはそう言って、男の目元に先ほどのリボンをかけました。
本当は謎の魔法を使うことがバレないようにの措置でした。
男は大人しくされるがままになっています。
エイミーが毒に侵された手に魔法を施すと、たちまち治っていきました。
最後に、採血のためを思わせるように針でちくっと指をさします。
「終わりました」
エイミーが声をかけると、男はリボンの目隠しを外します。
そして、毒の消えた手を見ると驚いてよろめき椅子から落ちてしまいました。
隠された身分
「あなたは騎士ですよね?」
エイミーは問いました。
服装からわかったことは、騎士であること。
紋様がないので、どこにも所属していないか正体を隠しているか。
男はそれを聞いてくすっと笑いました。
エイミーもつられて笑うと「見た目と違って照れ屋なんですね」とからかいました。
男はエイミーの笑顔を見て安心したように微笑みます。
「…よく誤解されます。怖い人じゃないかと…」
「でもあなたは私を恐れないのでうれしいです」
この男性、どことなくノクスに似ているような気もします。
エイミーはこういうタイプの男性に好かれますね。
赤の紋章
男は、自分が動揺したのはエイミーが美しいからだと迫ります。
エイミーはその行動に驚き、男が何か落としたことを指摘すると距離をとるようにそれを拾いに行きました。
「赤の紋章…?」
それは皇太子の象徴でした。
「正体を明かすつもりはなかったのですが」
男はエイミーの耳元に囁きます。
「私はこの国の皇太子、タンシズ・ラグナルと申します」
タンシズはそう言って、皇太子風のお辞儀をしました。
急な展開に驚きですね!
皇太子が一人で辺境の地にまでなにをしにきたのでしょう…?
『姉が男主人公を拾ってきた』28話の感想・考察
謎の男性の正体がわかった回でした!
エイミーはしっかりしているようでいて、どこか抜けているところがあるので、ディアナやリンネが世話を焼きたくなるのでしょうね!
気まずい思いから一転、毒に侵されていた手を知るとエイミーは治療のために男に近づきます。
男はその時点でなにか感情が動いたように感じますね。
そして一度心を開くとその後はぐいぐいと迫ってきます。
慌てたエイミーが距離をとろうとして拾いあげた紋章からその人物が皇太子であることがわかりました。
皇太子が一人、逃亡者の里になんてなんの用事でしょうね?
考えられるのはノクスに関わりのあるエイミーくらいのものですが…?
次回にはその理由がわかるでしょうか。
どんな話がでてくるのか気になりますね!
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