この記事では『姉が男主人公を拾ってきた』の9話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
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『姉が男主人公を拾ってきた』9話のネタバレ
魔物の正体
魔物の鳴き声を聞いたエイミーは「グルリルース」の声だと判断します。
鳥の翼と獅子の頭を持つ魔物で、特別強いわけではありませんが夜にはその魔力が強まっていて厄介な存在です。
エイミーはノクスに剣を抜くように指示を出すと、合図とともに剣を振るってほしいとお願いをしました。
エイミーはグルリルースに向かって何かの粉を投げつけると、ノクスに合図を出しました。
エイミーは的確なノクスの剣さばきに舌を巻きます。
やはり剣の振るい方を身体が覚えているようです。
英雄リノクの称号は伊達ではないですね。
しかし、ぼーっとしているヒマはありません。
ノクスの服を引っ張ったエイミーは山奥の家へと急ぎました。
魔物から逃げ切る方法
ノクスはさきほどのエイミーの粉が気になって問いかけます。
「タルロの粉」というエイミーの粉は、翼を持つ魔物に効果のある薬草でした。
群れをなる前に逃げ切ろうと張り切るエイミーでしたが、ノクスが振り向くとすでにグルリルースは大群となって二人に襲い掛かろうとしていました。
間髪入れずにノクスが剣を振るいます。
エイミーは夜になるとタルロの粉の効力が下がることを知りませんでした。
どんどんと増え続けるグルリルースとこのまま戦うよりも、先を急ぐ方が良いことをノクスが伝えます。
エイミーの指し示す白い布の方向へ5分も走れば山奥の家にたどり着くはずでした。
それを聞いたノクスはエイミーの身体を抱え上げると、すさまじい勢いで走り出します。
驚いたエイミーが声を上げて怯えますが、今はノクスの走りをフォローすることが先決でした。
戦いの判断の良さも過去の栄光あってこそでしょうか。
エイミーも頑張っていますが、ノクスの力が頼もしいですね。
やっとのことで目的地へ
エイミーは11時の方向に見える木を中心に一周してほしいとノクスに伝えます。
このまま山奥の家に突っ込んでしまっては、グルリルースに襲い掛かられてしまいます。
その一周を挟むことによってエイミーは勝機をみていました。
木の周りを走りながら、あらたに粉を撒くエイミー。
その甲斐あって、無事に山奥の家にたどり着くことが出来ました。
倒れ込んで謝るエイミーにノクスは手を差し伸べます。
謝る必要がないことを伝えたノクスは、ここまでの危険を冒すエイミーの本当の気持ちを知ろうとしました。
エイミーにとって自分は「特別な存在」のはず。
答えを促すノクスに対して、エイミーは笑顔を作ると、森の中を彷徨っていた子供を特別に思うのは当然のことだと答え真意をはぐらかします。
それを聞いたノクスはそれ以上エイミーを問い詰めることを諦めて、家の中の探索に行こうと促しました。
長い間使われていなかったであろう家の中は埃でいっぱいでした。
1階でめぼしいものを手に入れたエイミーは、2階の探索を提案します。
ここまで危険な思いをしたのだから、目的のものを手に入れないことには帰れません。
エイミーは強く決意をして階段をあがっていきました。
『姉が男主人公を拾ってきた』9話の感想・考察
グルリルースという魔物に奮闘した回でした!
エイミーの的確な指示も光りますが、ノクスの天性の才能も強調されていますね。
協力して危機を乗り越えると、ノクスの感情が高まったのでしょう、ぐっと踏み込んだ質問が繰り出されます。
答えをはぐらかしたエイミーですが、ノクスにとってそう見える以上、ノクスの考え方もきっと強引です。
どんどんと物語の中心人物になっているエイミー、このことに気付くのはいつのことになるでしょうね。
気付いたときにはもう遅い気もしますが…。
きっと物語が悪い方向に転ぶことはないと思いますので、ノクスの気持ちをいつか受け取ってほしいものです。
物語の結末を想像してしまいますね。
魔法使いの家ではなにか良いものが見つかるでしょうか、次回に注目です!
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