この記事では『姉が男主人公を拾ってきた』の8話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
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『姉が男主人公を拾ってきた』8話のネタバレ
自分のためにそこまでするのか
エイミーの足元に跪いて丁寧にお願いするノクスをみたエイミーは顔を真っ赤にして照れました。
それを見たノクスは意地悪そうにニヤリと笑います。
このときにノクスの表情はとても良いですね。
悪戯が成功した感がよかったです。
エイミーはノクスの手を振り払うと、お願いはもう充分だと恥ずかしがりました。
とにかく、明日の夜にノクスとエイミー二人で山奥の家に行くことが決まりました。
ノクスは自分のために危険を冒すことを顧みないエイミーの行動を不思議に思いその真意を問います。
人生は助け合いだ、と答えたエイミーに対してノクスは、自分という存在をエイミーが受け入れてくれたという意味に取ります。
エイミーはそのノクスの考えを肯定はしませんでしたが、否定もしませんでした。
ノクスはエイミーの後ろ姿を見つめると、じっと言葉の意味を考えています。
別々の部屋で
部屋に戻ったエイミーは、今夜はディアナの部屋で眠ると言います。
それを聞いたノクスはどうして自分から離れるのか、と詳しい説明を求めました。
どうして自分の隣では眠れないのか。
しつこく問うノクスに、エイミーはベッドが狭いから寝づらいのだ、と言い訳します。
それを聞いたノクスはそれ以上食い下がるのを止めてエイミーを見送りました。
部屋に一人残されたノクスは、今更距離を取ろうとするエイミーの考えが寂しく思えてぽつりと愚痴をこぼしました。
子供ノクスの想い
翌朝、ノクスの声に起こされたエイミー。
寂しそうな表情のノクスを見て、自分を探していたのだとエイミーは気付きます。
ディアナが居ないからディアナの部屋で寝ていたと説明したエイミーのことを、ノクスはじっと見つめていました。
エイミーはあまりに愛らしいノクスを見て、朝ごはんにしようと誘います。
大きく伸びをして、久々にぐっすりと眠ることが出来たと喜ぶエイミー。
朝ごはんのメニューを聞いたエイミーの言葉に答えないノクスは、エイミーのスカートをぎゅっと掴むと、僕を捨てないでほしい、と呟きます。
エイミーはそこでやっと、先ほどのノクスの表情が寂しさから来たものではなく、捨てられるかもしれない恐怖からくる表情だったのだと気付きます。
エイミーはノクスの視線に合わせてしゃがむと、捨てない、と約束をしました。
ノクスの記憶が戻って本当の家がわかった後でも、この家に居たいと思うなら居ればいい。
エイミーの言葉を聞いたノクスは、表情を明るくしました。
しかし、エイミーは嘘をついていました。
原作のノクスの将来を知っているエイミーは、原作の流れを壊すつもりはありません。
ですが、せめて一緒にいる間くらいはノクスに幸せでいて欲しかったのです。
エイミーは少し思い切ったことをしましたね…。
本来ならばモブで終わっていたエイミーがここまで物語に関わってきたのですから、その言葉は嘘では済まない気がします。
山奥の家へ
その夜、大人へと変わったノクスとエイミーは準備を整えて山奥の家への道を確認していました。
思ったよりも簡単な道のりにノクスは安堵しますが、エイミーは魔物だけでなく毒草にも気を付けなければいけない道のりは簡単ではないと警告します。
気味の悪い森を進むうち、エイミーはノクスの様子を気遣います。
話題が幽霊の話に変わると、ノクスが持論を述べたのでエイミーは記憶が思い起こされたのかと喜びました。
しかし、それ断片的な記憶に過ぎず…。
その時、森の奥で物音がします。
気付いたときには、エイミーとノクスのことを無数の赤い目が見つめていたのです。
『姉が男主人公を拾ってきた』8話の感想・考察
エイミーが子供のノクス、大人のノクス両方を知らずのうちに傷付けてしまった回でした。
エイミーが思っているよりもノクスはエイミーのことが大好きですよね。
自分のことをその気にさせたと思ったらすっと身を引くようなエイミーの対応を歯がゆく感じる大人ノクス。
子供ノクスは朝起きたらそばにエイミーがいない驚きと、捨てられてしまうのではと感じた悲しみからエイミーに縋ります。
それに対してのエイミーの言葉は、優しさからきている言葉ですが、それが真意でないのならノクスにとっては何も嬉しくないですよね…。
エイミーは無自覚のうちにノクスを虜にし続けて、もう戻れないところまできているようです。
ただのモブキャラに戻ることはもはや不可能でしょうね…。
いつかは腹を決める時がくるであろうエイミー。
今のところは話の展開を待つしかないですね!
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