暴君には悪女がお似合い【55話】ネタバレと感想!

この記事では『暴君には悪女がお似合い』55ネタバレ感想をお伝えしていきます。

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ネタバレはしてほしくない!という方はご覧にならないでくださいね。

ユリアナの力が消滅!?

魔法を使って勝負に勝とうとするユリアナ。

彼女の魔法が奏でる不協和音を感じたリハルトは、セシルを守るために自身の魔法で対抗しようとします。

しかしその時、突然不協和音がやんだかと思うと、流れる風のような美しい旋律がリハルトの耳に聞こえ、

皇后がサイコロのゲームに勝利したのでした。

驚くユリアナは胸にかけたペンダントを見、謎の旋律によって自分の力が消滅してしまったことに気が付きます。

信じがたい現実を受け止めきれず、ユリアナは激しく動揺しました。

わん
あれだけ大魔女たちがやめろと言っていたのにセシルに真っ向から勝負を挑んだツケが回ってきましたね。
欲を出したせいで、ユリアナは全てを失ってしまいました。

彼女はセシルに向かって歯向かおうとしましたが、護衛の者たちに取り押さえられてしまいます。

一方、勝負に勝ったセシルは、姫の身分を失ったユリアナを冷たく追い出すのでした。

悪女の姿を取り戻すセシル

内心狂喜乱舞している彼女ですが、ふとリハルトの魔法の蝶が彼女の元にやってきて囁き始めます。

大衆の前でアスワンの姫をぎゃふんと言わせたセシルを、人々が崇拝の目で見つめていたからです。

にゃあ
この日のセシルは所作が完璧だったどころか、圧倒的なカリスマさえ見せていました。
しかもユリアナ姫をこてんぱんにやっつけ、人々の洗脳も解いたのですから、彼らが憧れて当然ですね。

悪女という役割をすっかり忘れていた彼女は、ある事を思いつき、リハルトの元に駆け寄ります。

セシルはおもむろにリハルトを抱きしめ、

『夜のカナリア』が私を救ってくれた、早くその美しい鳴き声をベッドの上で聞かせて欲しい、

と言って、リハルトの手を引いて会場から駆け出します。

リハルトもまた、鞭だけはやめてほしい、などど調子を合わせました。

にゃあ
セシルは悪女の演技に時々疲れた様子を見せますが
一方のリハルトは『夜のカナリア』の演技を完全に楽しんでいる様子です…

そうして彼らが去った後、人々は今見た光景に唖然とします。

何だかんだで皇帝代理としての役割を十分に果たしたセシルは、

エスティアンが無事に帰ってくることを心待ちにするのでした。

エスティアンを待ち構える怪しい男…

その頃エティア公国の首都エトゥンでは、白衣を着た男が地下で怪しい実験を行っていました。

人の形をした黒いものがぷかぷかと浮かんだ大きな緑の水槽を、不要になったからと言って男は壊します。

男はどうやらエスティアンのような存在を作ろうとしていたようでした。

わん
エスティアンのような存在とは、一体何を指すのでしょうか。
ユゼンディフの血を飲んだ人間のことでしょうか。

しかし、本物のエスティアンがエティア公国に向かっている今、

エスティアンに限りなく近い存在である水槽の中の『傑作』を解き放とうとしていたのです。

男は、エスティアンを本当の姿に戻してやる、と意味深なことを呟くのでした。

『暴君には悪女がお似合い』55話の感想・考察

ヘタクソなユリアナの魔法の音が鳴り止み、代わりに美しい風の調べが流れ、次の瞬間には勝利していたセシル。

風の音はセシルが作り出した魔法なのでしょうか。

セシルは自分が魔法を使えるとは思ってもいないようですが、リハルトが言っていたように、

美しい調べを奏でることが出来るのはかなり魔法に熟練した者だけです。

もしかしたらこれも、彼女を育てたメイドが見つからない謎と何か関係があるのかもしれません。

ユリアナを倒したことで群衆は賞賛の目をセシルに向けますが、彼女にとってそれは死の危険を意味するもの。

無理にでも悪女の演技をしないといけないなんて、意外と大変なのですね…

また、エティア公国では謎の生き物のようなものを育てている男がいました。

エスティアンを元の姿に戻すと言っていますが、

まさかエスティアンをユゼンディフの血に完全に侵された状態にするつもりなのでしょうか。

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