暴君には悪女がお似合い【58話】最新話のネタバレと感想!

この記事では『暴君には悪女がお似合い』58ネタバレ感想をお伝えしていきます。

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ネタバレはしてほしくない!という方はご覧にならないでくださいね。

『暴君には悪女がお似合い』58話のネタバレ

パルス大公の野望…!

全身が真っ黒の影で包まれてしまったエスティアン。

その影はパルス大公の城の外にまで煙のように広がっていました。

もがくエスティアンを見下ろした彼は、そもそも自分には長生きするつもりはなく、

エスティアンを元の姿に戻せるのなら死んだっていいのだ、と言います。

彼らが生み出した完璧な「ユゼンディフの血」があれば、誰も勝つことのできない狂気に満ちた力を手に入れることが出来ます。

大公はエスティアンがそのような狂気に満ちた姿でいることを望んでいたのでした。

わん
大公はユゼンディフの血を使って一体何を企んでいるのでしょうか。エスティアンを恐ろしい姿に変えようとした理由が気になりますね。

城の外で待機していたケインは、恐ろしい黒い煙が城から上がっていることに気が付き、唖然としました。

そして彼は、今すぐエティア公国から全速力で撤収するよう兵士たちに命じます。

彼らはエスティアンがまだ中に残されていることを案じますが、それでもケインは兵士たちを急いで逃がそうとするのでした。

そうしてもう一度城の方に向き直ったケインは、いくつもの触手を伸ばした赤黒い影が城中を占拠していく姿を目にします。

ケインは、以前エスティアンに言われたことを思い出しました。

話があると言って彼を呼び出したエスティアンは、自分に仕えていればいつか恐ろしいものを目にする日が来る、と彼に言いました。

どれほど恐ろしいのか、と尋ねるケインに、エスティアンは、

見ればわかる、としか答えませんでした。

さらにエスティアンは、死にたくなければとにかく逃げろ、とケインに命じます。

しかし、ケインはその光景を遂に目にすることになり、彼が何を言いたかったのかようやく理解したのでした。

エティア公国は黒い影に覆われ、辺り一面には人骨が散らばっていました。

にゃあ
黒い煙が通り過ぎた場所には人骨が散らばっています。煙のせいで骨だけになってしまったのでしょうか。だとすれば、一人残ったケインが煙に追いつかれないか心配です。

エティア公国に向かおうとするエールド

宝石から出て来たエールドはセシルにエスティアンの居場所を尋ねますが、彼は既にエティア公国に行った後でした。

エールドは大魔女から言われたことを彼女に話そうとしますが、

彼女の後ろに控えているタニア、ギルガンティア、リハルト、イレーヌを見て、また無駄なおしゃべりを始めようとします。

わん
おしゃべりが長すぎて緑陰のエールドに封印されていた彼。こんな時でも、知らない人を見て関係ない話を始めようとするなんて…

苛立ったセシルはエスティアンに何の用なのかと尋ねました。

しかし、エールドはエスティアンに、ユゼンディフの血の話はセシルにするなと言われていたことを思い出し、

そのまま話を止めてしまいます。

その代わりエールドは、エティア公国の場所を教えて欲しいので、

そこの強そうな魔法使いに手を貸してほしい、と言ってリハルトを指名しました。

リーの姿だったリハルトはエールドの言葉に知らぬ顔をし、イレーヌの気を逸らせ彼女を気絶させます。

そうして元の姿に戻ったリハルトは、自分が世界最強の魔法使いと見抜くなんて優れた精霊だ、と言いました。

エールドはそんなリハルトに、ゲートを使ってエティア公国に移動させてほしい、と願い出ます。

エティア公国とはかなり距離があるので、ゲートが開いても直ぐに閉じてしまい危険だ、と答えるリハルト。

しかしエールドは、自分だけで行くので大丈夫だ、と答えました。

そうしてエールドはリハルトの力を借り、エティア公国へのゲートを開けます。

なぜかセシルがゲートを越える!?

ゲートを初めて見た様子のセシルは、この魔法は難しいのか、とリハルトに尋ねます。

それに対し彼は、難しくはないが、ちゃんと繋がっていない場合、知らない空間をさまよって死んでしまう可能性もある、と答えました。

彼の答えにセシルとタニアは衝撃を受け、ギルガンティアは驚いたタニアの怪力で締め付けられ苦しそうにします。

しかしそれでもゲートに興味を持ったセシルは、エスティアンが見えないものかとゲートの方に身を乗り出しました。

セシルは、ゲート越しに町から空に上がる黒い煙の数々を目にし、一体何事なのかと衝撃を受けます。

すると、彼女の背後に謎の光る手が現れたかと思うと、彼女の背中を勢いよく押し、なんとゲートの中に彼女を落としてしまったのでした。

ゲートは彼女の叫び声だけを残し、そのまま閉じてしまいます。

にゃあ
エールドもゲートを越えていないのでしょうか。ちゃんと彼女がエティア公国に行けたのかも心配ですし、事情を知らないセシルだけがエティア公国に行って、どうにかなるのでしょうか…

残されたタニアとリハルトは顔面蒼白になり、エスティアンに殺される、と大騒ぎするのでした。

一方、ゲートを越えたセシルは、真っ暗な図書館の中に辿り着いていました。

『暴君には悪女がお似合い』58話の感想・考察

黒い影を身にまとい、自らの変わり果てた姿にエスティアンは衝撃を受けます。

今までで一番人間らしい反応を見せるエスティアンですが、その姿は既に人間のものではありませんでした。

さらに大公は、自分が死んででもエスティアンを元の姿に戻したかったことを白状します。

エスティアンの元の姿とは何なのか、ユゼンディフの血の力とはどんなものなのかまだまだ分からないことがたくさんありますね。

さらに、エールドはエスティアンを助けようとゲートを使ってエティア公国に行こうとします。

しかし何故か謎の手によりセシルがゲートを越えてしまいました。

ユゼンディフの血の耐性があるように見えるセシル。

彼女が誰かの意図によってエスティアンのもとに送り込まれたのなら、あの謎の手も誰かが作り出したものなのでしょうか。

しかし、セシル一人でこの危機的状況を解決することができるのか疑問ですね。

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