この記事では『できるメイド様』の21話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
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遠くから覗くラエル
第10皇子オスカーにマジックを披露している姿を離れた位置で見つけるラエル。
「マリだっ!」
思わず柱の陰に隠れて様子を伺います。
”料理の腕前もなかなかだったが、マジックまで出来るのか?本当に有能なメイドだ。”
ラエルはマリを眺めながら思います。
”あの2つの出来事は、どちらもマリの近くで起きている…”
そんな事を思っていたその時!
マリの隣にキエルが現れて話をし始めました。
“あいつ…マリと仲がいいのか?一体何の話をしているのだ…”
柱の陰からこっそりとなんて女々しいですね(笑)
キエルの本名
「オスカー殿下がお世話になりました。」
キエルはマリに話かけます。
「あっキエルさん!」
マリもキエルに気がつき挨拶をします。
「やはりマリちゃんは優しくて可愛いお方ですね」
イケメンのキエルに言われて、顔を赤くするマリ。
「ご存じだと思いますが…オスカー殿下はとても寂しい思いをしています。私以外誰からも相手にされませんから…」
オスカー皇子の境遇について話すキエル。
「でもマリちゃんは殿下を受け入れてくれました。本当にありがとうございます。」
そこでマリは疑問に思います。
“キエルさんはどうしてオスカー皇子に仕えているのだろう…まさか…”
「キエルさん、気になる事があるんですけど…キエルさんのフルネームを教えていただけますか?」
マリの言葉に固まるキエル。
「キエルハーン・ド・セイトン…すみません、わざと隠していた訳ではないんですが…」
キエルの事を聞き、青ざめるマリ。
「キエルハーン侯爵閣下にご挨拶申し上げます。今までのご無礼お許しください!」
マリは侯爵への挨拶をします。
その言葉に対し、やめるようにと伝えるキエル。
「私たちは友達じゃないですか、今まで通り普通に接して下さい。」
しかし、マリは帝国の大貴族とメイドが友達とはあり得ないと恐縮してしまいます。
「申し訳ございません…」
「そうですか、これ以上私が無理を言ったらマリちゃんを困らせてしまうだけですよね…だけど、私はこの出会いを無駄にしたくはありません。」
「マリちゃんとは不思議と心が通じ合うような気がするんです。少ししか話したことはありませんが、マリちゃんといるととても心地良かった…」
キエルの言葉を聞き、私も同じことを思っていたけど…と悩むマリ。
「だからといって、マリちゃんに私の考えを押し付けるのも良くないですから…心の中の友達だと思っておきますね。」
「今までみたいに接するのは難しいかもしれませんが、心の中だけでも良いので、私のことを友達だと思って頂けませんか?」
キエルは言葉と共にマリに手を差し出します。
キエルの言葉に心が動き、マリはその差し出された手を掴みました。
この二人には今のまま、良い関係でいて欲しいです。
ラエルの苛立ち
一方、離れた所から様子を見ていたラエルは、
“気に食わんな…ひざますかせるなんて…”
マリがキエルに対し、侯爵への挨拶の際にひざまずいた姿が気に入らない様子です。
さらにキエルがマリに手を差し出して、マリがそれに答えた様子を見て腹を立てます。
“冷静になれ…俺は何に腹を立てているんだ?“
しかし、マリとキエルが仲良さそうに話している姿が気になって仕方がない様子です。
遠くから見ているだけでは何も進展しませんよ!
『できるメイド様21話の感想・考察
相変わらずラエルは遠くからマリの様子を伺っていますね。
まるで恋する乙女のように柱の陰からそっと見つめています。
冷徹な皇太子のはずですが、最近のラエルを見ていると随分と印象が変わってきました。
そしてキエルの本名、ついにマリに言ってしまいましたね。
キエルは帝国を代表する貴族の現当主なので、知ってしまったマリは、かなり動揺したのではないでしょうか…
しかし、キエルは立場など関係なしにマリに友達になって欲しいと言うあたり、キエルもマリと同様に良い人なのでしょうね。
キエルとマリには、ずっと心が通じ合うような良い友達でいて欲しいです。
一方ラエルは、そんなキエルとマリの姿が羨ましく思うのなら、ラエル自身も自ら動いて、マリと仲良くなれるように話しかけたり優しくしたり…何か努力をしてみた方が良いと思います。
きっとマリは最初は恐縮してしまうとは思いますが…この後はどんな展開になるのか楽しみです!
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