この記事では『実は彼らは彼女だけを覚えていました』の31話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
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『実は彼らは彼女だけを覚えていました』31話のネタバレ
拘束されたウィルキンス卿!?
ウィルキンス卿が首都に帰って来たという知らせを受けた皇太子は、卿を久々に宮殿に呼ぼうとしますが、
既にスペンサー公爵に連れ去られてしまったとのことでした。
一方ウィルキンス卿は縄で縛られ、スペンサー公爵の前に連れて来られていました。
ウィルキンス卿がスペンサー公爵に事情を話す気がないと思ったのか、はたまたクラレンスに執着しているのか…。
クラレンスの安否が気になって仕方がない様子の公爵。
クラレンスの様子なら既に報告を受けているはずなのに、
わざわざウィルキンス卿を呼んでまでして話を聞こうとしたことを彼はいぶかしみます。
それに対し公爵は、ケニスにもウィルキンス卿にも過保護な父親扱いされていることに憤慨するのでした。
ウィルキンス卿は、クラレンスが本屋の店員として幸せそうに過ごしていたことを彼に話します。
もちろん彼もクラレンスの騎士としての才能を惜しいと思ってはいましたが、
彼女がやっと幸せを手にした姿を目の当たりにし、それを奪うことに罪悪感を感じていたのです。
しかし、そんなウィルキンス卿とは異なり、
自らの力で地位を手にすることのできたクラレンスを、伯爵はそのまま放置するつもりはないようでした。
加えて、騎士としての彼女を惜しんでいるわけではない、と言う伯爵。
ウィルキンス卿は意味が分からず聞き返しますが、うちで夕食を食べていくように、と話を逸らされてしまうのでした。
心当たりのある客…
税関の一件が解決し、詫びの印として本とともに送られてきた洋菓子を堪能するボス。
彼女は新しい法律が出来たお陰だと有頂天になっていました。
法律が新しくなるのがあまりにも早すぎる、とクラレンスは奇妙に思います。
さらにボスはクラレンスに、本を受け取りに首都からの客がやって来ることを告げます。
エイドリアン伝記を注文したその客は、本人曰く皇宮の図書館に勤務しており、
手紙の字も綺麗で言葉遣いも非常に上品なのだとか。
ボスとその客の付き合いが始まったのは1、2か月前で、
何でもその客は最近、同僚が休暇を取ったため多忙に過ごしているとのこと。
クラレンスは一人心当たりのある人物が頭に浮かびますが、そんなはずはないとすぐに考えを否定したのでした。
完全に皇太子に当てはまっていますね。
ケニスのベッドに男…?
一方、魔塔のケニスは半裸状態でベッドに入り眠っていましたが、誰かの気配がして気だるそうに目を開けます。
ふと胸元に目を向けると、誰かの腕が自分の体に回されていました。
昨夜女性を誘い込んだ記憶もなく、酒を飲んだわけでもないケニスは、
魔塔の元老会が女を忍び込ませたのではないか、と驚きを隠せません。
とりあえずその腕から逃れようとそっとベッドを出ようとする彼でしたが、
その腕は逃げようとするケニスの体にぎゅっとしがみついてきました。
他に想い人がいるからやめろ、と叫ぶケニス。
するとその腕の主はケニスの上に馬乗りになり、想い人とは誰か、と尋ねてきました。
腕の主の正体は、神殿の司祭であるデイルでした。
ケニスはとりあえずデイルをどかせ、一緒に寝ていた理由を尋ねます。
追われてここまで来たのに呑気に寝ているケニスが気に食わなかった、と言ってわざとらしく涙を流すデイル。
彼は、ケニスの想い人とはホールトン卿なのか、と尋ねます。
うろたえて返事が出来ないケニスを見て、嘘がつけないところはやはり愛嬌がある、とデイルは笑います。
寝起きなのをいいことに好き放題されていますね。
恋心まで暴露されてしまって、かわいそうです。
さらに、ケニスから漂う神聖力を感じ、彼がクラレンスにこっそり会いに行き、祝福のキスを交わしたことにデイルは気が付きました。
戸惑うケニスを追い詰めたデイルは、隠さず全て白状するよう彼に言うのでした。
『実は彼らは彼女だけを覚えていました』31話の感想・考察
スペンサー公爵はてっきりもうクラレンスの生き方を応援していると思っていましたが、
ウィルキンス卿との会話から何か企んでいる様子がうかがえました。
クラレンスの居場所を隠しておきながら、彼女の動向を探らせ逐一報告を受けていたなんて、過保護扱いされるのも当然ですよね。
また、クラレンスへの気持ちを明らかにしてしまったケニス。
デイルは無理矢理彼女のことをケニスから聞き出そうとしますが、そろそろデイルがクラレンスのもとにやってくるのも時間の問題ですね。
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