この記事では『帰還者の魔法は特別です』の105話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
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『帰還者の魔法は特別です』105話のネタバレ
ランク4になるために
「成長が遅い気がする?」
突然のアゼストからの申し出に魔法剣を重点的に強化しているせいかとデジールは考えます。
偏り過ぎているだろうか?というアゼストの言葉に、別に間違っているわけではないといいますが
「目指しているのが、ルーク級。つまり、ランク4なら話は違う」
どうすればいいのか。そんな問いにデジールは丁寧にこの後の話をします。
まずはランク4になること。
ランク4は才能があってもなかなかなれるものではありません。
さらにランク4からはマナを扱う技術も演算技術も重要ですが、なによりも内面に構築された強い心が大切になります。
つまり心でイメージを具体化すれば、より強い魔法が発言するということです。
「剣にオーラを帯びさせることができるようになれば、ルーク級の境地に到達するんだけど」
頭で理解するよりも実践の方が早いだろうとデジールはプラムを呼びました。
アゼストvsプラム
「アゼストと全力で対決してみて。剣術対決」
これは剣術の対決なので魔法は禁止です。
デジールの掛け声でついに対決が始まると勢いよくプラムはアゼストに切りかかりました。
そしてそこから持ち前の素早さを生かした剣戟を浴びせますが、アゼストはそれを間一髪で防ぎながらもいつの間にこんなに成長したのかと目を見開きます。
「スピードを上げます!」
体がほぐれたからとさらにスピードを上げるプラム。
先ほどでさえ防ぐので精一杯だったのに、これでは目で追うのが限界です。
ですが、プラムの攻撃が斬ることより突くことが多いことをよく知っているアゼストはその突きの瞬間の隙を狙うために剣を構えます。
一瞬を切り取るように張り詰めた意識でプラムの動きを捕らえたアゼストはいきおいよく剣を振ります。
「危ない、」
思ったよりも力が入り過ぎてしまい、このままではプラムが危ないとその場にいるみんなが目を見開いたその時、
「プラム!それ」
なんとプラムは無事でした。しかも彼の持つ剣は青い炎のようなものを纏っています。
救世主登場
対抗戦に向けた特訓七日目。
フリーチェルはなんとかデジールの要求に答えるため、なんの魔法を教えてもらおうかと考えながら廊下を歩いていると人だかりが出来ていることに気が付きました。
「エルゼ!」
人だかりを掻き分け、騒ぎの中心を見るとそこには真っ赤なペンキで頭から持ち物まで真っ赤に染まってしまっているエルゼがいました。
すぐにフリーチェルはエルゼに手を貸しますが、エルゼはいい子ぶるなとその手を払いのけます。
そうフリーチェルがいなくなったせいで、エルゼにいじめの標的が向いてしまったのです。
「悪いのは私じゃなくてエルゼをいじまる人たちだよ」
そう、なにもフリーチェルがいじめているわけではないから当然です。
現実から逃げるな。そうエルゼにフリーチェルが声をかけていると後ろからレダの声が聞こえます。
「気に入ってたおもちゃが壊れたら新しいおもちゃが必要じゃない」
そう偉そうにいうレダは抵抗してくるフリーチェルに怒りのままに大きな木製の拳を叩きつけました。
「平民のくせに生意気なのよ」
弱虫をいじめることしかできない弱虫。
そう言われたのが相当悔しかったのか、レダは壁に叩きつけらえたフリーチェルを足蹴にして、それでもめげないフリーチェルを魔法で縛り上げました。
レダに傷つけられているフリーチェルにどうすればとエルゼがその光景に息を呑んでいるとその横を誰かが通りました。
「見なさい!誰もあんたを助けようとしな、「そこまで」」
フリーチェルを見下ろすレダの言葉に口を挟んだのはデジールです。
デジールはフリーチェルを縛り上げていたレダの魔法を解除するとレダを縛りあげ、壁に貼り付けにします。
「あれだけ偉そうなこと言ってたのに何だよそれ?」
下ろしなさい!そう騒ぐレダにすぐに下ろすくらいなら最初からやってないと鋭い目を向けるデジール。
一体レダをどうしようというのでしょうか?
『帰還者の魔法は特別です』105話の感想・考察
対抗戦に向けて、みんなの成長が見える105話となりました!
アゼストは魔法剣ばかりを鍛えて成長が遅くなったことに悩みを感じていましたが、そこから脱出しそうな兆しが見えました。
プラムはアゼストとの戦いで彼女が驚くほどのスピードでの攻撃を見せましたし、なんとオーラを出現させることができました。
そして、フリーチェルはこれまでいじめてきたレダに強い姿勢で立ち向かう強さを見せました。
デジールのパーティーで警戒するべきはデジールだけじゃなさそうですね。
これは対抗戦への期待が高まります!
まずは偉そうなレダをどうデジールが懲らしめるか、ですね。106話からも目が離せません!
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