子供ができました【49話】ネタバレと感想！

無防備な彼を見つめて・・・

体育祭の打ち上げの帰り道、車の中でスヤスヤと眠る陽平の横顔を見つめる姫奈。

酔っていないと言いつつも、彼が無防備な姿をじっーと見つめるのでした。

改めてじっくり見つめる彼の顔は整っており、カッコよさは変わらないが・・・無防備な姿は一層カッコいい！と感じる姫奈。

頬が赤くなっている様子など、今まで見たことがないくらいに彼をじっくり見つめます。

そして、今日1日を振り返って、彼が自分のためにと行動してくれた事を思い返します。

普段はブランドの服しか着ない彼が、自分のためにとユニフォームを来て体育祭に参加してくれ、学校で1人の「先生」としていられるようにしてくれたのです。

陽平のその姿には、涙が溢れそうになったと思い返す姫奈。

実は姫奈としては、結婚を決意した時にはいずれは教師を辞めるのだろう・・・と思っていました。

彼でなく、義両親に望まれないのかもしれないとも考えていたのです。

そんな風に考えていた彼女だからこそ、今回の陽平の行動は想像することもできなかった出来事でした。

彼を愛している！

想像もしなかった陽平の行動に、自分の気持ちを尊重してもらえていると感じた姫奈。

自分は、今まで彼の妻としてサポートはしてこなかったが、陽平は夫としても父としても最善を尽くしてくれていると感じます。

そんな事を感じ考えながら、彼をじっと見つめます。

幼い頃の家庭環境で感じた結婚は、不幸という公式！

そんな中で、彼に言われた自分の確信を大事にするという言葉は、姫奈にとっては不安な毎日を拭うことができなかったのです。

それが故に、彼の気持ちを確認できずに焦り、努力しているつもりで何もしていなかったと姫奈は感じました。

努力どころか、自分が傷つきたくなくて壁を作っていたことに気づく姫奈。

色々と理由をつけていたが・・・それはウソだった、すでに自分の気持ちは分かっているという考えに辿りつきます。

それは、もう自分がどうしようもないくらいに陽平を愛している、という事実！

例え、彼のこの結婚での目的が子供だけだったとしても・・・自分はそれにしがみ付いてでも彼の離さずにいたくらいに、彼を愛している事に気づくのでした。

姫奈が、ついに思いを伝える？

自分の気持ちに気づいて認めた姫奈。

認めてしまうと、実はずっと前から分かっていたのかもしれない・・・なのに必死に、否定しようとしていたのだと気づくのです。

自分の気持ちを認め受け入れた姫奈は、再び陽平の方を向いて見つめます。

そして、そっと彼の手を握って優しくさすりながら、心の中でお礼を口にしました。

彼女に触れられると、陽平が起きそうに反応したので手を離そうとした姫奈だったが・・・彼にぎゅっと手を握られて慌てます。

寝ぼけている？と感じると同時に、運転手さんの方を向いて照れ始める姫奈。

照れつつも、手を握るくらいいいよね？と感じるのでした。

そして、しばらくすると家に到着します。

到着するとすぐに家の中に入ろうと、急ぎ足で歩きながら姫奈の手を引きました。

早く歩く彼に、ゆっくり歩いてほしいと伝えるも返事せずに、家の中へと入ります。

心配して声を掛ける姫奈でしたが、彼女の口を塞ぐようにキスをするのでした。

突然のキスに驚きながらも受け入れる姫奈。

陽平はキスしたまま彼女を抱き抱えると、君にはいつも誘惑されるって言ったよね？と言って寝室へと向かいます。

彼の真っ直ぐな言葉に、姫奈が頬を赤らめました。

勢いを止めることができない陽平を受け入れながら、自分からも彼にキスをする姫奈。

そして、止められないと言う彼に、自分も同じ気持ちだから・・・と言って、彼をベットに押し倒して今日は自分からする、と伝えて服を脱ぎ始めるのでした。