レディービースト【94話】ネタバレと感想！

魔導士・リハンの心境・・・

馬車に揺られながら、魔導士・リハンは暗い表情をしています。

はぁ・・・とため息を吐きながら、心身ともに辛いと口にするリハン。

これに、自分のせいでと謝罪するエリサに、あなたのせいではない、と彼が答えるのでした。

そして、リハンはジンジャーとのやり取りを思い出します。

当初は、ジンジャーからの護衛の依頼を断っていたが、なんで自分が？と即座に断るのでした。

リハンが断ると、そうか・・・と反応しながら、「あのこと」と過去の話をバラすと脅し始めるのです。

それは、魔術の実験で王宮の宝を彼が壊したという事実。

この事実は王には知られておらず、壊した宝の代わりにグウェン家のものを交換していたのです。

ジンジャーは、王が王宮にある宝が偽物と知ったらどうなる？きっとグランディアに行くよりも面倒だぞ？と完全に悪い表情を見せるのでした。

リハンは、彼の脅しで護衛をせざるおえない状況になったのです。

そして、ジンジャーとのやりとりを思い出し・・・エリサに対して、あなたの夫は最低ですと口にするのでした。

これに、知っていたでしょ？と表情も変えずにルフェラが答えます。

山賊が現れる！

グランディアに行くこと、護衛することを納得していない魔導士・リハン。

しかし、ルフェラの一言にしゅん・・・となり、静かになりました。

馬車がガタンと揺れると、エリサがお腹を押さえながら辛そうな表情と声を出します。

側にいたルフェラがすぐに心配して、様子を聞くと・・・最近胃痛があることや常に眠くなる症状があることを伝えるのでした。

これにラゴルが、すぐに医者に・・・と口にすると再び馬車がガタンッ！と揺れて、山賊の襲撃が現れます。

エリサを守るように！と指示が出されると、めんどくさい・・・と口にしながら動き出すリハン。

もし、彼女に何かあればジンジャーが黙っていないのに、と言った口調でルフェラにスクロールを持たせます。

ルフェラは、高いこれを兄が？と聞くと・・・きっとその内請求がいきますよ？とリハンが答えました。

待ちきれない様子なのは？

馬車の外で、山賊達を捕らえろ！という声を聞きながら、馬車の中でエリサとルフェラは抱き合っています。

すると、山賊の1人が場所の扉を開けて、ルフェラと捕らえて離さずに乱暴にしていると、エリサがスクロールを発動！

必死になりながら、スクロールを破くと・・・ピカーンという力強い光が放たれます。

スクロールを破いて目を瞑ったエリサは、急に静かになった状況に何が？と感じながら、ゆっくりと目を開けていきました。

彼女が目を開くと、そこにはルフェラにラゴル、リハンと自分以外はみんな倒れていたのです。

その状況に、防衛用のスクロールじゃないの？と口にするエリサ。

一方その頃・・・落ち着かない様子で動き回っていたのはジンジャー。

エリサが危険な場所を通っているのに、落ち着けるか！と部下の声も届かずに・・・安心させようとする部下の言葉にも、彼女はか弱いから心配だ、の一言で黙らせるのでした。

ジンジャーの心配するエリサは、防衛用のスクロールがなぜ？と口にすると、リハンは防衛魔術を強力な魔力を持つ人が使うと・・・攻撃に変えることがあると説明。

そう口にしたリハンは、何かを閃いたような表情をして・・・もしかして、これを利用すれば面倒なことを避けられるのでは？と考えます。

何を利用するかというと・・・エリサに魔術を学ばせるということでした。

しかし、リハンの閃きが、その後信じられない結果を招くことになるとは・・・この時の彼には、知るよしもなかったのです。

そう、リハンは自分で怪物を作り上げることに・・・

グウェン家の公爵夫人として！

夜になり、エリサ達はグランディア国に到着し、王と対面します。

グランディア王の歓迎の言葉に、丁寧な挨拶を返していくエリサ。

今までの我が娘とは違う姿に、ランデルにいる間に変わった、と口にするグランディア王のアデオーリでした。

この言葉に何も言わずに、エリサは会釈のみをします。

すると、クッと鼻で笑いながら・・・いらっしゃいませ、とエリサに挨拶をするフィリア。

これに鋭い言葉と眼差しで、無礼だとエリサが言い返します。

そして、スッと立ち上がり、エリサは発言を許していないとハッキリと口にします。

今までの彼女からは想像できない姿に、ビクッと驚きを隠せない様子のフィリアでした。