夏目アラタの結婚【31話】ネタバレと感想！

この記事では『夏目アラタの結婚』の31話のネタバレと感想をお伝えしていきます。

裁判長は見た

真珠の気持ちを落ち着かせるため、裁判長は一旦休廷を提案。

20分後に審理を再開とします。

地下の拘置室に戻されるため、真珠は看守に手錠をかけられようとします。

その瞬間、看守である岸田に声をかける真珠。

どうやら手袋ごしに見える指輪の存在が気になったようです。

でも指輪なんて拘置所に持ち込めるわけない。

もし外に出られるならば1000円でもいい。

指輪が欲しいなと真珠は呟くのでした。

裁判長が退出したのを見計らい、指輪の値段について思わず私語をする岸田。

しかし、その様子を実は裁判長が見ていたのです。

真偽のほどは？

裁判官たちもアラタが真珠の旦那だと気がつきました。

人の心に忍び込む天才だと真珠を評する裁判長は、看守を通して自分がいかに同情を集めていたかとリサーチしていたと推測。

とはいえクロとも断定は出来ません。

虚実織り交ぜた真珠の証言からは、何が真実かを見極めるのが非常に難しいからです。

父親による会ったという出来事は「事実」だが、性的虐待は「嘘」。

「父親を殺したい」と「死にたい」という感情は本音としか思えない。

しかし判決は感情ではなく証拠で下されるものです。

真珠の心を除き込まないよう、裁判長は2人の裁判官に注意します。

覗くべきか覗かざるべきか

アラタは週刊誌の記者に注目されつつあります。

藤田は“栗林”と偽名でアラタに声を掛けますが信じる様子はありません。

真珠の証言を整理するアラタは、「死にたい」という言葉が一番しっくりきたようです。

ろくでもない人生を送ってきた真珠に対して、指輪を買おうかと思うほど。

その一方で父親を庇うなど真珠らしくないとも考えます。

真珠が執着するのは母親のはずですが、アラタの中に急に疑問が湧きました。

引っ越しを繰り返した理由として、殺人などのっぴきならない事情があったのではと推理します。

確かに今の事件とは関係ないですが、もしかしたら真珠の心の奥底を除けるかもしれない。

審理のため入室する真珠に指輪を見せる岸田。

その様子を見た真珠は何やら確信した表情をします。

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『夏目アラタの結婚』31話の感想･考察

とりあえず第2回公判の第1ラウンド終了といったとことでしょうか。

各々が真珠の立ち振る舞いにたいして感想を述べています。

扉を閉めたつもりが実は真珠の様子をチェックするなど、入念な様子の裁判長。

真珠の証言についても丁寧に虚実を整理しますが、裁判長の心を揺さぶるほどの演技力。

若い裁判官への忠告は、真珠の奥底を知ることで判決に影響を与えてしまうと感じてのことでしょう。

対する真珠ですが、自分の演技力の浸透具合は看守の行動で確認をしたようです。

指輪が本当に欲しいかはさておき、真珠の表情を見ると満足の結果だったと思われます。

いよいよ真珠劇場の後半が開幕です。