ロクサナ~悪女がヒロインの兄を守る方法~【28話】最新話のネタバレと感想!

この記事では『ロクサナ~悪女がヒロインの兄を守る方法~』28ネタバレ感想をお伝えしていきます。

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ネタバレはしてほしくない!という方はご覧にならないでくださいね。

ポンタインの野心

ロクサナに声を掛けられ、彼女の元に歩み寄って来るアグリチェ家の長男ポンタイン。

毒蝶のエサやりなら家の中でも出来るのに、彼女が雪の日にわざわざ外に出て来た理由をポンタインは尋ねます。

それに対し彼女は、うちの毒蝶は味にうるさく、毎日同じエサだと飽きてしまうことを明かします。

さらに彼女は、ポンタインが憂さ晴らしに魔物を狩ろうとするほど不機嫌な理由を尋ねます。

むっとした様子の彼にロクサナは、またお父様から馬鹿にされたのか、と言いました。

彼女の言葉にポンタインは怒りを露わにし、怒鳴り声を上げます。

わん
ちょっと言っただけなのに怒りすぎです。こんなに直情的では後継者に向かないのは当然ですね。

するとロクサナは、デオンが1年前に自分と任務を行った時も卑怯な手を使ったが、今回も同じことをしたのだろう、と言うのでした。

そして、父親であるラントに、ポンタインとデオンへの扱いが公平じゃないと指摘したら叱責されたことを明かします。

彼女の言葉に驚いた様子のポンタイン。

ロクサナは続けて、デオンのような独裁的な人物ではなく、人をまとめる才能のあるポンタインの方が後継者として適している、と言いました。

その言葉で気分を良くした様子のポンタインは、デオンと同じように機会が与えられていれば、自分も活躍できたはずだ、と言うのでした。

ポンタインを誘惑するロクサナ

彼はロクサナも同様に機会が与えられていないことに気が付きます。

彼の言う通り、ラントはロクサナが成人してから既に1年が経過しているのに、重要な任務を一度も任せたことが無かったのです。

ロクサナは悲しそうな表情で、自分はお父様の飾りに過ぎないから、と言うのでした。

そんな彼女を見たポンタインは心の中で、ロクサナのことを毒蝶を持っていながらお飾りにしか過ぎない、顔がいいだけの愚か者だ、と考えます。

彼にとってはやはり、ロクサナがカシスを虐殺したという噂は到底信じられるものでは無かったのでした。

さらに彼はロクサナの美貌に目を奪われ、自分が後継者になれば、異母兄弟とはいえ彼女を妻にできるのでは、と考え始めました。

下心丸出しのポンタインはロクサナに、デオンではなく自分を頼るよう言い含めるのでした。

にゃあ
分かりやすいぐらいおだてられているのに、全く気付く様子すらありませんね…

ジェレミーを救ったロクサナ!

ポンタインを利用しようとして彼をわざと図に乗らせたロクサナでしたが、彼が自分に手を出そうと考えていることに気が付き、呆れ返っていました。

すると、一連の様子を見ていたジェレミーが彼女の元にやってきました。

ポンタインを八つ裂きにしていいかと問う彼に対し、ロクサナは、彼にはもっと酷い絶望を味わわせる必要がある、と言います。

一方ロクサナはポンタインの存在からデオンの帰還に気が付き、屋敷に帰ろうとジェレミーを誘うのでした。

前以上にロクサナに心を許すようになったジェレミー。

彼女はそのきっかけになった出来事を思い出します。

3ヶ月前の月間評価において、試験官に命じられ、ロクサナを殺すことになったジェレミー。

わん
そもそも試験の課題で家族を殺させるなんて…アグリチェ内部で分裂してもいいってことなのでしょうか?

ロクサナから事前に、何があっても試験官の言うことを聞くように言われていた彼は、剣でロクサナの胸元を刺し、殺してしまうのでした。

自室に戻ったジェレミーは、ロクサナを殺めてしまった罪悪感で床に崩れ落ちてしまいます。

しかし背後から声がし、振り向いたジェレミーは、そこに生きたロクサナが立っていることに気が付きます。

ジェレミーが殺したのは、毒蝶の幻覚作用で作り上げられた偽のロクサナだったのです。

にゃあ
ロクサナの毒蝶は、アグリチェの試験に採用されるほど重宝されていますね。ラントがよほど毒蝶を気に入ったのでしょうか。

試験で彼女を殺すことが出来なければ、ジェレミーが殺される運命だったことを彼女は明かします。

それ以来、ジェレミーはロクサナを完全に信頼するようになったのでした。

時は現在に戻り、屋敷に戻ったロクサナは、侍女から母親であるシエラが呼んでいるいると伝言を受けるのでした。

『ロクサナ~悪女がヒロインの兄を守る方法~』28話の感想・考察

傲慢で単純なポンタイン。

彼は機会が無いからデオンに負けていると言っていますが、

アグリチェの残酷な家風を考えると、卑怯な手やラントからの寵愛なども実力のうちなのでしょう。

しかも、異母兄弟とはいえ、実の妹に手を出そうとするとは、

いくら残忍な家柄とはいえこんな人が後継者にふさわしいはずがありません。

さらに、アグリチェを滅亡に追い込む張本人であるはずのジェレミーを、ロクサナはなぜか手助けしました。

ジェレミーに幻覚の自分を殺させることで、アシルの二の舞にならないように彼を救ったのでした。

他の登場人物と比べるとジェレミーはロクサナにかなり好意的なので、

彼を何らかの形で利用しようと考えているのかもしれませんね。

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