この記事では『緑陰の冠』の23話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
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『緑陰の冠』23話のネタバレ
魔石の取引
屋敷に招き入れたエルフのハレシュの様子を伺うラン。
ラチアと取引する気になってもらえるようにと、ランは交渉をします。
ハレシュは、ランにこちらの手の内を見透かされているような感覚を覚え、ランの事を警戒しています。
1年に10個しか作ることの出来ない世界樹から作る軟膏と、エルフが使用する赤い魔石を取引しないかと持ちかけるラン。
もしくは軟膏との取引が難しければ、エルフの作る木材の細工品でも良いと話します。
ランの話を聞いたハレシュは、終始ランのペースに呑まれている様な気がして悩んでいます。
しかしランはさらにエルフだけでなく、ドワーフとも魔石の取引をするつもりだと話しました。
ガタッ!!
ランの話を聞いて、思わず立ち上がるハレシュ。
赤の魔石を使用するエルフとは対照的に、ドワーフは青の魔法石を使用します。
実はランは、赤の魔石の他にも、すでに青の魔石を用意しておいたのです。
三者間貿易のきっかけに…
エルフとドワーフの仲は昔から決して良いものだとは言えません。
しかし、交流は必要ではないかとランは話しを持ちかけます。
その仲を取り持つ役割をランは担うと話します。
魔石の取引をきっかけにドワーフ・人間・エルフの三者間貿易を行いたいとランは考えていました。
ランの話を聞いたハレシュは、自分一人では決められないので、戻って長老達と相談してから決めると言いました。
ユスタフへの説明
ハレシュが部屋を出た後、それまで隣で一緒に話を聞いていた弟のユスタフが、この一連の説明をして欲しいと言い出しました。
すっかりユスタフが居た事を忘れていたランは、どうやって説明しようかと頭を抱え込みました。
魔石のせいで魔術師がラチアに近づく事が出来ないのに、ランはその魔石を利用して異種族と取引をしようとしていると聞いたユスタフ。
もし自分だったら、この魔石は魔術師を攻撃して戦争をするために使うと話しました。
魔石には魔術師を廃人にしてしまう程の力があり、扱いは慎重にすべき物です。
しかし話を聞いたランは、戦争を起こすよりも異種族との取引に使うと決めていました。
すべての話を聞いたユスタフは、ランの決めた取引に同意しました。
魔術師協会にとって、自分達の弱点が魔石だと公になる事を恐れているはずなので、魔術師協会にとっては脅迫に見えなくもないとユスタフは話します。
ユスタフの話を聞いたランは、魔術師にとっては脅威になる魔石だけど異種族との取引にしか使わないので、この取引には口を挟まないで欲しいと願いました。
突然、ユスタフはランの名前をフルネームで呼びました。
そして、あなたは一体何者なのかと聞いてきました。
『緑陰の冠』23話の感想・考察
エルフのみならず、ドワーフとも赤と青の魔石の取引を行うつもりでいるとは驚きました!
そして、人間のラン(ラチア家)を介して仲の悪いエルフとドワーフの交流を持たせるとは…
人間が使用する事の出来る透明の魔石とは違って、赤や青の魔石はそれぞれエルフとドワーフにしか使う事が出来ません。
それぞれの魔石の有効活用にも繋がりますし、この取引によって各種族が繁栄していけば更に良い結果となりますよね!
魔石の使い道をユスタフが戦争を起こすために使うと言った時はヒヤッとしましたが、ランは戦争を嫌っていて戦争を起こす気がなかったのでホッとしました。
ここでもし戦争となれば、今はほとんど財力のないラチア家なので、苦戦を強いられると考えたのかもしれません。
いずれにしても、話が戦争へと進まなくて良かったです。
ユスタフは、ランが今回のこの取引を持ちかけた姿を見て驚いたのではないでしょうか?
突然ランのフルネームを呼び何者なのかと聞いてきたのには、はたしてどんな意図があるのでしょうね。
とても次回が気になります!
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