テムパル～アイテムの力～【43話】ネタバレと感想！

この記事では『テムパル～アイテムの力～』の43話のネタバレと感想をお伝えしていきます。

3人のプレイヤー

渓谷グモの巣穴には捕食者になって糸で縛られている人が3人いました。

｢上野翔真(87レベル/盗賊)｣
｢箕輪亮太郎(87レベル/火炎魔法士)｣
｢乙木篤(88レベル/戦士)｣

3人がそれぞれ話していると、乙木の口から長嶺巧と言う言葉が出てきました。

お金も持ってきて、殴っても何も言わない、その様に長嶺の噂をしています。
その言葉に高校の時は楽しかったと言う箕輪。

しかし上野はそこには口を出しません。

すると長嶺もこのゲームをしていると言う話をし始めました。
ゲームの中ででも弱いと嘲笑う乙木。

この3人の力では渓谷グモの糸を切る事は出来そうにもありません。
このまま飢え死にかと箕輪が呟くと、巣に向かって人の影が見えてきました。

復讐に燃える

その人影とは、渓谷グモを倒したグリード(長嶺)でした。

グリードは渓谷グモを倒しても大したアイテムが手に入らなかったことから、巣の中になら何かあるのではないかと探しに来たのです。

渓谷グモの糸で縛られている3人は、クモを倒したことを聞き驚きます。

クモを倒したことからそのユーザーを高レベルだと推察した乙木は、グリード(長嶺)という事は知らずに助けを求めました。

近づいて立ち止まるグリード。
そして3人から思わず逃げました。

グリード(長嶺)はどうしてあいつらがここにいるんだと驚きます。
過去にバカにされたり金を取られたりと3人には良い思い出がありません。

それどころかやっとの思いで強くなったのに、ゲームでも出くわしたら全て剥がされてしまう、と逃げるグリードでしたが立ち止まります。

ログアウトしかないのか…と言う箕輪に対し、また戻ってくるはずだからと待とうと乙木が言うと、グリードが戻ってきました。

するとグリードは、兜を身に付けているし、縛られていて身動きが取れない事から、乙木に向かって威圧感のある態度で話しかけました。

復讐のチャンスと考えるグリード。
渓谷グモの糸を、8強の短剣を使い簡単に切ります。

3人は光る短剣に驚きます。
そして乙木はおだてながらグリードに助けを求めました。

しかしそう簡単にすぐ助けません。
全財産差し出すなら助ける、と話を持ちかけました。

乙木は思わず本音がこぼれます。
するとグリードはいきなり乙木を〈鍛治職人の憤怒〉を使い殴りました。
素手1発のパンチでかなりのダメージを受ける乙木。

命より全財産の方が惜しいのかと叫ぶグリード。

しかし心の中では、乙木を殴ることが出来てサティスファイ最高だと喜びで震えていました。

すると乙木がグリードに、現実ではビビりのオタクだろと叫びます。

一瞬ビビるグリードでしたが、アルゼンチンだ！と言い放ち乙木を殴りました。
箕輪もグリードに言い返しますが、今までの恨みを込めて殴り続けます。

ログアウト

殴り続けているグリードに上野が言いました。

動けない相手にやりすぎだと…。助けたくないならそのまま立ち去ればいいのに、という言葉に動きが止まるグリード。

こいつだけは少し違ったと振り返りますが、乙木たちの仲間だったこともありタダでは助けようとしません。

殴りはせずに犬の鳴き真似でもしたら…とまたしても条件を付けましたが、上野はそこまでして助けはいらないと断りました。

グリードは想像していなかった返答で驚きます。
すると、箕輪も乙木もそれに賛同する様に助けはいらないと言い出しました。

このまま殺したら今までの努力が全て台無しになってしまうグリードは、3人に野垂れ死ねと言い放ちその場を後にします。

予想外の反応に乙木と箕輪は驚きます。

しかし、グリードにはある考えがありました。
それは近くにいる別の渓谷グモを連れてこようと言う作戦でした。

そして渓谷グモを連れて3人の元へ戻ってきましたが、もぬけの殻状態。

3人はまたグリードが戻ってくる事や、このままでは助からない事を考えてログアウトをしたのです。

決めゼリフを言ったグリードのすぐ後ろには渓谷グモが…グリードはただ1人残されて大声をあげるのでした。

『テムパル～アイテムの力～』43話の感想･考察

今回は、現実世界での同級生が出てくる展開となりました。

グリードもまさかここで再開するとは思わなかったでしょうね…。
最初はビビるものの、ゲームの世界では自分の方が強いので途中からはただただ恨みを晴らす展開になっていました。

何かゲームで暴力するのは違うのでは…と感じましたが、そこは上野が言ってくれて良かったと感じます。

3人は今回ここでログアウトをしてしまいましたが、またグリードと会う展開はあるのでは？と考えてしまいます。

もしそうなったら正体がバレないように祈るばかりです！