この記事では『テムパル~アイテムの力~』の68話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
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圧倒
教皇が放つ女神の力もグリードには効きません。
というより、効いてはいますが、その膨大なダメージを受けているとは思えないほど勢いが衰えないのです。
振りかざされた剣に教皇はまたシールドを展開しますが、あっけなく崩されてしまいました。
物理攻撃を防ぐシールドを貫通したグリードの剣戟。
そう、物理攻撃ではなく、魔力がのった魔法攻撃だったのです。
素早く状況を理解したグリードは教皇の強力なシールドの穴に気付き、攻撃方法を変えたのです。
不意を突かれたことに驚く教皇にまた剣を振り上げ”連”を繰り出します。
回復を、と魔力を集める教皇ですが、グリードはそれを見ながらあることに気付きました。
”連”がレベルアップしたのです。
そう、これまで12連撃だった”連”が17連撃に増え、教皇のヒールでも防ぎきれないほどの圧倒的な攻撃力。
もちろん”女神の保護”で教皇は攻撃を防ぎますが、あまりの攻撃に回復は追い付きません。
終焉
”女神の激怒”
息の根を止めてやると言わんばかりに教皇はグリードに向けた最大火力の攻撃を繰り出します。
1万越えの攻撃が無数に降り注ぎ、さすがのパブラニウムでもその圧倒的な数は防ぎきれません。
このまま死んでしまえ!
粉塵の中に消え去ったグリードに高笑いを浮かべる教皇、ですが、
その中からぬっと伸びてきた手が教皇の手を掴みました。
”不死”
グリードが持つ特殊スキル。
生命力が最小値である場合、5秒間ダメージを無効化するスキルのおかげでグリードはあの攻撃の嵐を生き抜いたのです。
どうして倒れないんだ!
幽霊を見たかのような、怯えたような、恐怖に震えているような、そんな悲壮な顔で叫んだ教皇の腹に県が突き刺さりました。
そうして、ついに教皇が地面に崩れ落ちました。
グリードの勝利です。
祝福、次なる道へ
ついにグリードが教皇を倒し、ようやくクエスト完了のアナウンスが次々に輝きます。
ようやく訪れた平穏にグリードに口々にみんなが礼を言います。
そして、その中の一人、ダミアンのクエストも完了し、彼は”女神の代行者”へと転職しました。
この職業なら希望すれば教皇に即位することもできるユニーク等級の特殊な職業です。
夢が叶ったと喜ぶダミアンの横でグリードは相変わらず礼を寄越せと言い出しました。
兜などアイテムの修理費、神聖の盾を奪われた慰謝料など要求は多岐にわたりますが、一番大事なのはパブラニウムへの祝福です。
目の前に渡された金色の金属に戸惑うイザベルですが、それを胸に抱くと祝福を始めました。
レベッカの娘が与える、女神からの祝福。
それは確かにパブラニウムに宿り、その輝きは一層増します。
祝福を受けたパブラニウムには新たに回復スキルまで獲得していました。
驚くグリードの前にイザベルはおずおずとある物を取り出しました。
それはあの日、奪われた神聖の盾。
返してくれると言うのですが、これから教皇庁を再建するためにお金がいるので謝礼は難しいと言いました。
若干グリードは不服そうですが、これからまだ他の宗教を回らなければいけません。
仕方がないと諦めたグリードはその代わりにとある紹介状をイザベルに頼みました。
その頃、レベッカ教皇庁に向けてあるハイランクユーザーの一行が足を動かし始めていました。
『テムパル~アイテムの力~』68話の感想・考察
さてさて、ようやくレベッカ教編が終わった68話ですね!
よく考えれば神聖の盾からグリードとレベッカ教は付き合いが長いですよね。
最初から作者さんはこの流れを考えていたんでしょうか?だとしたらこれから先も気になっちゃいますよね!
残るはあと2つの祝福!
それぞれの場所でなにか試練が待ち受けているのは間違いないですし、それを達成した先に何があるのかも気になります!
これからもテムパルから目が離せません!69話も楽しみですね!
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