テムパル～アイテムの力～【74話】ネタバレと感想！

この記事では『テムパル～アイテムの力～』の74話のネタバレと感想をお伝えしていきます。

結婚に向けて、企み

キラリと眼鏡を輝かせたグリードこと巧は珍しく机の前に座っています。

その様子を見て、叫び声を上げる星羅ですが、もちろん勉強なんてしてるわけではありません。

調べているのはNPCと〇〇出来るか

サティスファイは高性能なシステムなので、夜のことももちろん出来るのですが

どうやら巧はもう3次元でなく、ゲーム内で楽しむことに決めたようです。

しかし、サティスファイにもきちんとルールがあります。

まずお互いの合意があり、結婚していること

そして、出来るのは月に1度だけ

もしも条件を逸脱することがあれば、機能に制限がかかります。

その事実に悔しさを隠せない巧。

ですが、目一杯楽しんでやると心に決め、またゲーム内に飛び込みました。

ギルドに入ると早速グリードに妬みの声が飛びます。

それは当然です。

アイリーンはゲーム内でもトップクラスと言われるほどの美女なのですから

狙っているプレイヤーもギルド内にたくさんいるのです。

領主となり、忙しいはずのジシェカも

ギルドメンバーとじゃれるグリードを微笑ましく見守ります。

忙しいのはもちろんですが、領主との結婚とあらば駆けつけて当然だ。

しかもNPCとの結婚はゲーム内初ですから、見逃す手はない。

そう言わんばかりににやりと笑うジシェカ。

いつもなら騒ぐメンバーを叱りつけるグリードが落ち着いているのも

この結婚のせいでしょうか？

そうして騒いでいるとグリードはフェイカーの姿を探します。

アサシン1位のフェイカー。そう簡単に見つかるはずがありませんが・・・

なんとグリードは一発で壁際に立ち、姿を消していたフェイカーを見つけました。

姿を消していた40日間、グリードが得たのは経験値だけではありません。

相手の本質を見抜く力

得た情報のおかげで得た冷静さ

これらは洞察値に600も振ったおかげで得た副産物でした。

フェイカーを探していた本題はシャイが落とした暗殺者用のアイテムの使い方を聞きたかったのです。

ほらと渡されたアイテムのレア度もそうですし、

アサシン5位のシャイの名前にもフェイカーは目を見開きます。

まさかシャイたち、アサシンのトップランカーたちで組まれたパーティを倒したのか⁉

さすがに驚きを隠せないフェイカーはその真実を問い詰めようとしますが、

グリードはもう式が始めると呼び出されてしまいました。

いざ、結婚式

大勢の参列者の中、神父の前で愛を誓いあうグリードとアイリーン。

参列者の中には外国の使者の姿もあり、祝辞には国王のものまであります。

アイリーンの生家、ステイム伯爵家が持つ権力は安易に測ることができました。

そんな家を持つアイリーンとグリードの結婚。

間違いなくギルドにも大きな影響を与えることになるでしょう。

そんな企みが話されているのも知らず、グリードは指輪交換をします。

その瞬間、ポップアップが上がってきます。

誓いの指輪の装着効果は好感度に伴う領地運営にかかわる恩恵の享受

つまり、アイリーンの好感度が上がれば上がるほど領地運営は好調となり

そして、娘婿になったおかげで品位能力値が解放されたり、

社交界への進出が可能になったりと特典が降り注いできます。

微笑ましい結婚式、それを人ごみの中で見つめる男が一人。

かつてグリードが救った1人の鍛冶職人です。

息子を亡くし、失意のどん底にいたカンを救ったグリード。

息子のようにかわいがったグリードは貴族となり、

離れてしまった距離を感じながらカンは静かにその場を立ち去ろうとします。

カン、石炭の発注を頼むよ

そんな背中に声を掛けたのはグリード。

そして、ステイム伯爵です。

どうやらグリードは鍛冶場を捨てる気はないようですし、

伯爵もまた民を愛している様子です。

そんな暖かなムードを絶やさない結婚式。

もちろんゲーム内にも大きな影響を与えました。

お祝いと称して与えられる伯爵領限定のステータスUP効果に

大勢のユーザーたちが移住してきました。

目まぐるしく成長する領地

慌ただしく仕事をするギルドメンバー

大いなる一歩を踏み出し始めた周囲に劣らず

グリードもまた一歩、踏み出そうとしていました。

場所は鍛冶場でも執務室でもありません。

待望のベッドの上です・・・

『テムパル～アイテムの力～』74話の感想･考察

終始お祝いムードだった74話でしたね！

現実世界では欠片もモテなかった巧ですが、

ゲーム内ではトップクラスの美女と結婚するとは羨ましいですね。

さて、幸せムードもきっと長くは続きません。

気になるのはフェイカーが成長したグリードに対して感じた

「いつか戦うことになるかもしれない」

という予感。

なんだか新しい伏線な気がしませんか？

75話からも目が離せませんね！