テムパル~アイテムの力~【83話】ネタバレと感想!

この記事では『テムパル~アイテムの力~』の83ネタバレ感想をお伝えしていきます。

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82話 83話 84
ネタバレはしてほしくない!という方はご覧にならないでくださいね。

お掃除開始

ヤタン教VSツェダカギルドの大きな戦いについに中継が始まります。

各地で行われる大規模な戦闘ですが、各要所にはギルドの主戦力が1人か2人

北門には5人のメンバーがいます。

 

それでも苦戦を強いられているのは変わりません。

どの場所でも救援を求める声が上がります。

 

そこへ戦いの要となる中央についにジシェカが到達しました。

彼女ならこの局面をひっくり返すことが出来ます。

まずは各地で暴れまわる使徒たちを倒すべきではと中央で戦っていたメンバーは声を掛けました。

 

そんなこと、必要がないのをジシェカは知っていますから

それを断りました。

 

当然です。

たった一本の剣、たった一着の鎧。普通なら何も変わりません。

それを作ったのがグリードなければ

 

窮地に追い込まれる仲間の元に駆け付けたのはジシェカを届け終えたベントナー

その身に纏う鎧は一撃でも食らえば、即死レベルの攻撃を防いでくれます。

他にもグリードが配った装備のおかげで戦況は少しずつツェダカギルドに軍配が上がり始めました。

 

その頃、イベリンは必死に魔剣を振り回し、雑魚を倒します。

背後ではフェイカーが厄介な音色を奏でるニベリウスの相手をしています。

回避率0%。アサシンであるフェイカーにはあまりにも厳しすぎるデバフ

 

いくら素早くても避けることが出来ない状況にフェイカーも満身創痍です。

ついにもう最後と言わんばかりにニベリウスは蹲るフェイカーに”漆黒の稲妻”を放ちます。

地面をえぐるほどの激しい稲妻。

 

もうこれまでか、そこへ現れたのはあの男です。

わん
本格的に形成逆転です!
負けられない戦いに軍配が上がるのももう少し⁉

新兵器の実力⁉

目の前まで迫る雷に最期を覚悟したフェイカー

その視界に映ったのはいけ好かないグリードの背中です。

 

厄介なデバフのせいだと笑うフェイカーですが、もう立ち上がるのも辛そうです。

そんなフェイカーを助けに来たイベリンにここから離れろと言うとグリードは飛びあがりました。

 

頭上高く浮かぶグリードにニベリウスは不気味な笑みを浮かべます。

大魔法士の自分相手に喧嘩を売ってくるグリードに肩を揺らしました。

勝てると思っているのかと言わんばかりに

 

ですが、そんな挑発に乗るグリードではありません。

対等な立場で戦うつもりなんて元々毛頭ないのです。

取り出したのは身の丈を超えるほどの大剣。

そう、グリードは作り出した失敗作のテストをここでしようというのです。

 

魔法士なら普通は使いこなせない剣を持つその姿にニベリウスは野蛮だと笑います。

グリードが勝ったのは所詮マラクサス。

ニベリウスから見れば格下の信徒です。

 

そんなニベリウスを相手に早速ファグマの剣舞を繰り出しました。

頭上から襲い掛かってくる攻撃に思わず息を呑みます。

魔法士が放つ剣戟、あまりにも侮っていたと気が付きました。

ニベリウスはすぐにその攻撃を相殺する攻撃を放ちます。

 

一撃で防げないなら、もう一撃

まさか止められるとは思っていなかったグリードを隙を見て撃たれた”漆黒の稲妻”が襲います。

しかし、そこはグリード。

もちろん聖なる鎧を身に纏っているのでダメージはそこまでありませんでした。

 

これからが本番。

聖なる鎧を露わにしたグリードにさすがのニベリウスも覚悟を決めます。

また繰り出されたファグマの剣舞にそれを真正面から受け止めるのは危険だと判断しました。

その判断の答えとしてニベリウスが繰り出したのは”リバースグラビティ”

重力を反転させる魔法です。

 

上空へと押し上げられるグリード。

せっかく放ったファグマの剣舞が無駄になってしまいました。

にゃあ

あれ、なんだか雲行きが・・・?

そんなことないですよね!大丈夫、ですよね?

レジェンダリーの実力、そして技術

”リバースグラビティ”

重力を瞬時に帰ることが出来るので、抵抗の術がありません。

しかも、これまで繰り出してきた術の数。

あまりにも多い手数にさすがのグリードも対抗する術に頭を回します。

 

そんなグリードに重力の力を借りて、飛びあがったニベリウス。

また新たな術を3つも繰り出します。

いくら神聖力が宿った聖なる鎧であろうとも攻撃をすべて防ぐわけではありません。

 

積み上がるダメージは鎧とパブラニウムが無ければどれも致命的な一撃です。

とにかく今は反撃をしなくては。

必死に手段を考えて思いついたのは重力を逆手に取った攻撃。

 

重力が反対になり、地面となった上空に足を着きます。

足元が安定したことでにやりと笑ったグリードはまた剣を振るいました。

ファグマの剣舞をまた放ったグリード。

しかし、その攻撃もまた重力を反転させられ、不発に終わります。

これで攻撃を無効化されたのは3度目です。

 

戦いづらい相手になかなかうまく行かないグリード

 

そんな彼に中継を見ているユーザーからは非難の声が飛んでいました。

レジェンダリー職業も大したことないな。

そんな声にスタジオにいる総合ランク3位のクリスは溜息を吐きました。

 

自分と比べたらグリードとどっちが強いと思いますか?

そんな質問にクリスはレイド能力はグリードの方が強いと認めます。

しかし、PVPの実力は自分のほうが圧倒的に上だと答えました。

 

レジェンダリー職業である以上、そのステータスが高いのは当然です。

しかし、そのステータスの高さを持ってしてもクリスの方が強いと断言できる。

その理由は圧倒的な技術力の差です。

 

グリードの攻撃は単調です。

緩急をつけることもなく、ただ強力なスキルを放ち続けるだけ

今はただ高性能な装備に助けられているだけ

グリード本人はまだ未成熟だと言うクリス。

 

同じようにニベリウスも技術不足を笑います。

ですが、グリードはただのテムパルは一味違います。

強力な攻撃を防ぐために取り出したのは神聖の盾。

暗黒系列魔法に完全抵抗するこれならニベリウスの攻撃なんて怖くありません。

 

これで形勢逆転だ。

そう意気込んだグリードの目に映ったのはニベリウスの手元で怪しく光る丸い物。

それは呪文なしで魔法を放つことのできるオーブです。

魔法士ならば必ず保険として持っているそれ。

 

たしかに装備は時にクラスの差を飛び越えます。

そして、その差さえ、安々と飛び越えるもの。

それが圧倒的な経験に裏打ちされた”戦闘の技術”です。

 

オーブを使った戦闘など欠片も思いつかなかったグリードを激しい攻撃が襲います。

わん

経験とは恐ろしいものですね。

その差を乗り越えることができるのでしょうか?

『テムパル~アイテムの力~』83話の感想・考察

ようやく形勢逆転か!と期待に溢れた83話となりましたが、

最後は大分不安な終わり方をしました・・・

テムパルとしてこれまでクラスやレベルの差もアイテムの力で乗り切ってきたグリード

しかし、今度の相手はそうは簡単に行かなそうです。

確かにこれまでグリードは必要な経験をアイテムでショートカットしてきましたよね。

初めてぶつかった経験という壁

一体グリードはどうやって乗り越えるのでしょうか?

84話が待ちきれません!

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