テムパル～アイテムの力～【91話】ネタバレと感想！

この記事では『テムパル～アイテムの力～』の91話のネタバレと感想をお伝えしていきます。

賭け

ヘルガオの余力をすべて突っ込んだ激しい攻撃。
さすがのグリードでも避けきれる攻撃ではありません。
もうこれしかない。
グリードはある賭けに出ることにしました。

雨なんて生易しく感じるほどの猛攻撃。
その砂煙が晴れてくると見えたのは空中に浮かぶ二振りの短剣。
グリードがいたはずの場所に浮かぶ短剣にヘルガオは目を見開きます。

そして、隠れ身が解除されたというアナウンスが上がります。
すると砂煙の中からグリードがすうっと現れます。

一体どうやって避けたんだ。
そうヘルガオが声を上げる前にグリードは攻撃を叩き込みます。
繰り出すのはヘルガオの生命力を50％も削るほどの激しい攻撃。

グリードが攻撃を避けた方法。
それは砂煙に紛れ、パブラニウムを使って攻撃を防ぐこと。
さらに着ているパーカーの隠れ身の能力を使って、距離を縮めたのです。

一気にグリードがヘルガオを追い詰めます。

強行突破

一方的にやられるヘルガオではありません。
溶岩を出し、グリードから距離を取ります。

グリードが得意とするのは接近戦。
距離を取られ、持久戦に持ち込まれると魔力の差で負けるのは目に見えています。
さらにはヘルガオの方が力は何倍も上。
パッシブスキルを総動員しても負けは確実。

適当なんかじゃ、勝てるわけない

これまで強力なアイテムの力で力押しして勝利してきたグリード。
今回はそうもいかないと覚悟を決めます。

爆発的なダメージが必要だ。

ついさきほどレベルアップしたスキルに期待を向けます。
以前教皇と戦った際にスキルがレベルアップしたことで、
新スキルが生まれ、勝利することが出来ました。

なら、今度も新しいスキルが出来るはずだ。

そこでさっそくスキル融合を行なうと新たなスキルが生まれます。
効果は1撃当たり「殺」の-300％の攻撃を3回から7回するもの。
「殺」の下位互換のように見えますが、7連撃できれば、かなり強力です。

あまりに危険な攻撃。
すぐにヘルガオは防御の体制に入りますが、もう時すでに遅し。

1回、2回、3回・・・そして7回

グリードの攻撃がヘルガオを削っていきます。

完全勝利

7連撃のあと、ヘルガオは自身の消失を覚悟し、負けを認めました。
そして、人間に封印されている自分の体を取り戻しに来るとも言います。
簡単には地獄から戻ってこられないでしょう。

ようやくグリードを倒したグリードを無数のアナウンスが襲います。
レベルアップの通知です。
しかし、そんなことよりグリードが驚いたのは爆発した火石。

なんとまだ掘り起こせていない火石が爆発して、無くなってしまったのです。
慌ててグリードは駆け寄ろうとしますが、激しい戦いで消耗した体は
地面へと倒れこみました。

なんとこれだけの戦いをして得られた火石は2つ
それから小さな「メムフィスの卵」という小さな黒い石

「メムフィス」
卵とだけあってペットかと思いましたが、そんな名前聞いたことがありません。
一体これはなんなのか？
正体を突き止めたいところですが、いまはスタミナの回復が先です。

とにかくここを出なくては
重たい体を引きずって、ダンジョンを出ようとするとアナウンスがまた叫びます。
外にいる銀騎士ギルドのメンバーからのメッセージでした。

そのメッセージを見た極剣の顔色ががらりと変わります。

今すぐに逃げろ！

極剣の叫びは間に合いませんでした。
満身創痍の2人の元に現れたのは桜華ギルド。
この島を狙う中国の代表的なギルドです。

悪名高いユーザーばかりを保有する桜華ギルドを前に
極剣は剣に手を掛けます。
もう少しすれば、ヘルガオ戦でログアウトしたメンバーが戻ってきます。
とにかくグリードを逃がさなければ

ギルドメンバーと初めて出会ったこの島を極剣は手放すつもりはありません。
例え、倒されて大量の経験値を奪われることになっても、です。

そんな独りよがりな思いにグリードを巻き込むわけにはいかない。
グリードを背後に庇い、極剣は剣を抜きました。

『テムパル～アイテムの力～』91話の感想･考察

ようやくヘルガオを倒すことの出来た91話となりました。気になるのはあの「卵」ですよね。
ペットではないのなら、希少な素材の可能性もあります。
ですが、卵から出来るアイテムってなにかありますかね？
もしかしたら隠れペットなのかも？！
なんて期待も募りますが、それよりも先に桜華ギルドです。
グリードは無事にくぐり抜けることが出来るのでしょうか？
まだまだ目が離せません！
92話が待ち遠しいです！