暴君の保護者は悪役魔女です【32話】ネタバレと感想!

この記事では『暴君の保護者は悪役魔女です』32ネタバレ感想をお伝えしていきます。

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『暴君の保護者は悪役魔女です』32話のネタバレ

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ティータを和ませようとするクレーテ

テベットの夜、ティータが部屋でスノウと籠っていると、誰かがノックしました。

入ってきたのはクレーテでした。

気分を訪ねる彼女に、ティータは、特に何ともないと答えます。

強がっている様子の彼を見てクレーテはフッと笑いますが、ティータにそのことを指摘されると、

魔女はむやみやたらに笑ったりしない、と完全否定しました。

また自分を子ども扱いするのだな、とティータは呟きます。

それを聞いた彼女は、自分は子ども扱いはしていないが、ティータのことは自分に酔った気分屋の少年だとは思っている、と言い返しました。

ティータは黒歴史を掘り返されたことに赤面し、必死で否定するのでした。

わん
少し前に彼の中で流行っていた、誰にも理解されない孤独な美少年というコンセプト。確かにだいぶイタかったですが、またそれを掘り起こすクレーテもなかなかですね。

もうじきテベットの出る時間となり、クレーテは彼に聖水を振りかけるために近くに寄るように言います。

そうして司祭の代わりにティータに聖水を振りかけるクレーテ。

彼女はティータの手を握り、偉大なる太陽に祈りを捧げ始めました。

いつかはクレーテの役に立ちたいティータ

太陽に祈りを捧げながら、彼を守って欲しい、と願うクレーテをティータは神妙な面持ちで見つめます。

一方のクレーテは、お祈りの長い文章をど忘れしてしまい、どうせエドモンドがちゃんと祈っているから大丈夫だろう、などと考えてしました。

しかし、そんなことも知らないティータは突然、クレーテが自分を子ども扱いするのも分かる気がする、と言い出します。

彼女が理由を尋ねると、自分はいつもこうやってじっとしているだけで、何の役にも立てないからだ、と答えました。

それを聞いたクレーテは笑い、城主である自分が家族を守るのは当然のことだと言い、

必要以上に有難がったり逆に申し訳なく思う必要はないのだ、と彼の手を握って言うのでした。

自分なんかがクレーテの役に立てる日が来るのだろうか、とティータは彼女に尋ねます。

するとクレーテは、自分の寿命が近づかない限りそんな日は来ないのかもしれない、と言い、

それでも役に立ちたいなら元気に育ち、あまり自分を困らせないようにして欲しい、と答えました。

にゃあ
原作では、クレーテとティータことアルフェンは熾烈な戦いを繰り広げ、最終的にティータが勝利します。それだけ強い力を秘めた彼ですから、立派に育てばきっと彼女の力になることができるでしょう。

その時、ろうそくの炎が揺れ、スノウの表情が豹変して唸り始めました。

ついにテベットが出たのでした。

恐怖で震えるティータでしたが、彼女はティータの肩に手を置き、

テベットは彼の反抗的な態度を見たら近寄ってこないかもしれない、と言い出しました。

この期に及んでもからかわれてしまうティータは赤面するのでした。

金の力で撃退!?

そうして魔法を唱え始めたクレーテ。

彼女にテベットを防ぐ力はありませんが、ろうそくの炎の揺れが収まるまで時間を稼ごうとしたのです。

しかし、何らかの力により最後まで呪文を唱えられなかったクレーテ。

どうやら、邪魔者が入ることを喜ばないテベットの仕業のようでした。

既にろうそくの炎は弱まってきており、あと少しの辛抱だと彼女は自分を慰めます。

彼女はティータに後ろに下がるよう指示し、再び呪文を唱えました。

そうしてカーテンを開けるように指示されたティータが窓の外を見ると、月がものすごい声の悲鳴を上げていました。

彼女の呪文の効果でテベットが弱ってきているようだったのです。

太陽の力に打ち勝つことが出来ず、テベットは尻尾をまいて逃げ出すのでした。

クレーテが調べた限り、テベットが人間を乗っ取ったという記録は存在せず、それゆえ立ち向かう方法も記されていませんでした。

わん
歴史上ほとんど存在しなかったことがティータの身に起きているのでしょうか。それだけ彼が強いということなのか、それとも呪われているということなのか…

それゆえ、月と対極の存在である太陽の力を利用して、彼女はテベットを攻撃しようとしたのです。

金だけは有り余っている彼女は、とても高価なあの首飾りを準備し、神の権能とも呼ばれる燭台を購入していたのでした。

一旦は峠を越し、あとは燭台の炎さえ維持すれば何とかなると考える彼女。

これからもティータがオフィーリアに出会うまではこのような方法を利用しよう、と決意しました。

にゃあ
いくら彼女が金を持っているとはいえ、それだけの大金をあと何年も毎年用意し続けることが本当に出来るのでしょうか…

しかし、安心して振り返った彼女の目の前で、ティータは苦しみ悶えながら倒れこんでしまったのでした。

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『暴君の保護者は悪役魔女です』32話の感想・考察

テベットの晩、ティータのもとをクレーテが訪問します。

彼に冗談っぽく慰めの言葉を掛ける彼女は、太陽の力を借りるために呪文を施します。

ティータのために金を惜しまず、あらゆる手を使って助けの手を差し伸べようとするクレーテ。

テベットに対抗する方法はどんな文献にも記されていないにも関わらず、彼女のティータへの想いが新たな戦略を切り開いたようですね。

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