この記事では『大魔法師の娘』の49話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
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正体
ふわっとラキエルの腕に抱かれたメイベルが転移した先にはなにやら魔法陣を取り囲んで焦っている姿の魔法使いたちがいました。
あの人たちは?とラキエルに聞きますが、気にするなと言って教えてくれないのでメイベルは気にしないことにして、ラキエルと一緒に奥にある扉の向こうに消えます。
そうして父に手を引かれて歩きながら離れている間にあったことを話します。
変な人に会って魔力が使えなかったことを伝えるるとラキエルは悪い人間がお前の魔力を無効化したせいだろうと言います。
「周囲の魔力を凍結させるのはあいつの得意技だからな」
どうやら蛇のようなあの男を知っている様子のラキエルですが、多くは語らずあの場で自分を呼び出すことの出来たメイベルの頭を撫でます。
「ベレロフォン、まるでお城の人みたいに詳しかった」
あの時助けてくれたのはラキエルだけではありません。迷っているメイベルに正しい道のりを教えてくれたベレロフォン。
「、そうだろうな」
どうやらラキエルはベレロフォンについてもなにか知っていそうです。
それでもその理由はいずれわかるだろうと濁して、メイベルと共に会場の入り口へと立ちました。
建国祭り
「ラキエル・シクラメン様。中に入られると拡声の魔法が自動的に反応します」
大きな扉の前に立つ男が意味深にそう笑いながら言いますが、それを気にすることなくラキエルはメイベルと共に会場へと入りました。
荘厳な音楽が鳴り響く豪華絢爛な宴会場にメイベルは目を輝かせ、ラキエルに手を引かれて会場内に進みます。
メイベルは初めて見る大勢の人たちに目を輝かせますが、そんな彼らから向けられる好奇の目にすぐに気が付きます。
バケモノ、どうしてあのような者を、
聞くに堪えない暴言をずっとラキエルは耐えてきたのかと思うとメイベルはぎゅっと手を握り締めました。
ですが、そんなメイベルの手をラキエルが取ります。
「大丈夫だ」
2人なら耐えられるだろう?と手を握ってくれるラキエルに少し恐怖感の取れたメイベルが頷いたとき、ある男の声が聞こえました。
玉座に座った褐色の肌の男。
「これで、全員揃ったな」
『大魔法師の娘』49話の感想・考察
いまシクラメン家が置かれている状況が浮き彫りになる49話となりましたね。
ラキエルとメイベルに向けられる好奇の目だけでなく、暴言の数々もあまりにひどい物でした。
メイベルが不安になるのも当然です。
ですが、そこでメイベルの手を取って、2人なら大丈夫だろうと笑うラキエルはなんだかお父さんっていう感じがして、
すごく頼れるかっこいい姿でした。
ぜひこの親子には幸せになってほしいものですが、ついに悪の親玉?皇帝らしき男の登場です。
彼の登場で一体物語がどのように変わっていくのでしょうか?50話も楽しみですね!
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