できるメイド様【11話】ネタバレと感想!




この記事では『できるメイド様』11話ネタバレ感想をお伝えしていきます。

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ネタバレはしてほしくない!という方はご覧にならないでくださいね。

ラエルの提案

深刻な面持ちで皇太子ラエルと話す皇室親衛隊団長キエル。

「ここ最近、毎日のように白鳥庭園に来ているようだが、主君を守れなかった犬が、どうして今もまだ主の墓の周りをウロチョロしているんだ?」
ラエルの言う言葉に胸がズキッと痛むキエル。
「申し訳ありません。」
キエルの言葉にため息を吐きながら、
「はぁ…もういい、天国の妹もお前のせいにはしたくないだろう。それより…」
話題を変えるラエル。
「俺が提案した例の件について意見をきかせてもらおう。」
俯きながらキエルはこう答えます。
「申し訳ございませんが、殿下のご提案はお断りさせて頂きます。」
それは本当にキエル自身の意思なのか?と問いかけるラエル。
「すみません。」
そう言いながら何かを堪えるように、ぎゅっと手のひらを握りしめるキエル。
「キエルハーン、いや…俺の親友だったキエルよ。お前は今の皇帝が目を覚ますと信じているのか?」
実は現在の皇帝トローン二世は、皇太子ラエルの父親は長い間眠りについていて、目を覚ますのは難しいようです。
「いいえ、皇帝陛下の回復は難しいでしよう。しかし、そらでも皇帝に尽くすのは、私の使命だからです。」
キエルの言葉に対し、苛立ち怒りを抑えきれないラエル。
「それはセイトン家の掟のことか?」
セイトン家には、いかなる理由があっても皇帝を守らなければならないという掟がありました。
「キエルは、ずっと悩み続けていたのでした…
[トローン二世はラエルを皇太子として認めなかった]という理由もあるようです。
わん
こここではハッキリとは語られていませんが、どうやらラエルはキエルに現在従っている皇帝ではなく、
皇太子のラエルに従うようにと話したようですね。きっとキエルも何日も悩んで苦汁の決断だったのだと思います。

キエルの立場

家門に所属する兵団だけでも3万人いるといわれ、皇室を除いて帝国内では最も強力の軍事力を持つ最強の軍閥があります。
まさにその軍閥こそが[セイトン家門]なのです。
建国当初から皇帝の守護を担当し、皇帝が直々に任命した正統な後継者のみを帝国の皇太子として認めているため、ラエルに従うことは掟に反してしまいます。
そして現在の家門の頂点に立つのが、皇室親衛隊の騎士団長キエルハーン・ド・セイトン侯爵、つまりキエルなのです。
固い表情をしたままのラエル。
「一つだけ言わせてもらおう。俺がどうしてお前にあんな提案をしたのか分かるか?俺がお前にあんな提案をした理由はただ一つ。」
「かつての親友であるお前を俺の手で殺したくないからだ。」
にゃあ
ラエルにキエルが殺されてしまう…とは考えたくないです。
今後の話の状況によっては、そういう場面が出て来てしまうのでしようか?

かつての親友

皇太子ラエルと皇室親衛隊キエルは、
幼い頃から一緒に学び一緒に鍛練も行ったり、時には妹である第七皇女とも遊んだ仲間だといいます。
「最後にもう一度だけ聞く。考え直す気はないのか?」
念押しの様に聞くラエル。
「…すみません」
キエルは俯いたままの答えます。
「そうか、お前とお前の家門の掟を尊重しよう。」
その言葉を最後にラエルはキエルの前を立ち去りました。
わん
ラエルとキエル、ずっと一緒に育ってきたようですね。
一緒に過ごした時間も長い分、キエルも決断するのに相当迷いがあったのだと思います。

第七皇女

第七皇女の死因は毒殺といわれていますが、それはまさにラエルとキエルがいる目の前での出来事でした。
第三者の何者かに第七皇女が飲むティーカップに毒を入れられ、そのことに気がつかずお茶を口にした第七皇女。
その場で倒れ、還らぬ人となりました…
意識のない第七皇女を抱きしめ涙を流し叫ぶラエル。
ですが、ラエルにはどうすることも出来ませんでした。
棺の前で立ち尽くすラエルとキエル…
第七皇女という悲しみを抱え生きていくには、それぞれの道を進むしかなかったのです。
にゃあ

七皇女には生きていて欲しかったです。
もし毒殺されていなかったら、今もラエルとキエルは仲良く暮らせていたのではないかと思います。




『できるメイド様』11話の感想・考察

キエルとラエルの過去の話、そして第七皇女が亡くなった時の事が明らかになりましたね!
キエルとラエル、二人ともきっと第七皇女の事が忘れられないからこそ、幽霊と噂されてしまうほど白鳥庭園へ足しげく通っていたのではないかと思います。
第七皇女との楽しかった思い出だけでなく、キエルとラエルのかつての親友だった頃の姿も忘れないでいて欲しいです。
キエルはセイトン家門の立場があるため、そう簡単には考えを変えることが出来ないのだと思います。
きっとラエルも何か考えがあって、皇太子として今の立場に就いたような様子が見られます。
今後は別々の方向を向いて歩く事になりましたが、どうかラエルがキエルを殺してしまう…なんて事がないようにと願うばかりです!!
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