この記事では『できるメイド様』の26話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
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『できるメイド様』26話のネタバレ
放火の犯人の特定
ジェーンの無実が明らかとなり、西帝国との紛争も避けられて安堵するマリ。
しかし、おそらく火事の犯人である小さな足跡を見つけたマリは悩んでいます。
“だけど、どうして…キエルさん、かなり慌ててたわね…”
[小さい体で宮殿内を隅々まで把握し、誰もが見慣れている人物]それはおそらく第10皇子のオスカーだと思われます。
皇太子ラエルに呼び出されるマリ
皇太子ラエルに呼び出され、部屋に入るマリ。「晩餐会のメインディッシュといい、今回の火事といい、2度も帝国の危機を救った君に褒美を与えよう。何か望みはあるか?」
ラエルに、褒美の望みがあるかと尋ねられるマリ。
マリは真っ先に…“配属先を変えてください!獅子宮殿だけは、ご勘弁を…!”と思いますが、決して口には出来ません。
ふと、ラエルの机の上にあった書類のうち、先日の火事に関する報告書に目が止まるマリ。
やはり、犯人は第10皇子オスカーでした。
放火の理由に関して尋ねると、ロウソクで何かの練習をしていたといい、問い詰めても理由を明かさないといいます。
“練習!まさか、私が見せたマジックの練習をしていたんじゃ…どうしよう、私のせいだ…”
マリはラエルの話を聞いて青ざめます。
「オスカー殿下には、どのような罰を下すおつもりですか?帝国法では宮殿で火災を起こし、皇帝の財産を損傷させた者は、身分に関係なく罰を与えること、となっています。皇族でも関係ありません。」
側にいたオルン公爵はラエルに尋ねます。
ラエルは、オルン公爵の言葉を聞き、どう対処するか悩んでいました。
“前皇后の実子であるオスカー皇子は、皇太子にとって邪魔な存在となるので、早めに処分したいはず…”
オスカー皇子の事を思うマリ。
“何も知らない幼いオスカー皇子に、大人の政治のためにヒドイ罰を下すなんて…”
そして、マリは覚悟を決めました。
「陛下!先ほどお聞きになられた私の望みをお伝えしても良いでしょうか?」
「オスカー殿下の放火については私にも責任があります。オスカー殿下は、きっと私に見せるマジックを練習していて火事が起きたのでしょう。ですから火を使うようなマジックを見せた私に責任があります。」
「オスカー殿下がわざと火をつけた訳でもありませんし、私にも責任がありますので、私も罰を受けます。その代わり、オスカー殿下の罪を軽くして下さい。」
オスカー皇子のために
何を言い出したのか分かっているのかと問われるマリ。しかしマリはオスカー皇子を放っておくことは出来ないと言い、頭を下げます。
「マリ、自分の言っている事が分かっているのか?しかし、君が見せたマジックを真似したせいで火事が起きたとしても、マリの責任ではない。」
「なのに、どうしてだ?オスカーと遠い親戚であるキエルハーン侯爵の田のみなら理解できるが、君は何も関係もないだろう?」
ラエルの問いに対し、マリは思っている事を正直に話します。
「よく…分かりません。ただ、助けてあげたいと思いました。それ以外の理由はありません。申し訳ございません。」
マリの言葉に驚きを隠せないラエル。
“ただの善意だというのか?善意だけで他人のために犠牲になるだと?どんな罰が待っているのか分からないのに?…それから、俺はどうしてマリを前にすると冷静でいられなくなるんだ?”
「良いだろう、君の望みを聞いてやろう。オスカーは[火災を起こし、皇帝の財産を損傷した罪で2ヶ月の監禁]とする。」
この処罰に対し、オルン公爵は不服に思い口を挟もうとしますが、ラエルに止められます。
「やめろ、俺はあのメイドの望みを聞いてやると約束したんだ。オルン、お前は外に出ていろ。俺はこのメイドと少し話すことがある…」
オルン公爵を部屋の外に出ているように指示を出したラエル。
マリはオスカー皇子の罰が軽く済んだのを受け、ラエルに感謝を言います。
「ありがとうございます!」
しかしラエルはマリの方を向き直り、改まって言います…
「感謝する必要などない。君の望み通りに、君にも罰を下そう。」
「はい、覚悟は出来ております。」
酷い事は避けて、出来るだけ軽いものにして欲しいと願うばかりです。
『できるメイド様26話の感想・考察
やっぱり放火の犯人はオスカー皇子でしたね。
ですが、マリのマジックを真似して練習して、火災を起こしてしまったとは思ってもいませんでした!
でも、悪意のある放火でなくて良かったです。オスカー皇子には、しっかり火の取り扱いを学んで欲しいですが…
それにしても、マリは本当に良い人ですよね。
今回はオスカー皇子の罪が少しでも軽くなるようにと、言い出すなんて…
でもそのお陰で、オスカーは殺されずに済んで本当に良かったです。
きっとキエルもこの件を知ったら、マリにとっても感謝するのでしょうね。
一方で、マリも罰を与える事になりましたが、一体どんな罰が与えられるのでしょうか…
わざわざオルン公爵を部屋から追い出して二人きりになったということは、他の人には聞かれたくない事でもあるのでしょうかね?
功労者でもあるマリに、酷い罰は与えないだろうとは思いますが、どうか軽いものにして欲しいです…
次回、マリにはどんな罰が与えられるのかドキドキハラハラします!
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