この記事では『できるメイド様』の37話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
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二人の皇太子妃候補
皇太子妃候補二人が宮殿へとやってきました。
しかし、その報告を聞いてもどこか他人事の様に興味を示さない皇太子ラエル。
「シュレーアン家かイーストバーン家か、どちらがより帝国の利益となるのかしっかりと見極めて判断するつもりだ。」
あくまでもラエルは、国の利益となる方を選ぶつもりです。
ラエルの言葉を聞いたオルン公爵は考えます。
“それでも一生を共にする人を選ばなければならないというのに、当の皇太子は眼中にもないようだ。帝国と国民を思う気持ちは主君としては大事だが…せっかくなら、殿下がお気に召した女性が皇太子妃になった方が良い…”
「モリナ王女の行方は、まだ掴めてないのか?」
ラエルはオルン公爵に尋ねますが、まだ見つからないと答えます。
「皇太子妃に最も適しているのはモリナ王女であることは分かっております。クローヤン地方を完全に治めるにはモリナ王女が必要ですが、彼女が見つかるまで結婚を先延ばしにする訳にもいきません。」
「仕方ないな。モリナ王女を諦めるしかないのかもしれない。」
ラエルは残念そうに下を向きました。
二人のデルフィナ
[デルフィナ]とは、皇太子妃候補の事を意味し、皇太子妃を意味するDelphinatuが起源とされます。メイド長含め宮殿内のメイドから挨拶される二人のデルフィナ。
「どうぞ、よろしく。」
「よろしくお願いします。」
シュレーアン家のアリエルと、イーストバーン家のレイチェルはそれぞれ言いました。
二人ともすごく美人であり、どちらが皇太子妃に選ばれるのかとメイド達は話します。
そして、マリは考え込みます。
”さぁ作戦開始よ!まずはどっちの味方につくか決めなくちゃ。皇太子はどちらを選ぶんだろう…”
マリへの呼びだし
アリエル令嬢の側近から、令嬢がマリに会いたがっていると呼び出されるマリ。
マリは、アリエルの前に連れて来られます。
「あなたが例のマリね。階級は?貴族出身?それとも平民?」
「…捕虜でございます。」
「捕虜って奴隷ってこと?」
この発言に対し、横からマチルダは皇室の所有物ではありますが奴隷ではないと話しますが…
「どっちも同じじゃない。皇室で働く奴隷ってことでしょ?」
アリエル嬢は発言を否定しません。
「私がどうして呼びだしたのか分かっているでしょ?皇太子殿下が特別可愛がっているメイドがいるって聞いたから気になったのよ。」
「…でも対したことないわね。まさか、あんたをみたいな女をめかけにする訳ないものね。」
このアリエルの発言に対し怒りが込み上げますが、ぐっと堪えるマリ。
「皇太子殿下が私の事を評価して下さるのは、そういう理由ではありません。」
「知ってるわ。私の目でマリの事を見たかったから呼んだだけよ。もういいわ、さっさと出ていって」
アリエルの部屋を部屋を出たマリは悔しさを必死に堪えます。
”あんな無礼な言葉に、いちいち傷ついていたら私が損するだけよ。気にしない気にしない…でも、あんな性格の令嬢が皇太子の心を掴めるとは思えない。次はレイチェル嬢に会ってみよう。”
そして仕事をしていると、今度はレイチェル令嬢の側近のジーナから声をかけられした。
「マリ様ですか?お時間を頂いても宜しいでしょうか?」
ジーナから[マリ様]と呼ばれマリは驚きます。
「レイチェル令嬢がマリ様にお会いしたいと申しておりまして…」
今度は、レイチェルからの呼び出されました。
レイチェルとの対面は次回になります。
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『できるメイド様』37話の感想・考察
ついに二人の皇太子妃候補が宮殿へと、やってきましたね!
キツイ印象のアリエルに対し、レイチェルは柔らかな印象がありますが…レイチェルとはまだ実際に話をしていないので、どんな人物なのか分かりません。
皇太子のラエル本人は、国のために有益であれば良いとの考えなので、皇太子妃に対しては本当に何も興味を示しません。
一方でマリに対しては顔を赤らめたり、どうしたらいいのか分からなくなる…等と翻弄されている様子から見ると、ラエルはマリに対して好意を思っていると思われるのですが、本人がまだその事を自覚していないので、何も行動には移していません。
次回マリはレイチェルと話をすることになると思われますが、レイチェルは…どうかいい人物であってほしいと願うばかりです。アリエルにより傷付けられたマリが、これ以上苦しむ姿を見たくはありません。
マリにとっては救いの人物であって欲しいと願うばかりです。