この記事では『できるメイド様』の36話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
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皇太子妃候補
皇太子妃候補は2名います。
シュレーアン家のアリエル令嬢と、イーストバーン家のレイチェル令嬢です。
シュレーアン家は、皇太子殿下が率いる大きな軍の1つであり、大きな勢力であるシュレーアン家と皇室が血縁関係を結べば、帝国にとってかなりの利益となります。
対するイーストバーン家は、内戦の際に皇太子殿下とは対立する第一皇帝派でした。そのため、血縁関係を結べば、反対勢力を全て手に入れる事が出来るという点でメリットがあります。
世間的には、シュレーアン家のアリエル令嬢が有力だと言われている模様です。
二人の皇太子妃候補の話を聞いたマリ。
“どちらを選んでも利益があるんだから、皇太子の気持ちを惹き付けた方が選ばれるはず。だから私は、どちらかが皇太子に気に入られる様に協力すれば良い。”
と、以前にマリが考えた[恋のキューピッド作戦]を実施しようと意気込みました。
マリの当直
当直は夜10時から朝6時まで、皇太子の執務室の外で待機していて、呼ばれたら中に入るという形態です。
そんなに大変ではないですが、1つだけ気を付ける事があるとメイド仲間から教わるマリ。
「皇太子殿下がお休みになったときは、眠りについた皇太子殿下を起こさないように気を付けるのよ。」
皇太子ラエルは不眠症が酷く、昨夜は一睡もせず…一昨日も2時間しか寝ていないといいます。
チリンチリン…
呼び鈴が鳴り、ラエルに呼び出されたマリ。
「お呼びでしょうか?」
「インクが切れてしまったので、インクと紙を持ってきてくれ。」
夜遅くまで仕事をしている皇太子を見たマリ。
「殿下、夜遅くまで仕事をしていると体に悪影響を及ぼします。」
マリの言葉を聞き、クスッと笑うラエル。
「眠れないんだ。どうせ起きているなら仕事でもしようと思ってな。俺が働けばその分、平民達が楽になるだろう?」
「余計なことを言ってすみません。すぐにインクと紙をお持ちします!」
と言い残し、素早く部屋を出て行きました。
ラエルとの会話を思い出し、考えるマリ。
”…やっと分かった。皇太子は良い主君だ。街中での評価もすごく良かった。もし私が皇太子と敵対関係じゃなかったら…”
マリの入れるお茶
紙とインクを持ってきたマリ。
「お茶をお持ちしましょうか?」
「あぁ、頼む。」
マリは、自分でもどうして突然お茶を入れようと言い出したのか分からずにいますが、ラエルの為にお茶を入れる事にしました。
“不眠症のラエルには、気持ちが落ち着いてリラックスできる温かいお茶が良い。”
そう思いながら、マリはラエルの為にお茶を入れます。
「アラブの商人が東方から持ってきたお茶の葉を使いました。殿下のお口に合えば幸いです。」
マリの入れたお茶を飲んだラエルは驚きます。
“茶道の実力まで持ち合わせていたのか!”
「上手いお茶だ。ありがとう。」
ラエルはマリにお礼を言いました。
「マリ、怖がらなくても良い。ここ数日君の事を見守ってきたが、俺の事を恐れているように見えたんだ。立場的に仕方ないのかもしれないが、俺は君の実力を買ってここに配属した。だから自身を持て。」
「前に他人の目が気になると言っていたが心配するな。俺が守ってやる。」
マリはありがとうございますと挨拶をして退室しました。
“嬉しいな。今日は…少し眠れそうだ。”
ラエルはマリのお茶を飲んで気分を良くした様子です。
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『できるメイド様』36話の感想・考察
いよいよ、皇太子妃の候補の名前が上がってきましたね。
候補は2名で、どちらを選んでも利益があるとは、ラエルらしいと言えばそうなのですが…
はたして、皇太子妃候補の二人とマリの関係はどうなっていくのでしょうか?
マリのいう”愛のキューピッド作戦”もどうなるのか…上手くいくのか気になります。
あと今回は、先日マリが見たお茶の夢の力が発揮されました。
でも、お茶の力は飲んだ人にしか効果が分からないので、他の夢の力に比べると少し地味な印象がありますが、それはきっとすごく美味しいお茶だったのでしょうね!
ラエルに怖がらなくて良い、俺が守ってやると言われたマリの反応が気になります。
今回はラエルから言われた後のマリの反応が見ることが出来なかったので、マリはラエルの言葉を聞いてその後どう反応するのか楽しみにしています!