この記事では『できるメイド様』の41話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
他の話数のネタバレは⬇のボタンから見れます☆ | ||
全話一覧まとめはこちら | ||
⇦前回 | 今回 | 次回⇨ |
40話へ | 41話 | 42話へ |
お菓子
皇太子ラエルとレイチェルは、お茶を飲みながら会話をしています。
しばらく会話をしていましたが、ラエルはマリがいない事に気付きます。
「マリはどこに行った?」
なぜ、マリの事を聞くのだろうと不思議に思うレイチェル。
「あの子なら、今おつかいに行かせております。それよりも私がお菓子をご用意しました。」
「バターを入れたショートブレッド、他にもタルトやダックワーズも用意しました。」
“これは!”
用意されたお菓子を見て、ラエルは気付きます。
“久しぶりだ。あの時マリに貰ってから1ヶ月以上も経ったな…これはマリが手伝ったののか?それとも全部マリが作ったのか?”
いずれにしても、マリの手が加えられているのには変わりません。
レイチェルは考えます。
“これくらいなら趣味で作れるレベルだから、私が作ったって言えば信じてもらえるはず。”
ラエルは勧められ、お菓子を1つ食べてみます。
「…素晴らしい」
マリの事を思い浮かべながら口にします。
「不器用なので上手く出来たか心配でしたが、お口に合ったようでなによりです!」
レイチェルはラエルの言葉を聞き、喜びます。
しかしラエルは不信感を表します。
「君が作っただと?本当か?…もう一度聞く。このお菓子、本当に君が作ったのか?」
マリのこれから…
レイチェル令嬢がラエルとのお茶会の間、自由時間を与えられたマリは、久しぶりに宮殿内を散歩しています。
“昼間から自由時間なんて、いつぶりかしら?天気も良くて気持ちいい~!”
久しぶりの休みなので本当は市内に行きたい所ですが、夕方には戻らないといけないので、今日は宮殿内にとどまる事にします。
“それより、私のこの力はどうなってるのかな?ずっと使えるのかな?この力は、きっとあの囚人の祈りによって生まれた能力にちがいないわ。”
マリは、この力を手に入れた時の事を思い出します。
“私はあの時なんて言ったっけ?言った事が全部叶うのかな?そんな訳ないか…”
今までのことを思い返してみると、誰かの助けになりたい時にだけ力が生まれると気が付くマリ。そして力が消えないということは、まだ助けるべき人が残っているかもしれないと考えます。
“これから私は、どんな人生を歩めば良いのかしら?ここから出た後、どうすれば?どうやって生きていこう?”
“一番良いのは帝国から離れた人も少ない田舎で、ひっそりと暮らすことだけど…こんな力を持っているのに、それで良いのかな?”
マリは自分自身の今後について考えていました。
キエルとの再会
マリは自分自身の今後について悩んでいると、後ろから声をかけられキエルと出会います。
「お元気でしたか?何か変わったことはありませんでしたか?」
「特に変わったことはありませんでしたけど、元気ではなかったです。…マリちゃんに会えなかったので!」
キエルのその言葉に、マリは赤面します。
「ところで、何でこんなところに?」
マリは散歩しながら、いつの間にかトローン2世が眠っている紫雲宮殿へと来てしまった様です。
キエルの家門セイトン家は、目を覚まさない現皇帝のトローン2世に仕えており、皇太子とは敵対する唯一の大貴族であります。
セイトン家は、皇帝が倒れた後に起きた内戦の時も中立を貫きました。
皇帝が生きている以上、誰にも皇位を受け継ぐ資格はないと判断しているため、皇太子とは対立関係にあります。
遅かれ早かれ皇太子殿下との衝突は避けられないと思うとマリは大きなため息が出ました…
「どうしたんですか?何か悩みでも?」
キエルは、マリが今いる獅子宮殿では何かあったのでは?と思い心配しますが、マリは大丈夫だと否定します。
「分かりました。ではマリちゃん、1つだけ約束して下さい。」
「困ったときや、ツライ時には必ず私に言うこと。いいですね?」
「はい、分かりました。」
キエルとマリは約束しました。
「ところで、仕事に戻らなくて良いんですか?」
マリに言われキエルは、目をそらします…
どうやら、仕事をサボってきた様です。
“誰よりも誠実で勤勉そうな人がサボるなんて!閣下にもこんな一面があったのね。”
マリは慌てるキエルに対し、フフッと笑いました。
「私は嬉しいですよ?こうして閣下と一緒にいられて。」
「二人きりのときは名前で呼んでほしいです。私も…マリちゃんと一緒にいられて嬉しいです。」
キエルも立場上色々と複雑そうですが、ずっとマリと仲良くしていて欲しいです。
他の話数のネタバレは⬇のボタンから見れます☆ | ||
全話一覧まとめはこちら | ||
⇦前回 | 今回 | 次回⇨ |
40話へ | 41話 | 42話へ |
『できるメイド様41話の感想・考察
ラエルはレイチェルの持ってきたお菓子を一目見ただけで、マリが関わっていると分かるとは流石ですね!
レイチェルに、本当に君が作ったのかと2回もしつこく聞くあたり、ラエルはマリが作ったお菓子だと確信していそうですね。
それなのにレイチェルが作ったと言っているのに怒っているのだと思います。
それにしても、ラエルはレイチェルを前にしてもマリの事を考えているあたり、ラエルはかなりマリの事が好きだとは思うのですが…
でも帝国のために…と思ってラエルは自分の気持ちに気付かないふりをしているみたいなので、なかなかもどかしいです。
マリの今後について、少し出てきましたね。
マリがモリナ王女だとバレないで生活していくのは勿論ですが、マリ自身は帝国から離れた後は、ひっそりと暮らしたいと思っている様子です。
しかし、マリのこの特別な力で困っている人達をたくさん助けていって活躍して欲しいです。
そしてマリはキエルと再び出会いました!
キエルは、マリと会えて嬉しそうです。マリのこと、大切に思ってくれているのですね。
今後もマリと仲良くしていって欲しいです。