ゴミ捨て場の皇女様【30話】ネタバレと感想!

この記事では『ゴミ捨て場の皇女様』30ネタバレ感想をお伝えしていきます。

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ネタバレはしてほしくない!という方はご覧にならないでくださいね。

「かか様」から「お母様」へ

皇后を前に顔を赤らめ、恥ずかしそうな様子のエストレラ。
驚いた皇后は笑い出し、席を立って彼女の横に座りました。
自分の名はセリナだ、と彼女はエストレラに自己紹介しました。
さらに皇后は、既にエストレラのことは知っているものの、一応彼女に名前を尋ねます。
素敵な名前だと褒められ、エストレラはいつものように、とと様にもらったのだ、と言って嬉しそうに自慢しました。
セリナは、自分は皇帝の妻なのでこれからはエストレラにとっての母親になる、と明かしますが、
その意味が理解できないエストレラは、かか様は死んだ、と戸惑った表情で答えます。
すると、セリナはその「かか様」という呼び名を変える必要がある、と彼女に注意します。
エストレラは自分の呼び方がいけなかったと知り、不安げな表情を浮かべました。
皇帝は、気にしなくていいが、皇宮には様々なしきたりがあるのだ、と彼女に説明します。
わん
既にリオナ皇女のことをお姉ちゃんと呼んでいる彼女。皇帝も本当はとと様ではなくお父様と呼んで欲しいのですが、なかなか言い出せずにいたのですね。
彼の説明で理解したエストレラは、セリナに何と呼べばいいのか尋ねます。
お母様と呼んでほしいセリナではありましたが、セリナでもなんでもエストレラの好きに呼んでいい、と彼女は答えました。
しかし、セリナがお母様と呼んで欲しがっていることに気が付いたエストレラ。
お母様が2人いても大丈夫か、と彼女がセリナに尋ねると、セリナは優しく頷き、
エリアス皇帝の子は私の子だから大丈夫だ、と答えるのでした。
エストレラはさらに、とと様のことはどう呼べばいいのかとセレナに尋ねます。
お父様と呼べばいいのか、と言おうとするエストレラですが、セレナは彼女を遮り、
なんと、おじさんと呼んではどうかと提案するのでした。
ショックを受けた皇帝は、セリナにそんなことをして何が面白いのかと尋ねます。
対してセリナは、彼のしかめっ面を久しぶりに見ることができたからだろうか、といたずらっぽい表情で答えるのでした。
まだ何か言おうとする皇帝ですが、セリナはもう彼に関心を失っていました。

セリナ皇后の絵日記

彼女はエストレラが母親に似た美しい顔立ちだ、と褒め始めます。
彼女が自分の母親を知っていると分かり、エストレラは目を輝かせます。
セリナは日記を書く習慣があり、その中に絵も描いていたのだとか。
そのため、彼女の母親のことは覚えていなくても、日記と絵を通してどんな人物だったかを知っていたのでした。
日記によると、エストレラの母親は黄金色の瞳と青い髪を持ち、大人しい性格で比較的内気な人物だったよう。
それゆえ彼女はいつもセリナに申し訳なさそうにしており、一度も城を出ることすらなかった、と書いていたのです。
にゃあ
エストレラの母親のことは誰一人覚えていないはずですが、日記をつけていて正解でした。生前の彼女を知る唯一の手段ですね。
母親の話を聞かされ、しんみりとした表情になるエストレラ。
そんな彼女の頭をセリナはぽんぽんと撫でると、また何か思い出したら話してあげると約束するのでした。
そうして、やっと3人は食事にありつきます。

様子のおかしいニョロ

何皿も肉を食べるエストレラを見て、セリナは彼女の食欲に驚きを隠せません。
無理する必要はない、と心配そうにセリナは言いますが、エストレラはまだ大丈夫だと言って食べ続けました。
そんなに食べたいのであれば、侍従に言って欲しいものを持ってこさせてもいいのだ、とセリナは彼女に言います。
わん
いつも食べ物に釣られてしまうところといい、エストレラは本当に食いしん坊ですね。いくら育ち盛りとはいえ、食べすぎではないでしょうか。
セリナの言葉に満足げなエストレラを見て、皇帝はセリナにも子供の相手ができることに驚きます。
彼女は既に3人の子を持つ母親なので、子供の世話ができるのは当然でした。
しかし皇帝は、特殊な環境で育ってきたエストレラとなると話は別だと思っているようでした。
セリナは、エリアス皇帝のほうも随分変わったように見える、彼に言います。
そんな時、ふと皇帝は、エストレラの袖元から覗いている小さな物体に気が付きます。
それはエストレラが連れているヘビのニョロで、その金色の目を皇帝のほうにじっと向け続けていました。
彼はそのヘビがどこか人間のように感じ、不思議に思うのでした。
そこで彼はエストレラにニョロを貸してほしいと言い、そっと手を伸ばします。
しかし皇帝の手を見た途端、ニョロは牙をむいて威嚇し始めました。
以前彼がニョロを見たときはこのようなことはなかったのに、間違いなく何かが変わったことに彼は気が付くのでした。
わん
皇帝はエストレラに好意的なのにニョロが牙をむくなんて…もしや、フィレオン領に彼女を連れて行こうとしていることに気が付いたのでしょうか。
エストレラは困った表情を浮かべ、ニョロはおじさんのことが嫌いなようだ、と呟きます。
早速おじさんと呼ばれショックを受けるエリアス皇帝。
そんな彼を見てセリナは、そんな表情もできるなんて知らなかった、と噴き出します。
皇帝はこれをどうしてくれるんだ、と彼女に言いますが、
彼女は、自分が望むものは自分で勝ち取る必要があるのでは、と余裕の表情で彼をたしなめました。
彼女にたじたじの様子の皇帝は頭を抱えます。
一方セリナは、皇帝と2人で大事な話があるので、1人で部屋に戻れるかとエストレラに尋ねます。
そうして彼女を見送るセリナは、あとで動物のお友達を連れて自分の部屋に遊びに来てほしい、と言いました。
エストレラはご機嫌な様子で手を振り、食堂を後にするのでした。
彼女が帰ったあと、セリナはついに本題に入ります。
皇帝の便りを受け取りフィレオン領について調べていた彼女は、まだ村人は何も知らないとはいえ、
商人たちの間では様々な噂が出回っていることを明かしました。
そして、彼女は一緒にある人を連れてきたと皇帝に打ち明けます。

『ゴミ捨て場の皇女様』30話の感想・考察

なぜか初対面からセリナに懐いてしまったエストレラ。

皇帝にとってはかなり意外だったようで、完全に2人に置いてけぼりになっています。

セリナは実の子ではないエストレラに優しく接し、自分をお母様と呼ばせようとしました。

しかし、皇帝のことをおじさんと呼ばせるなんて…仮にも一国の皇帝なのに、威厳どころか面目丸つぶれですね!

あんなに溺愛している娘からおじさんと呼ばれてしまった哀れな皇帝には同情しますね。

ところで、セリナは皇后なのに宮殿の外に出て調べ物をしたり、塀を飛び越えてやって来たりと、随分奔放な人物のようです。

皇后が宮殿にいなくて大丈夫なのかと心配になりますが、あんな性格だからエストレラを優しく迎えることができたのかもしれませんね。

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