この記事では『夫婦のスキマ』の14話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
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『夫婦のスキマ』14話のネタバレ
不妊に悩む夫婦
「安心してください、今夜は2人きり」
「誰も見てませんよ・・・」
修哉と姫宮がホテルの部屋で二人きりになっている頃、お風呂から出た透佳は修哉からのラインに気づきました。
”修哉からラインきてた・・・今日はたくさん送ってくるなぁ”
”姫宮さんと2人きりの出張だし・・・私を不安にさせないためなんだろうな・・・”
修哉の気遣いに喜びをかみしめる透佳。
ラインで、”おやすみ。寂しいから早く帰ってきてほし”と、途中まで入力しましたが、恥ずかしくなり結局”おやすみなさい”とだけ入力し返信しました。
送信直後、透佳の携帯に電話がなります。
「お姉ちゃ~ん!!乳首切れて痛いよ~っ!!もう最悪~っ!!」
出ると、それは妹からの電話でした。
出産し授乳がうまくいかないのか、姉に泣きついてきました。
「何回おっぱいあげても泣くし、母乳出てないのかな!?」
「知らないけど。出産したんだってね、おめでとう」と返す透佳。
「相変わらずそっけないなぁ。もっと喜んでよ!!」
透佳の態度にもーっ!と不満げな様子で話す妹。
そんな透佳も妹の変わらない態度に「あんたも変わらないねその性格、子供産んで落ち着くかと思ったのに」と話します。
すると「でもね産んでみて、自分がどれだけ幸運なのか気づけたよ」と言われます。
突然の話に「?」となり「何よ、急に」と問いました。
「だって世間には多いって言うじゃん」
「不妊に悩む夫婦がさ・・・」
その話に、電話口で言葉に詰まる透佳。
妹は話続けます。
「ホラ、私の友達の優ちゃん!」
透佳は「あー、確か3年前に結婚したよね」とその友達を知っている様子でした。
「あんなに仲良さそうだったのに、不妊症だってわかった途端離婚だよ」
「旦那がどうしても子供欲しかったみたいでさ」
結婚式に参列した妹は、その友達がどれだけ幸せかを目の当たりにしています。
「旦那の親も親で、離婚前からもう見合い相手探し始めちゃって・・・ひどいよね」
「”子供が産めない自分には生きてる価値ないのかな”って、優ちゃん寂しそうに笑ってた」
友達の表情を思い出しながら妹は語ります。
「そんなことないって言ったけど・・・」
「妊娠中の私が他に何て言えば・・・」
透佳からの反応がないので不思議に思ったのか「お姉ちゃん?」と呼びかけます。
すると透佳から今の状況の話を打ち明けられます。
「こんな時に言うのもなんだけど・・・その・・・私もできづらいんだよね・・・」
それにしても、不妊症だから離婚となる夫婦もいるんですね。
永遠の愛とはなんなのだろうと問いたくなりました・・。
妹からの言葉
姉から、子供ができづらいと聞き「・・・えっ!?」と驚きます。
「お母さんには言わないでね、私から言うから」と言われ「そうだったんだ・・・」と言葉に詰まりました。
「修哉さんはなんて?」
一番大事な人に報告したかどうかを問われた透佳。
「・・・まだ言ってない」
「ちょっと色々事情があってさ!」と空元気に話す透佳に妹は言いました。
「・・・そっか、じゃあ」「今日言いなよ」
いきなりの話で「えっ」とたじろぐ透佳に「こんなのグズグズしたって何の意味もないし!!」と今日話そうと言い出した妹。
「いやでもこっちにも事情が・・・」と遠回しに今日は無理だということを伝えます。
「お姉ちゃんらしくないなぁっ!!」
「2人の将来のことでしょ!?他に大事な事情ってある!?」
妹のその言葉にはっとし、何も言い返せなくなりました。
透佳が無言のまま考えていると、電話の奥から赤ちゃんの泣き声がします。
「ウンチしちゃった!!ごめん切るね!!」
「わーっ!!もれてるーっ!!お母さんおしりふきとってー!!」と電話口から聞こえ、ガチャっと切れました。
さわがしいな・・・と呆れた様子で電話を見つめる透佳ですが、妹からの言葉を思い出します。
”2人の将来のことでしょ!!他に大事な事情ってある!?”
まさか妹に正論で返される日が来るとはね・・・とフッと笑いながら思いました。
妹の友達が言っていた、”子供が産めない自分には生きてる価値ないのかな”
その言葉は透佳の胸にも刺さっていました。
”本当は私も一瞬でもそんなふうに浮かぶことがあった”
”産めないかもしれないという不安と、周りへの劣等感を抱えながら”
”そこに壁があるような気がしてた”
妊娠や子育てをしている人と自分を比べ、透佳は一人の自分を想像していました。
ですがそこに光をもたらしてくれたのが修哉の存在。
”修哉が私に価値をくれるから”
”修哉と生きて行きたいって思ってるから、今・・・してもいいかな”
”2人の大事な話・・・”
妹に後押しをされ、透佳は決意を新たにします。
さすが透佳の妹といったところでしょうか。
一緒に悩んで一緒に解決できるのが、素敵な夫婦なのかなと感じました。
起きたらそこには・・・
不妊のことを告白する決意を新たにした透佳。
”修哉寝ちゃったし、朝電話してみよう”
そして翌日、修哉に電話をします。
携帯のバイブ音で目が覚める修哉。
「もしもし透佳?おはよ」と寝起きの声で電話に出ます。
「ちょうどよかったよ、今起きようとしてたとこ・・・」
ベッドに腰かけ、部屋を見渡すため後ろを振り返ると、なんと同じベッドに姫宮の姿がありました。
「うわっ!!」と大きな声で驚く修哉。
その声に透佳も「・・・えっ!?」と驚きます。
姫宮の姿に言葉を失う修哉。それもそのはず、姫宮は服を着ていませんでした。
「修哉どうしたの!?大丈夫!?」
「修哉!!修哉!!」
透佳の呼びかけにも反応できず、ただ立ち尽くす修哉だったのです。
どこまでこの二人をぐちゃぐちゃにすれば気が済むんだろう・・。
『夫婦のスキマ』14話の感想・考察
不妊は、男性の影響もありますが、女性の方が責任感じてしまう場合のが多いですよね。
人と比べてしまっても仕方ないかもしれませんが、相手のことを考えると、どうしても透佳や妹の友達のように、価値のない人間って考えちゃいますよね。
でも今回は妹と話すことで、大事なことに気づけたみたいなので、次こそはしっかり報告できるはずです!
問題は姫宮の行動で修哉はどうなるのか!ですね。
穏やかな展開ではなくなってきました。
この問題をどうクリアするのかが、大きな鍵となるのではないでしょうか。
女性の武器を使ってくる人は本当に怖いと思います・・。
ではまた次回を乞うご期待ください!
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