この記事では『影の皇妃』の27話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
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『影の皇妃』27話のネタバレ
リアブリックを撒くエレナ!
ダンスの最中に転んだレンを見て笑うエレナ。
会場に沈黙が流れます。
しかし、レンは怒るかと思いきや平気そうな様子で、本人もそれを意外に思っているようでした。
そして彼は立ち上がると、また会いに来ることを宣言しその場を去ったのでした。
エレナはレンの考えがさっぱり読めませんが、彼が去って行ったのでひとまずよしとします。
加えて、人ごみの向こうからのリアブリックの視線が気になり、彼女はレンの事をこれ以上考えている余裕はなかったのです。
エレナは踵を返すと、リアブリックに背を向けて急いでその場を去ろうとしました。
それを見たリアブリックは急いで彼女を追いかけようとします。
しかし、周りの人々から話しかけられ、彼女は身動きが取れなくなってしまったのでした。
貴族の模範であるマダム・ド・フランローズ
上手くリアブリックを撒いたエレナの元に、貴族の子弟たちが集まってきました。
彼らはまるで口合わせでもしたかのように、彼女がレンをぎゃふんと言わせたことについて称賛し、その美貌や所作について褒め称え始めました。
前の人生では周囲のこのようなお世辞に舞い上がっていたエレナでしたが、今の彼女は、彼らがただ媚びを売ろうとしているだけだと知っています。
それゆえエレナは、そんな彼らを無視して目的地へと直進するのでした。
彼女が探していたのは、ロンド伯爵の妻であるマダム・ド・フランローズ伯爵夫人でした。
彼女はとても優雅の人で、貴族の間で模範とも称される女性でした。
さらに、誠実で非常に礼儀正しく、その優れた貞操観念で社交界で一目置かれる人物なのでした。
彼女の元にやって来たエレナは丁寧に挨拶し、会えた喜びを伝えました。
それに対しマダムも、若くて気品溢れた彼女に会いたかったことを明かします。
互いに互いを褒め合う二人。
そんな中エレナは、彼女に貞操観念について教わりたいと言いました。
一瞬驚いた様子を見せたマダム。
エレナは追い打ちをかけるように、何度も彼女の貞節について言及します。
さらにエレナは彼女に、動かないで欲しいと言ってハンカチを取り出し、彼女に顔を近づけました。
そして、彼女にしか聞こえない声である事を彼女に囁きます。
それは、マダムが実は御者と内通している、というものでした。
彼女の言葉にマダムは顔面蒼白になります。
マダムの知られざる不貞行為!
マダムとロンド伯爵の逸話について帝国内で知らぬ人はいませんでした。
伯爵の戦死の知らせを知り、再婚せず一生喪に服すことを宣言したマダム。
しかし伯爵は戦死しておらず、不自由になった体で数年後彼女と再会するのでした。
そして彼女は今でも、障がいを抱えた夫を献身的に愛す妻として暮らしていました。
それゆえ彼女は多くの人から称賛され、皇室にマダムの称号を与えられるまでに至ったのでした。
しかし実際は、彼女には御者という愛人がいたのです。
この事実は4年後に彼女の侍女によって明らかにされる運命でした。
エレナはその侍女を丸めこむ魂胆だったのです。
彼女の言葉を聞いて震えが止まらないマダム。
それに対し彼女は、こんなことを隠し通せるはずがないとマダムに囁きます。
そして彼女はマダムから体を離すと、近々大公家を訪れるようマダムに言うのでした。
さらにエレナは彼女に、自身の刺繍が施されたハンカチを渡します。
次に会う時にはハンカチの感想が欲しい、と言ってエレナはマダムのもとを去るのでした。
すると、彼女をやっと見つけたリアブリックが駆け寄って来ました。
何か起こらなかったか案じるリアブリックに対し、彼女は何事もなかったと嘘を言います。
安堵した様子のリアブリックは、彼女にもう休んではと言いますが、彼女はこんなに素敵な夜なのだから、もう少し堪能したい、と答えるのでした。
『影の皇妃』27話の感想・考察
レンのお陰でうまくリアブリックを撒くことが出来たエレナ。
レンが来てもエレナが嫌そうにしなかったのはこういうわけだったんですね。
さらに、美談ばかりが広まっているマダム・ド・フランローズの衝撃的な秘密をエレナは利用しようとします。
マダムに利用価値があると考えての事でしょうが、マダムにあれほど警戒されてしまって大丈夫なのかなと思いました。
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