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『子供ができました』61話のネタバレ
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深い眠りの中で・・・
ザブンっと大きな波に吸い込まれているような感覚で身体の重みを感じる姫奈。
車に轢かれた気がするが・・・どうなっている?と深い眠りの中で考えるも、もう少しこのまま眠ろうかなと、姫奈が感じます。
すると、遠くから名前を呼ばれるのを感じ、その声の主が陽平であると気づくのです。
彼が、大丈夫だ、しっかしするように、と声を掛ける声に、少し眠いだけ、大丈夫・・・と答えているものの陽平には届いておらず、彼が謝る声も聞こえてきました。
眠る姫奈に、こんな事になってきっと君は怒っているね、ヨウセイの部屋の壁紙は君が選んだものにしよう、もうオモチャも買わないよ、と彼女に伝えながら謝る陽平。
語りかける陽平に、何か悪いことしなの?壁紙・・・あなたが選んだのは派手だったわ、わかってくれたのね?と答えるも、これもまた彼に届いていないようです。
彼の君がいないと僕はダメだ・・・という声に、パチっと静かに目を覚ました姫奈。
目覚めると、ここはどこなの?と天井を見つめていると人の話し声に姫奈が気付きます。
それは、陽平と病院の院長・長山先生で・・・2人の話し内容から、自分は病院にいるの?と感じる姫奈でした。
のかと思いましたが・・・違ってよかったです!
自分より姫奈を先に!
なかなか目覚めない姫奈の症状を病院の院長・長山先生に理由を尋ねる陽平。
院長は、軽い貧血とショックで一時的に気を失っており、深刻な怪我もなく・・・血圧は低いが他は特に異常がないと答えます。
そして、彼女が目覚める前に君の身体の検査を・・・と医師が提案するも、彼女が先だ、の一点張りの陽平でした。
なぜ、異常がないのに目覚めないと手で顔を覆う彼に、妊娠中のためこれ以上の検査は・・・と院長が答えるのです。
彼の心配する声に、彼の名前を呼び起きたことや心配いらない・・・と言いたいが想像以上に身体が動かず、声が出ない様子の姫奈。
すると、子供より彼女が優先です・・・必要な検査はしてください、と口にする陽平の言葉に、えっ?と驚いた姫奈は少しずつ身体が動き、咳き込みながらか弱い声で彼を呼ぶのでした。
彼女の声にすぐに反応して駆け寄って、名前を呼び大丈夫か?と問いかける陽平。
目を覚まして大丈夫だ、と口にする姫奈の姿に手を両手で握りしめて、ホッとしてため息を吐く陽平は、ありがとう・・・と彼女に伝えます。
陽平の姿を見つめながらも、さっきみたいな事は2度と言わないで・・・ヨウセイが聞いているよ?と彼に言うのでした。
自分の言葉について説明しようとするが、彼の腕の怪我に気づいた姫奈は自分のせいで?と治療は受けたのかと聞きながら涙を流すのです。
大丈夫・・・と口にする陽平だったが、自分の心配はいらないから、きちんと治療を受けるようにと姫奈は頼みます。
一通りの治療を終えて
姫奈が心配で自分の治療を後回しにしていた陽平は、彼女に言われて、仕方なく治療することを決めるのです。
すぐに戻る、と口にする陽平にきちんと治療しないと会いませんよ?と釘を刺して治療を受けるように促した姫奈。
陽平は治療に行く前に、もう1度目覚めたことを彼女に感謝してから、病室を後にします。
彼が出ていくと、疲れた・・・と強い疲労感から再び眠りについた姫奈でした。
治療を終え医師から問題ない、とサインをもらってから姫奈の元へと戻った陽平。
眠る彼女の額に触れると、静かに目を覚ます姫奈の額にキスをするのです。
そして、2人とも問題はないが念の為1日入院する事になったと伝えると、彼女のベットへ横になって2人だと狭いかな?と尋ねる陽平。
それがいいんです、と答える姫奈の側に寄り添いながら、お互いに大丈夫か?と具合を確認し合います。
問題がないと分かち合うと、君に何かあったら生きていけないと口にする彼に、それで泣いていたの?と質問する姫奈。
泣いていた・・・という言葉にピタッと動きが止まる陽平は、言い訳のように状況を説明すると、彼女がそういう事にしましょう、と答えるのです。
さらに、でも壁紙やおもちゃを買わない約束は守ってもらいますよ?と口にする姫奈に驚く陽平。
どうして何も言わなかったの?と聞く彼に、深い水の中にいたような感覚で声が出なかったと姫奈が説明して謝るのでした。
彼女に謝られて、君が謝ることは・・・自分が、と口にする陽平にどちらも悪くないでしょ?2人とも幸い大きな怪我なかったから本当によかったと姫奈が伝えます。
これ以外の選択はない!
お互いの具合を確認し、話をしている中で姫奈があることを彼に聞きます。
それは、自分より子供のほうを優先しないという選択についてでした。
姫奈は、一体どうしてそんなことを?と彼に聞くと、気が動転していたから考えて口にした訳じゃない・・・と口にする陽平。
これに、それでも自分達はヨウセイを幸せにする為に結婚したでしょ?なのになぜ・・・と聞く彼女に、だからこそ君を優先しないといけない、と伝えるのです。
君と僕が幸せじゃないとヨウセイも幸せにはなれない・・・自分の幸せは姫奈がいて初めて成り立っている、また同じ選択を迫られても答えは変わらない、と陽平は言うのでした。
彼の言葉に涙目になりながら、彼に抱きついて感謝の気持ちを伝えながらキスをする2人。
コンコン、と病室のドアが叩かれても聞き間違えと言う陽平だったが・・・再びノックされると、陽平はため息を吐きながら対応します。
何が?と聞く陽平に、綾瀬様が面会を希望していると報告されるも、誰にも会わないとハッキリと口にします。
陽平のハッキリと言い切った態度に、謝罪をしてドアを閉める部下。
面会に来た人は?と誰なのかと質問すると、気にする必要もない人・・・と口にしながら、明らかに機嫌が悪くなった陽平に、そうですか、でもなぜ怒っているの?と姫奈は聞き返しました。
父親が現れたのであれば、彼女も無事ではあるという事ですが今後どうなるのか、と気になります。
姫奈がその事実を知ったら、平常心ではいられないだろう・・・と思います。
怒ってないと状況と違う事を答えると・・・近寄ってきて無言の訴えをする姫奈。
負けたかのように、ため息を吐きながら、高校時代の恩師と答えると・・・なぜ恩師が?と聞く彼女に、それは綾瀬七海の父親だからと陽平が答えるのでした。
えっ?と驚いた表情を見せて、綾瀬七海のお父さん?と聞き返す姫奈でした。
『子供ができました』61話の感想・考察
2人と子供が無事で本当によかったってなりましたが、姫奈の体調は今後本当に変化しないのだろうか・・・と感じます。
特に、綾瀬七海の父親の話を聞いて、陽平は事故に関与したのが彼女だと知ったら冷静でいられるのか、パニックや恐怖で妊娠生活に影響しないのか、と考えます。
すでに、綾瀬七海が過去に不法侵入した時の記憶で恐怖を覚えているだけに、大丈夫なのかと心配になります。
今回の事故で、そんな彼女の不安を陽平は初めて知る事になるのではないでしょうか。
ますます、今後の展開から目が離せない、気になると続きが楽しみですね!
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