教場【34話】ネタバレと感想！

卒業文集の原稿〆切は9月10日。

都築は射撃検定で上級を獲得「した」と、9月14日の内容を書いたのです。

もし上級を獲得できない場合、噓を書いたとして退校処分は必至です。

これは自分を追い込むための最後の手段。

まずは30秒の時間撃ちです。

装弾した銃の重さを実感する都築の得点は45点と上々でした。

しかし次の遅撃ちは苦手なようで、都築は初弾を外してしまいます。

次も外したら終わりというプレッシャーがかかる中、都築は「タックス」という言葉を繰り返して気持ちを落ち着かせるのでした。

射撃検定は終わりました。

どうやら都築は宣言どおり上級を獲得したようです。

鳥羽はさすがだと都築に声をかけると、職質コンテストも優勝すれば総代は決まりだと予想します。

都築は簡単ではないと否定しますが、鳥羽は仲間が総代に選ばれたら嬉しいようです。

湯舟に浸かりながらも、風間を納得させなくてはと考える都築。

何とか射撃検定はクリアしましたが、あの原稿にはまだ続きがあったのです。

職質コンクールでの優勝です。

射撃検定と同様に実現できなければ退校処分になります。

的を狙う射撃と違い、職質の方が正解の導き方が無限大にあるので厄介です。

都築の隣に座る宮坂も職質は不安なようです。

一番の大きな壁とは、風間を相手に職質をすることでした。

しかし宮坂は前向きに捉えます。

現場に出れば相手は選べないからです。

良い結果を出して卒業しようと笑顔で話す宮坂に都築も同意します。

9月18日になりました。

今日は職質コンクールの当日です。

選抜された生徒以外は全員観客で、3教場合わせるとそれなりの人数になります。

早くも緊張する同期を余所に、負けはしないと都築は誓います。

全ては自分を風間に認めさせるため。

都築は義眼の教官に視線を向けるのでした。

まずは予告通りに射撃で上級を獲得した都築。

原稿で書いた「タックス」が本当に気分を落ち着かせる効果を発揮しました。

まさに魔法の言葉です。

鳥羽は都築の総代を期待しますが、射撃場といえば稲辺のアリ事件です。

鳥羽は稲辺の復讐で鼓膜を負傷した場所にもかかわらず、銃を撃てるメンタルの方が凄いと思います。

それにしても都築は四六時中難しい顔をしていますね。

鳥羽や宮坂の方が屈託ありません。

それにしても何故バンがけが2人ではなく単独なのでしょうか？

その辺りの秘密も風間が絡んでいるような気がします。

次回は風間と都築のガチ対決です。

面白そうですね。