龍と苺【74話】ネタバレと感想！

この記事では『龍と苺』の74話のネタバレと感想をお伝えしていきます。

息詰まる熱戦

苺とマリオネットの対局は夜を迎えました。

起死回生の一手を指す苺。

これで明日の一面は決まりだと、報道陣は興奮気味に会社に連絡をします。

しかし局面は五分に戻っただけです。

苺の勝ちパターンのように見えますが、相手はマリオネット。

まだ勝敗の行方は分かりません。

なぜならばマリオネットは守屋の弟子に当たります。

月子は苺が負ける姿が想像できませんでした。

しかし連勝記録はいつかは途切れるもの。

煙草を吸いながら守屋はそう語ります。

師弟の絆

1分将棋で指し続ける苺。

余裕が無い中でも敢えて罠を張ります。

まるで真剣師だと守屋は驚きますが、マリオネットはトラップを見破ります。

何か手を打たなければと、苺とマリオネットはお互いに気が逸ります。

次の一手が▲3一角ならば苺の勝利は確定します。

何かありそうな気がする苺。

しかし最善の手が見つけられませんでした。

今度はマリオネットにのチャンスです。

△7五桂ならば苺は詰むと予想する守屋。

ここは勝負所と判断したマリオネットは、持ち時間を使い切り長考に入ります。

師匠ならばどう指す？

1分将棋に入り残り時間が10秒を切る中、マリオネットは静かに駒を指すのでした。

思考を乱す

マリオネットは△7五桂です。

しかし次の瞬間。

苺が速攻で▲7九銀を指してきたのです。

想定外に驚く解説席とマリオネット。

最後の悪あがきとマリオネットが指せば、苺は秒で折り返します。

ここで守屋は苺が発想を切り替えとた気が付きます。

早指しでマリオネットの考えをする時間を無くしてきたのです。

一手間違えれば全てが終わります。

ギャンブルじみた苺の戦法に、マリオネットの考えは雑になっていきます。

盤上の乱戦を鎮めるべく固めに入るマリオネット。

苺はマリオネットが1分将棋についてこれないと判断して、受けることなく攻め続けるのでした。

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『龍と苺』74話の感想･考察

無茶にも程がある苺の戦い方。

トラップを仕掛けたり、相手の有利を奪うなどマリオネットへの揺さぶりが激し過ぎます。

アマの苺が一体どこで覚えたのか？

守屋が苺を「勝負師」と例える辺り、妙に納得をします。

一方、平静を保ちながらも、マリオネットの奮起を期待する守屋。

マリオネットも土壇場で思い浮かぶのは守屋でした。

対局前には反目していましたが、根っこの部分では依然として繋がっているようです。