テムパル~アイテムの力~【64話】ネタバレと感想!




この記事では『テムパル~アイテムの力~』64話ネタバレ感想をお伝えしていきます。

全話一覧まとめはこちら
前回 今回 次回⇨
63話 64話 65話
ネタバレはしてほしくない!という方はご覧にならないでくださいね。

初めての司祭ユーザー

町にある教会の純金の装飾にかじりついていたグリードに声を掛けたのは司祭の男性。

なんと転職クエストが難しすぎて、現実でも宗教系の仕事をしていない限り、なれないと言われているため、司祭を職業にするのは不可能。

そう言われているにも関わらず、なんとこのドンパオと名乗る男性は司祭ユーザーだと言います。

 

初めて見る司祭ユーザーにグリードが驚きながらもチーム申請をしている間、ドンパオは何やら怪しげな笑みを浮かべました。

なにか企んでいるようですが、一体何を考えているのか。

 

教皇庁に続く道は聖騎士たちがパトロールをしているため、モンスターは少ないと言われています。

ですが、道を辿っていたグリードとドンパオの前にはなんと190レベルのリザードマンが次々と襲い掛かってきました。

驚くドンパオを後ろに、グリードはただひたすらに剣を振るい、リザードマンを次々に倒します。

 

そんなグリードを見て、ドンパオは2つのことに気が付きました。

それはグリードはただの低レベルユーザーではなく、特殊アイテムを数々持つテムパルであるということ。

そして、討伐報酬がリーダー分配になっており、配分に偏りがあること。

 

報酬の件について、もちろん一瞬の隙をついてグリードに進言しましたが、目の前にはまた襲い掛かってくるモンスターたちの山。

もしも共倒れになったらもったいないからと言われて、結局そのままの報酬配分のまま、またモンスターの相手をすることになりました。

わん
なにかを企んでいるドンパオですが、グリードを前にペースを握られていますね。ですが、またグリード、トラブルに巻き込まれそうです。

洞窟の奥にいるもの

なんとかモンスターの山を倒し終わったのはその日の夕方。

近くにあった洞窟に逃げ込んだ2人ですが、もう体力の限界だというドンパオのために、今日はここで休むことにしました。

今日中に教皇庁まで行こうと思っていたグリードがとりあえずマントを解除したその時、システムガイドが立ち上がります。

 

マリーローズ

見慣れないモンスターの名前とともにすべての魔法そしてスキルが使えなくなるというアナウンスでした。

 

慌てるグリード、ですがドンパオは問題ないといいますが、それは嘘でした。

洞窟の奥から現れたのはマリーローズ、ではなく動きやすそうな服装で身を固めたアサシン職のユーザーが3人。

全員がランク15位以上のハイレベルユーザーのようです。

 

そんなアサシンたちは遅かったなとドンパオに声を掛けるとすみませんと謝ったドンパオはにやりと汚く笑います。

 

命が惜しければ、装備と金をすべて置いていけ

 

そうドンパオはアサシンたちと手を組んで強盗を働いていたのです。

ですが、司祭がこのようなことをしていればその職業ランクが下がる原因になるはずだとグリードは騒ぎますが、ドンパオは得意気に笑って見せました。

 

厳格な規範を守るのはクエスト期間だけで十分。

それ以外の期間はなにをしていてもよく、祈りさえ捧げていれば神聖力は上げることができます。

この事実は司祭ユーザーが少なすぎるために、知られていなかったのです。

 

モンスターの次に襲い掛かってきたのはハイランクのアサシン3人。

ですが、グリードは慌てません。

ハイランクのユーザーとの戦いは十分トゥーンのときに痛い目を見ていますが、アサシンとの戦いもまた何度も見てきました。

 

フェイカーと比べればこんな男たち雑魚にしか見えない。

仮面とマント、そして剣を取り出したグリードはアサシンたちに向け、剣を振るいました。

 

吹っ飛ばされるアサシンたちはグリードがあのサイコパス虐殺者だと気が付くなり、煙幕を放ちます。

これまで幾度もこうして多くのユーザーたちを襲ってきたのでしょう。

完璧な連携で3人はグリードに襲い掛かります、ですが

 

まったく俺を獲物に狙うなんて、間違ってたな

 

これまで何度も修羅場をくぐり抜けてきたグリードにとってこんなアサシンたち敵ではありません。

封じられているはずのスキルを使い、一瞬でアサシンたちを吹っ飛ばしたグリードを隠れてみていたドンパオはその場に座り込みます。

そして、歩み寄ってきたグリードに頭を下げ、許しを請いました。

 

ここに来るまでの戦いで得たアイテムをすべて寄越せ。

それですべてが許されるなら安い物だとドンパオが喜んだのもつかの間、その体が崩れ落ちました。

にゃあ
やっぱりグリードにはアサシンごとき敵ではありませんでしたね。ですが、なぜドンパオは倒れてしまったのでしょうか?

ヴァンパイア公爵

あぁ、ありがたい。目覚めの食事まで用意されているなんて

 

そんな怪しい声とともに現れたのは頭に大きな角の生えた妖艶な女性。

システムアナウンスは彼女をヴァンパイア公爵、マリーローズだと告げます。

 

封印されているはずのマリーローズ。

なぜ目覚めたのかと問えば、その答えはグリードの肩に羽織られているマントでした。

 

元はマラクサスが持ち主であったこのマントには儀式のために生贄となる乙女たちの地をこのマントに吸い込ませていました。

その匂いに惹かれて、マリーローズは目を覚ましたのです。

 

ブラハムのことを知っている様子のマリーローズから圧倒的な強者のオーラを感じるグリード。

さすがにこの女には勝てないと決め込んだグリードは目覚めさせた礼に、逃がしてくれと高飛車に言いつけました。

すると笑いだしたマリーローズは偉そうなその物言いを気に入ったのか、今日のところは許してあげると言って、姿を消しました。

わん
新たに現れた新敵マリーローズ。これはまた強敵ですね!




『テムパル~アイテムの力~』64話の感想・考察

新たな敵が登場した64話となりましたね!

まず気になるのはドンパオの件ですが、なんだかマリーローズが目覚めるための道具にされている感じでしたね。

もしかしたら封印されながらもドンパオたちを魅了して、目覚めるための用意をさせていたのでしょうか?

ですが、次の相手はこれまで以上に強敵になりそうですね・・・

一体マリーローズを相手にどう戦っていくのでしょうか?65話からも目が離せませんね!

全話一覧まとめはこちら
前回 今回 次回⇨
63話 64話 65話