テムパル～アイテムの力～【96話】ネタバレと感想！

この記事では『テムパル～アイテムの力～』の96話のネタバレと感想をお伝えしていきます。

大会概況

国家対抗戦の2日目が終了しました。
これで3分の1が終了したことになります。
今の状況は正直日本にとって最悪です。

開催国としてのメリットは特にありませんでした。
そのせいか、2日目に行われた「的当て」「攻城戦」「宝探し」の三種目
結果は「的当て」こそ1位になりましたが、
「攻城戦」と「宝探し」は最下位になってしまいました。

広いフィールドでの戦闘を得意にするユラももちろん参加しました。
しかし、チームを組んだメンバーのせいで結果は奮いません。

ただ、話題は暗い物ばかりではありません。
もちろん明るい話題もあります。
それは暗い話題ばかりの日本に突如現れた選手。

「ファグマの末裔」そう、グリードのことです。

高らかにヒューレントを30秒でノックダウンすると宣言したグリード。
彼の存在は一気に有名になりました。
何といっても相手は世界ランク8位ですから、当然です。

グリードの実力が気になる記者たちを置いて、無理矢理会見を終わらせたユラ。
彼女は後ろを気にする巧を連れて、会見会場を離れます。

当初、ユラは無理矢理巧を国家対抗戦に出場させました。
しかし、そのおかげ「攻城戦」「宝探し」でなかなか暗いムードが漂っていた日本チーム。
そこに明るい話題を持ち込んでくれたのです。

礼を言っても言い切れない。
そんなユラに巧は気にするなと笑いました。
あれだけどうどうと宣言をしたのですから、意外に巧は人前に立つのがすきだったようです。
この状況を楽しんでいる巧はにっこりと笑うと日本選手の控室に入りました。

入るなり、他の日本チームのメンバーが頭を下げてきて、ユラと話し始めてしまいました。
彼らはユラの足を引っ張ってしまったと思っており、
ユラは彼らを上手く引っ張ることが出来なかったと思っていたからです。

ちょっと置いてけぼりにされたグリード。
話を終えた日本チームのメンバーに声を掛けられたところで部屋のドアが開きました。

扉が開いたそこにいたのは
見慣れない3人の人物

ご本人登場！

長い髪の女性が突然巧に抱き着いてきます。
そして、その後ろでは短い金髪の大男と後ろで髪を括った男が笑っていました。

こんな友人、巧にはいません。

突然抱き着いてきた美女に巧は目を白黒させます。
一体誰だと頭をフル回転させる巧。
そこに後ろから興奮した様子の日本人チームのメンバーの声が聞こえます。

ブラジルのジシェカ！
イギリスのレガス！
スペインのフォン！

聞えてきた名前にようやく彼らが誰だか分かった巧は驚きました。
まさかジシェカ本人がここまで美人だと思わなかったのです。
あまり女性に慣れていない巧がジシェカに驚いている頃

ジシェカはちらりとユラのほうを見ました。
その視線に気が付いたユラがジシェカの方を見ると
なんとジシェカはべーっと舌を出したのです。

その態度にイラっとユラのこめかみに血管が浮かびます。
バチバチ女性の視線が絡み合いました。

夕食

その日の夕方、そろそろ帰ろうと話しているユラと話している巧。
その後ろにはなぜかついて来ている3人の姿がありました。

どうやら3人とも日本を観光したいようです。
しかし、彼らは英語で話していて、巧にはなにを言っているかわかりません。
困り果てた巧。
そんな巧を見たユラは仕方ないと言わんばかりに溜息を吐きました。

なんとユラはそのまま3人と巧を連れて車に乗り込むとレストランへと車を走らせたのです。

そうしてやってきたのは和食を出すレストラン。
フォンもレガスも食事に満足そうです。
しかし、ジシェカは1人不満そうです。

ある程度お酒も回ってきて、真っ赤な顔でジシェカは叫びます。
なんでこの女がいるんだ！お前たちももう帰れ！
どうやらジシェカはグリードと2人で過ごしたいようです。

ですが、ユラは8ヶ国語を操ります。
彼女がいなければレガスたちはグリードと上手く話すことが出来ません。
それにせっかく日本で出会ったのですからこの縁を大事にしよう。
そう言ってフォンはまた盃を傾けました。

まぁ、隣にグリードがいるのは事実です。
それならいっかと気分を変えたジシェカはグリードの口元に食事を運びます
元々国家対抗戦に参加したのは現実でグリードに会うためでした。
それを伝えますが、

通訳のユラは正反対の意味を伝えます。
日本が気に入らない、国家対抗戦が無ければ来ることもない。
日本に移住しようかとまで言っているジシェカの思いとは全く違います。

残念ながらジシェカも少しだけ日本語がわかります。
おかしな翻訳をしたユラにジシェカは噛みつきました。
もちろんユラも負けていません。

喧々囂々、グリードを真ん中に挟んで喧嘩を始めた2人。
グリードは向かいに座っているはずのレガスに助けを求めますが、そこに姿はありません。
ちらりと視線を横に向けると床に横たわっているレガスが

腹いっぱいに食事をしたせいで眠っているようです。
レガスがダメならフォンだ！と視線をフォンのほうに向けますが、またもやいません。
フォンの姿は隣の席に居ました。
なんと別のテーブルにいる女性を口説いているのです。

まったく、仕方がない。
そーっとそこを抜け出したグリードはトイレへと逃げ込みました。

友達

サクリファイスを始めて、グリードの人生は180度変わりました。
友達が1人もいなかったのに、こんな風に食事をしながら騒ぐようになったのです。
大変だけれども充実した感触

それを噛み締めたグリードは緩む頬をなんとかごまかして席に戻ります。

戻った席にいたのは酔いつぶれたジシェカとユラ
フォンとレガスの姿がありません。
彼らを探していると店員が2人とも店を出て行ってしまったと言います。

取り残されたジシェカとユラを見て、頭を抱えます。
もちろん女性2人をこのままにしておくわけにはいきません。
仕方なく、グリードは最終手段を取ることにしました。

その最終手段とは

グリードのベッドで抱き合うようにして眠るユラとジシェカ
彼女たちを見て、グリードの家族は顔を赤くするやら声を上げるやら大騒ぎです。
そう、なんとグリードは彼女たちを自宅へと連れ帰ったのでした。

なんとかタクシーに乗せて、2人をベッドに放り込んだグリード。
騒いでいる家族に溜息を吐きます。
しかし、友達もいなかったグリードが突然こんな美女を2人も連れてくるなんて
騒ぐ以外ありません。
しかも妹はなにかトラブルに巻き込まれているんじゃないかとさえ思い込んでいます。

翌朝、目を覚ましたユラとジシェカには朝食が振舞われました。
恥ずかしいところを見せて恐縮しているユラとなぜか堂々としているジシェカ
2人が座る食卓の前に置かれたテレビが今日の対抗戦の様子を映し出します。

1人の選手が出場できるのは3種目まで
今日は「製作競技」が行われますが、グリードはその制限のせいで出ることが出来ません。
それを残念がるアナウンサーが映った後、画面はヒューレントへと変わりました。

グリードが例の「30秒KO」を宣言した後のヒューレントのインタビュー映像です。
ヒューレントに挑発に乗っている様子はありません。
それどころか、「30秒KO」の発言はグリードの若気の至りと笑う余裕さえあります。

その理由はヒューレントの持つオーラの多様性にあります。
グリードが持つ大量の高性能装備を持ってしても敵わないだけの理由があります。

画面の中のヒューレントは相手が自分より下だと笑います。
それはまだ明かしていない隠し玉があるから
しかし、それはグリードもまた、同じなのです。

にやりと笑うヒューレントとグリード
彼らがぶつかるのは5日目のPvsPです。

『テムパル～アイテムの力～』96話の感想･考察

これからが楽しみになる96話でしたね！
日本の成績は「的当て」以外は散々な結果になってしまいましたが、
これからの競技が楽しみになりますね。
そして、今回面白かったのはゲームの中とはちょっと違うメンバーの様子です。
真面目でリーダーシップたっぷりのジシェカはグリードにぞっこんですし、
高嶺の花と言った印象のユラもまたグリードに想いを寄せているようです。
そして、武道一辺倒で誠実そうなレガスは酒と食事を堪能して店を飛び出し、
どこか掴みどころのないフォンは隣の席の女性を口説いてしまうナンパ男。
こういう知らない面を見るのも楽しいですよね！
さぁ、これからが楽しみになった96話。
PvsP戦は繰り広げられるのでしょうか？
パブラニウムが出るペット戦も気になりますよね？
いやぁ、96話が待ちきれません！